新しい世界で生きるには
亀裂
「それで続きなんだけど、サクヤのスキルの【瞬間移動】で、研究所を脱出したあと異世界に行こうと思ってるんだ!  異世界に行くには宇宙空間を【瞬間移動】の時に必ず通ると思うんだ。その時に異常気象や異常空間に耐えるために二人に僕のスキル【バリアー】を【付与】スキルで付与するよ!  そして、三人で新天地で暮らすんだ!」
ああああああああ!!!!  レイシー!!!
我は、いえ!  私は貴方に一生掛けてついて行きます!!!  この命は貴方のため!!  全てを貴方に捧げます!!!!
「さて、これからどうしようか?2人とも睡魔はすっかりと吹っ飛んだだろう?
この時間を有効に活用したいね。そうだ!  研究所の大事な部分に入ってみないかい!?」
「もちろんである!  レイシーの言葉を否定するなんてできるはずも無い!  そうであろう!  サクヤよ!」
「もちろんなのです!  レイシーの言葉は絶対なのです!」
「ふふっ、面白い。。
それじゃ、僕が未来視で研究者の動向を探りながら進もうか!」
「「はい!(である!)(なのです!)」」
あぁ、みんなで探検。これ程心躍ることがあったであろうか。いや、これからみんなで暮らすのだ。こんなことは日常茶飯事になるのであろう。楽しみである。
そんなことを思いながらレイシーの後をヤトとサクヤは付いていった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
研究所の大切な場所とやらの道のりはレイシーの【未来視】で研究者の目を逃れ、さらに時間的に警備が多いかと思いきや手薄になっており、遭遇すること無く入れた。
部屋に入ると、誰か居ると思ったがそれは杞憂だったようだ。研究者の気配は一切なく、静かなものだった。
「実はね、この【バリアー】は気配遮断と透明化する効果があるんだ!  だからバレないから安心してね!」
「流石なのです!」
「それは凄いのであるな」
なんで今更言うんだ?  と考えることもなく
レイシーは流石だな。としか出てこなかった。
このあとみんなで研究所を探っていたが、小一時間経つも特に何かが見つかる訳でもなく、ヤト達はレイシーに呼び止められた。
「そろそろ終わりにしようか!  これは二人への選別だよ!  これは異世界についてから二年……いや三年にしようかな。えいっ!  この封筒に三年後開けられるように【バリアー】を施したよ!  三年後を楽しみにしてね!」
レイシーはヤト達に封筒を二枚見せてから、【バリアー】で三年間封印したらしい。
らしいというのも、見た感じ何も変わっていなかったからだ。
そのまま封印された封筒をヤトとサクヤに渡した。
「【バリアー】はそんなの事もできるのであるか!!」
「凄いのです!  レイシー流石なのです!」
「ふふふっ。。さぁ、ここを脱出しようか!」
そう言ってヤト達はここを脱出する事にした。
帰路も同じく、レイシーの【未来視】を使い研究者の目を盗みつつ歩いていった。
その道中はずっと他愛もない話を駄弁っていた。
だが、それは出口(ゴール)を目の前にして突然終わってしまった。
「な!?何故だ!?!?何故ここに研究者が居る!?僕の【未来視】じゃ、こんな事は有り得なかった!!!」
「な!?お前達は大部屋のガキどもか!?!?何故こんなところにいやがる!!!お仕置きをしてやらねぇとなぁ!!!!」
我とサクヤはポカーンと前の現実を受け止めきれずに眺めていた。
だがレイシーの声で目が覚めた。
「くっ、サクヤ!  ヤト!!  君たちは行け!!  ここは僕が引き留める!!!  これは僕が巻き込んでしまったことだ!!!  君たちには怪我をして欲くない! だからお願いだ!!  早く行ってくれ!!!」
「なっ!?!?  何を言っているのだ!!  レイシーが居なければ我らは何も楽しくないのである!!!  レイシーそんな奴は放って置けばいいのである!!!  早くこっちに来て我らの手を掴むのである!!」
「ダメだ!  こいつらはハンドガンっていう武器を持っている!  遠距離武器だ!【バリアー】なんかすぐに破壊されて殺されてしまう!!  お願いだ!早く行ってくれ!!!  頼む!!!!  {バァンッ!}……{ガギィィィン!!}……うッ!?!?」
「れ、レイシー!!!!」
レイシーが頼むと言った瞬間レイシーに無慈悲な弾が打ち込まれた。そして【バリアー】も砕け散った。レイシーの腿から赤い何かが垂れていき、段々水溜りのようなものを作っていこうとしているのがわかった。出血多量で死ぬのも時間の問題だろう。
