男の娘でも可愛ければいいよね!

煮干

10.正夢?

「とりあえずお前らはそれを取れ。」
「無理だよ健太君。」
「そうです健太様。」
「僕もです。」
何を言ってるんだこいつら...?
「だって僕たちは...」
どうして上着を...!
「なんだそりゃあ!」
嘘だろ!
正真正銘のおっぱいがあるだと!
こいつらは男だ!





「うわぁぁぁぁ!」
夢か...そうだよな、やっぱり男だもんな。
下は大丈夫だな。
なんであんな夢見るんだろ...。
ちょっと可愛いからってあいつらに欲情とかもう正面から顔見れないじゃん。
とりあえず今日は休日だし下の熱(ほとぼり)収まってから朝飯にするか。


「ねぇ健。なんでさっき叫んでたの?もしかして夢精?」
「悪夢見てた。」
「婬夢じゃなくて?」
やっぱり相変わらず母上は変態だ。
病院考えておくか。
「あ、お母さんってさ、お父さんのプロポーズ覚えてる?」
さすがにそれは...
「えーっと確か、貧乳が好きだ!愛してる!よ。」
え?
もしかして夢は本当だった...?
「お父さんって貧乳好きなの?」
「そうよ。ちなみに私のお父さんは巨乳好きよ。」
どうでもいい情報までありがとうお母さん。
まさか正夢?
「そういえば健も巨乳好きよね。」
「はぁ?そんなわけないじゃん。」
「この前掃除したらベットの下にあったわよ。私怨全開で庭で燃やしてやったわ。」
グッとじゃないよ。どんだけ巨乳を恨んでるんだよ。
巨乳に罪はないだろ。
でもいよいよ正夢の可能性濃厚だな。
「あ、そうそう。あなたの正妻の大空君と友達が来るそうよ。」
「友達だよ!何度も言わせないで!」
「なに言ってるの健!あなたみたいなモテないくせに巨乳に幻想抱いてる変態を唯一愛してくれてるのよ!しかも家庭的で私とは大違い!」
すごいよお母さん...今の発言で息子の容姿全否定プラス自分をおとしめるとは。
尊敬したくもないね!
まあ、なんか唯一ではないかもしれないけど言ったらめんどくさいからやめよ。

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