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異世界から帰って来たら、現代でも魔法が発達してた件!

眠り人

第4話 料理回?

俺は雪葉をおんぶしながら歩く。「ねぇ、重く無いの?」「あぁ、寧ろ軽い位だ。」「そう、なら良いんだけど…昔もこうやっておんぶしてくれたよね。」「あぁ、そうだな。あの頃は雪葉が怪我するごとにおんぶして家まで送ったな。でも、急にどうした?」「うん、何か思い出しちゃって。」「そうか。明日だけでも大人しくしとけよ。」「うん。それでさ、明日は大人しくしておくから明後日久しぶりに出かけない?」「和幸達も誘ってか?」「ううん、2人で行きたい。」「良いよ。どこに行きたいんだ?」「えっとね、当日のお楽しみ、って事で。」「うん、分かったよ。」明後日は予定開けとかないとな。俺はそう考えつつ雪葉の家に向かった。雪葉の家に着くと雪葉のお母さんの沙織さんに「ゆっくりして行きなさいよ。」と言われたが、ソフィア達が心配なので、丁重に断って、家に帰った。家に着くとソフィアの第一声が「しゅん〜、お腹空いた〜」だった。「お帰りなさいませ、主人。」「ただいま、アザゼル。」「ねぇ〜、ごーはーんー!」「ソフィア、帰って来たばかりの人にお帰りの一言も無しにご飯強請るって、どんな神経してるんだ?」「はいはい、お帰り!それよりご飯!お腹空いたの!」「あー、もう分かったから。今から作るから待っておけ。」「わーい!しゅん愛してる〜!」「安い愛だな。」そう返しつつ、俺は夜ご飯の献立を考える。冷蔵庫の中に中華麺があった。中華麺か〜。焼きそばだな。俺は冷蔵庫から中華麺と豚肉、キャベツ、もやし、人参、ソースを取り出す。まずは下ごしらえから。豚肉とキャベツは一口サイズにカット、人参は短冊切りをする。次にフライパンを熱してから油を引き、そこに一口大に切った豚肉を投入。ある程度豚肉に火が通ったら、人参を入れる。しばらくしてからキャベツを入れ、しばらく炒めてからもやしを入れる。全体的に火が通ったら、麺を入れ炒める。最後にソースを入れ全体的にソースが行き渡ったら、完成だ。3人分のお皿に焼きそばを入れて持っていく。「ほい、出来たよ。」「美味しそう!」「主人、これは何という料理ですか?」興味津々だね、アザゼル君。「これは、焼きそばと言う料理で、安い美味い簡単の、三拍子が揃っている。だから、こっちの世界の祭りでは、かなりの確率で焼きそばを出す屋台がある。」あまり出店の無い小さな祭りでも、焼きそば屋があるくらいだからな。俺の高校でも、文化祭で焼きそばを出した。あの時俺は、料理担当だったから、レシピは頭の中にある。ちなみに、中華麺は常に家にある。理由は簡単。ラーメンの替え玉や、焼きそばなどで使え、更には安い。物価の高い日本で、50円程度で売られているからな。ただ欠点は、賞味期限が短いと言う事だ。そこを除けば完璧。まぁ、生麺だから、しょうがないけど。余談なのだが、家に中華麺が無い場合、パスタで代用出来る。やり方は簡単。パスタを重曹入りの水で茹でるだけ。たったそれだけで、パスタが中華麺に変わる。「焼きそば、ですか。それに、この様なきちんとした料理が祭りの出店で出るんですね。主人を見ていて分かっていましたが、こちらの世界の方々は、食事へのこだわりが凄いのですね。」「うーん、どうだろうな?日本は、昔から食事を大事にして来たから食へのこだわりは強いと思うけど、他の国は分からないな。」「そうなのですか。でも、彼方の世界よりは、食事への関心が強いと思いますよ。彼方の世界の祭りの出店では肉を串に刺して焼いただけの物ばかりでしたから。」「そういえばそうだな。あっちでは、料理と言えば、焼きが主流で、後は、茹でるか生か、だったもんな。」異世界の出店の料理と言えば、オークの肉の串焼きや、ブラックホーンの肉の串焼きばかりだった。オーク肉は豚肉に近いが、豚肉より少し硬く、油が少ない。ブラックホーンは、油の少ない牛肉だ。どちらも美味しいのは美味しいのだが、塩味が薄く、いまいち味気無かった。しかも、異世界ではモツが食べられていなかった。モツとは、内臓やタンなどの、ホルモンと呼ばれるものだ。異世界の肉屋曰く、「あんなの生臭くて食べれたものじゃ無い」と言っていたのだが、下処理さえきちんとしていれば、生臭さは無くなり、とても美味しいのだ。俺は、肉屋にそれを教えると、本当か?と疑った顔で見られたので、実演で下処理をした。それを調理して肉屋に食わせると、凄く驚いていた。その肉屋には、下処理のやり方を教えてあげると、早速やっていた。その後肉屋が繁盛した事は言うまでも無いだろう。ちなみに、モツを入れた焼きそばがあったんだが、あれも美味かった。大きな祭りに行くと、何故かあり買ってしまう。「ね〜!早く食べよ!」「あぁ、そうだな。じゃあ、」「「「いただきます。」」」俺は焼きそばを一口食べる。うん、懐かしい。彼方の世界でも麺の様なものはあったが、うどんよりも太く、あまり美味しいものでは無かった。「美味しい!!」ソフィアが手を上げながら言う。「美味しいですね。」アザゼルもそう言う。「美味しいって言ってくれた方が作った側としては嬉しいよ。」「そう言う物なの?」「そう言うもんなの。」ソフィアの喋り方が幼児退行しているが、精霊の魔力が減ったからだ。精霊は魔力で動いていて、人間のお腹と同じく減る。そして、それが減ると精神年齢が下がるらしい。なので、減ると魔力を取り入れなければならないのだが、受肉していると上手く魔力を体内に取り入れられないので、人間と同じくご飯から魔力を作り出しているらしい。一度『叡智之神』に精霊はお腹が減るのか聞いた時にそう説明されたから、間違いは無いはずた。悪魔も同じなのだが、契約悪魔の場合は、契約者から魔力を貰い生きる事が可能だ。アザゼルもそうしている。ただ、アザゼルは食べる事にも興味があり、俺の魔力の他にも、今みたいにご飯を食べる。悪魔にも色々いるのだ。「そう言えば、今日どうだった?」「楽しかったよ!」「はい、色々なものを見れました。ただ、敵意が無いのは分かっているのですが、ジロジロと見られました。」「まぁ、アザゼルはイケメンだからね。」《幻影のペンラント》は人間の様に見せるだけで、ほとんど姿は変わらない。そのため、アザゼルの肌色が人間の様になるが、色白で、角と翼が見えなくなるだけだ。つまり、色白系のイケメン。しかも、それにプラスで黙って入れば可愛いソフィアだ。美兄妹にしか見えないだろう。そんな2人が並んで歩くのだ。見られないわけが無い。「そーだ、しゅん!明日遊園地って言う所に行きたい!」「明日なら良いぞ。」「やったー!」明日は遊園地、明後日は雪葉と出かける。俺にゆっくりする時間は来るのか?

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コメント

  • ノベルバユーザー329772

    更新ってしないんですかね?

    0
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