「なんなんだこの大部屋のガキ共!  お前らは大人しく戻ってやがれ!!!  ただ、こいつの腿を撃ち抜いただけでうるせぇんだよ!!!  さっさと戻れ!!」
「聴いちゃダメだ!!!  早く行くんだ!  君が頼りだ!  サクヤ!  早く……早くヤトを連れて行くんだ!!」
その瞬間サクヤはヤトの手を握った。
これから瞬間移動で逃げるために。
「な、何をするのであるか!!!  サクヤ!  お主はこの状況を分かっているのであるか!  レイシーが死にそうなのであるぞ!!!  まさか見捨てるとは言うまいな!!!?!?!?」
ヤトは大声で怒鳴り散らし、サクヤに握られた手を力強く振り払った。
「ヤトは何も分かっちゃいないのです!  私たちじゃ手を合わせても能力を使いこなせない今、私たちは研究者に勝てないのです!!  それが分かっているからレイシーは私たちを先に行くように言ってるのです!!」
そんな事は分かっている……分かっているからこそ嫌なんだ。レイシーと別れるなんていやだ。レイシーが居なきゃ意味が無い。
「だからってレイシーを見捨てていい訳にはならないだろう!!」
「私だってレイシーが居なくなるのは嫌なのです!!!!  一緒にいたいって思ってるに決まってるのです!!!  バカなのですか!?!?  私たちはレイシーの親友で、レイシーの親友は私たちなのですよ!?!?!?  それを自分だけがそう考えていて私はそう思っていないとでも思ったのですか!?!?  私は親友として足りませんでしたか!?  信用できませんでしたか!?!?!?」
サクヤは叫んでいた。この時我はサクヤの事を考えずに先走って喋っていたのを『少し』後悔した。
「そんな綺麗事言ったってサクヤは結局レイシーを見殺しにする事を選んでいるではないか!?……{バァンッ!}……ッ!!!!!」
銃声が聞こえた瞬間ガァァッ!?!?  と悲鳴が聞こえた。
そこにはもう片方の腿を撃ち抜かれたレイシーが倒れていた。
「「レイシー!!!」」
「ごちゃごちゃうるせぇって言ってるのが聞こえねぇのかよ!!!!  このクソガキィィ!!!  手間を取らせるなぁ!!!!」
研究者は怒っていたがまるで理解できなかった。
怒りたいのはこっちの方なのに……お前さえいなければこんなことにはならなかったのに。
「僕は大丈夫だと言ってるだろうが!!!  早く行け!!!  ヤト!!!  サクヤ!!!!  心配するなぁ!!!」
レイシーが怒号を上げヤト達に命令した。そう言えばレイシーが怒ったのは初めてだった気がする。
「だからって!  そんなこと言ったってレイシーは満身創痍である!!  助けなければ!!」
ヤトは取り憑かれたようにレイシーの心配をしていた。。心配で脳が支配されていた。
「分かったのです。レイシー、ありがとうなのです。その願いちゃんと叶えるのです。」
そう言った瞬間サクヤに手を握られ、心の根ではサクヤを信用していたのか自然と【共有】スキルが発動した。
「なっ!??  ふざけるなっ!!!!!  許さないぞ!!!!!  サクヤァァ!!!!」
その瞬間ヤト達はこの世界から消え失せた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ぐちゃり。
背後でそんな音が聞こえた。ここは研究所入り口前。
「ふふふふふふふ。ふはははははははっ。フハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!」
壊れ、狂ったような笑い方が何も無い森の中、響いていた。森から木霊が聞こえてくる。
背後には肉塊になった研究者が居た。
上から潰されたように。
まるで芸術作品として展示されていてもおかしくないだろう。
「ああぁ、2人とも最高だ!  傑作だ!  この世界はハズレと思ったがこれは最高だ!!!  あぁ、一体どんなストーリーを俺に見せてくれるのだい?」
レイシーは口角を釣り上げながら
誰も居ないのにそんな問いかけをしていた。
元から返事なんて求めていないからだ。
「それにしても最後の憎しみの言葉。思い出すだけで、笑いが止まらないよ。ふふふっ。
『なっ!??ふざけるなっ!!!!!許さないぞ!!!!サクヤァァ!!!!』
だっけ?  ふふふっ。まったく、笑わせてくれる。
そんなに俺のスキル【偽り】と【芝居】の併用は効いてくれたのかな?  血の量失敗したと思ったんだけどな。いや、【操作】スキルで精神を操作したからかな?  
まぁ、いいや。
あー、そういや俺は女には優しいからサクヤの精神を操作弱めたんだっけ?  まぁ、その分ヤトには負担してもらったけどね。
まぁ、時期に色々な記憶は消してあげて、その消した記憶が戻ると精神操作も消えるように設定してあるし。
俺ってば優しいなぁ……。
今回のお芝居【バリアー】の強度調整は神がかっていたよ。流石に俺だな!
このお遊戯は何処まで続くのかな?
あぁ、そうだ。それにしてもサクヤあいつは驚いた。まさか【鑑定】スキルがしかも最上位のスキルを持っているなんてな。
折角、阻害の指輪付けたのにバレたかとヒヤヒヤしたよ。しかし阻害が表示されるなんて羨ましいなー。
まぁ、記憶弄ったから問題ないだろうけどね。
さて、こんな無駄話をしてないで【ワープゲート『付着型』】で後を追いかけようかなー。
ワープゲートはヤトに付けておいたし、荷物は【アイテムボックス】に仕舞ってるし。あ、【透明化】と【気配殺し】もつけなきゃね。これが無いとすべて破綻しちゃうよー。
あーあ、年になると独り言が多くなって嫌になるなー。それじゃ、この世界!  さらばっ!」
そう言ってレイシーはワープをし、ヤトとサクヤの後を追いかけた。
ああああああああ!!!!  レイシー!!!
我は、いえ!  私は貴方に一生掛けてついて行きます!!!  この命は貴方のため!!  全てを貴方に捧げます!!!!
「さて、これからどうしようか?2人とも睡魔はすっかりと吹っ飛んだだろう?
この時間を有効に活用したいね。そうだ!  研究所の大事な部分に入ってみないかい!?」
「もちろんである!  レイシーの言葉を否定するなんてできるはずも無い!  そうであろう!  サクヤよ!」
「もちろんなのです!  レイシーの言葉は絶対なのです!」
「ふふっ、面白い。。
それじゃ、僕が未来視で研究者の動向を探りながら進もうか!」
「「はい!(である!)(なのです!)」」
あぁ、みんなで探検。これ程心躍ることがあったであろうか。いや、これからみんなで暮らすのだ。こんなことは日常茶飯事になるのであろう。楽しみである。
そんなことを思いながらレイシーの後をヤトとサクヤは付いていった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
研究所の大切な場所とやらの道のりはレイシーの【未来視】で研究者の目を逃れ、さらに時間的に警備が多いかと思いきや手薄になっており、遭遇すること無く入れた。
部屋に入ると、誰か居ると思ったがそれは杞憂だったようだ。研究者の気配は一切なく、静かなものだった。
「実はね、この【バリアー】は気配遮断と透明化する効果があるんだ!  だからバレないから安心してね!」
「流石なのです!」
「それは凄いのであるな」
なんで今更言うんだ?  と考えることもなく
レイシーは流石だな。としか出てこなかった。
このあとみんなで研究所を探っていたが、小一時間経つも特に何かが見つかる訳でもなく、ヤト達はレイシーに呼び止められた。
「そろそろ終わりにしようか!  これは二人への選別だよ!  これは異世界についてから二年……いや三年にしようかな。えいっ!  この封筒に三年後開けられるように【バリアー】を施したよ!  三年後を楽しみにしてね!」
レイシーはヤト達に封筒を二枚見せてから、【バリアー】で三年間封印したらしい。
らしいというのも、見た感じ何も変わっていなかったからだ。
そのまま封印された封筒をヤトとサクヤに渡した。
「【バリアー】はそんなの事もできるのであるか!!」
「凄いのです!  レイシー流石なのです!」
「ふふふっ。。さぁ、ここを脱出しようか!」
そう言ってヤト達はここを脱出する事にした。
帰路も同じく、レイシーの【未来視】を使い研究者の目を盗みつつ歩いていった。
その道中はずっと他愛もない話を駄弁っていた。
だが、それは出口(ゴール)を目の前にして突然終わってしまった。
「な!?何故だ!?!?何故ここに研究者が居る!?僕の【未来視】じゃ、こんな事は有り得なかった!!!」
「な!?お前達は大部屋のガキどもか!?!?何故こんなところにいやがる!!!お仕置きをしてやらねぇとなぁ!!!!」
我とサクヤはポカーンと前の現実を受け止めきれずに眺めていた。
だがレイシーの声で目が覚めた。
「くっ、サクヤ!  ヤト!!  君たちは行け!!  ここは僕が引き留める!!!  これは僕が巻き込んでしまったことだ!!!  君たちには怪我をして欲くない! だからお願いだ!!  早く行ってくれ!!!」
「なっ!?!?  何を言っているのだ!!  レイシーが居なければ我らは何も楽しくないのである!!!  レイシーそんな奴は放って置けばいいのである!!!  早くこっちに来て我らの手を掴むのである!!」
「ダメだ!  こいつらはハンドガンっていう武器を持っている!  遠距離武器だ!【バリアー】なんかすぐに破壊されて殺されてしまう!!  お願いだ!早く行ってくれ!!!  頼む!!!!  {バァンッ!}……{ガギィィィン!!}……うッ!?!?」
「れ、レイシー!!!!」
レイシーが頼むと言った瞬間レイシーに無慈悲な弾が打ち込まれた。そして【バリアー】も砕け散った。レイシーの腿から赤い何かが垂れていき、段々水溜りのようなものを作っていこうとしているのがわかった。出血多量で死ぬのも時間の問題だろう。
「なんなんだこの大部屋のガキ共!  お前らは大人しく戻ってやがれ!!!  ただ、こいつの腿を撃ち抜いただけでうるせぇんだよ!!!  さっさと戻れ!!」
「聴いちゃダメだ!!!  早く行くんだ!  君が頼りだ!  サクヤ!  早く……早くヤトを連れて行くんだ!!」
その瞬間サクヤはヤトの手を握った。
これから瞬間移動で逃げるために。
「な、何をするのであるか!!!  サクヤ!  お主はこの状況を分かっているのであるか!  レイシーが死にそうなのであるぞ!!!  まさか見捨てるとは言うまいな!!!?!?!?」
ヤトは大声で怒鳴り散らし、サクヤに握られた手を力強く振り払った。
「ヤトは何も分かっちゃいないのです!  私たちじゃ手を合わせても能力を使いこなせない今、私たちは研究者に勝てないのです!!  それが分かっているからレイシーは私たちを先に行くように言ってるのです!!」
そんな事は分かっている……分かっているからこそ嫌なんだ。レイシーと別れるなんていやだ。レイシーが居なきゃ意味が無い。
「だからってレイシーを見捨てていい訳にはならないだろう!!」
「私だってレイシーが居なくなるのは嫌なのです!!!!  一緒にいたいって思ってるに決まってるのです!!!  バカなのですか!?!?  私たちはレイシーの親友で、レイシーの親友は私たちなのですよ!?!?!?  それを自分だけがそう考えていて私はそう思っていないとでも思ったのですか!?!?  私は親友として足りませんでしたか!?  信用できませんでしたか!?!?!?」
サクヤは叫んでいた。この時我はサクヤの事を考えずに先走って喋っていたのを『少し』後悔した。
「そんな綺麗事言ったってサクヤは結局レイシーを見殺しにする事を選んでいるではないか!?……{バァンッ!}……ッ!!!!!」
銃声が聞こえた瞬間ガァァッ!?!?  と悲鳴が聞こえた。
そこにはもう片方の腿を撃ち抜かれたレイシーが倒れていた。
「「レイシー!!!」」
「ごちゃごちゃうるせぇって言ってるのが聞こえねぇのかよ!!!!  このクソガキィィ!!!  手間を取らせるなぁ!!!!」
研究者は怒っていたがまるで理解できなかった。
怒りたいのはこっちの方なのに……お前さえいなければこんなことにはならなかったのに。
「僕は大丈夫だと言ってるだろうが!!!  早く行け!!!  ヤト!!!  サクヤ!!!!  心配するなぁ!!!」
レイシーが怒号を上げヤト達に命令した。そう言えばレイシーが怒ったのは初めてだった気がする。
「だからって!  そんなこと言ったってレイシーは満身創痍である!!  助けなければ!!」
ヤトは取り憑かれたようにレイシーの心配をしていた。。心配で脳が支配されていた。
「分かったのです。レイシー、ありがとうなのです。その願いちゃんと叶えるのです。」
そう言った瞬間サクヤに手を握られ、心の根ではサクヤを信用していたのか自然と【共有】スキルが発動した。
「なっ!??  ふざけるなっ!!!!!  許さないぞ!!!!!  サクヤァァ!!!!」
その瞬間ヤト達はこの世界から消え失せた。
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ぐちゃり。
背後でそんな音が聞こえた。ここは研究所入り口前。
「ふふふふふふふ。ふはははははははっ。フハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!」
壊れ、狂ったような笑い方が何も無い森の中、響いていた。森から木霊が聞こえてくる。
背後には肉塊になった研究者が居た。
上から潰されたように。
まるで芸術作品として展示されていてもおかしくないだろう。
「ああぁ、2人とも最高だ!  傑作だ!  この世界はハズレと思ったがこれは最高だ!!!  あぁ、一体どんなストーリーを俺に見せてくれるのだい?」
レイシーは口角を釣り上げながら
誰も居ないのにそんな問いかけをしていた。
元から返事なんて求めていないからだ。
「それにしても最後の憎しみの言葉。思い出すだけで、笑いが止まらないよ。ふふふっ。
『なっ!??ふざけるなっ!!!!!許さないぞ!!!!サクヤァァ!!!!』
だっけ?  ふふふっ。まったく、笑わせてくれる。
そんなに俺のスキル【偽り】と【芝居】の併用は効いてくれたのかな?  血の量失敗したと思ったんだけどな。いや、【操作】スキルで精神を操作したからかな?  
まぁ、いいや。
あー、そういや俺は女には優しいからサクヤの精神を操作弱めたんだっけ?  まぁ、その分ヤトには負担してもらったけどね。
まぁ、時期に色々な記憶は消してあげて、その消した記憶が戻ると精神操作も消えるように設定してあるし。
俺ってば優しいなぁ……。
今回のお芝居【バリアー】の強度調整は神がかっていたよ。流石に俺だな!
このお遊戯は何処まで続くのかな?
あぁ、そうだ。それにしてもサクヤあいつは驚いた。まさか【鑑定】スキルがしかも最上位のスキルを持っているなんてな。
折角、阻害の指輪付けたのにバレたかとヒヤヒヤしたよ。しかし阻害が表示されるなんて羨ましいなー。
まぁ、記憶弄ったから問題ないだろうけどね。
さて、こんな無駄話をしてないで【ワープゲート『付着型』】で後を追いかけようかなー。
ワープゲートはヤトに付けておいたし、荷物は【アイテムボックス】に仕舞ってるし。あ、【透明化】と【気配殺し】もつけなきゃね。これが無いとすべて破綻しちゃうよー。
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