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異世界から帰って来たら、現代でも魔法が発達してた件!

眠り人

第1話 魔法使いが意外と多かった

朝起きると何かが体の上に乗っていた。だいたい予想は出来ていたが、ソフィアが体の上に乗って寝ている。「おーい、ソフィア起きろ。」「ん…おはよう、しゅん」「おはよう。とりあえず、俺の上から降りようか?」「んー…」ソフィアは寝ぼけ眼を擦りながら、俺の上から降りて行く。俺も体を起こして、台所に向かう。「ソフィア朝は何が食べたい?」「米が食べてみたいです。」「米か……よし、おにぎりにしよう。」俺は、炊飯器に洗った米を入れてスイッチを入れる。そして、《時間魔法》の《時間加速》を使い一瞬で炊き上げる。魔法って、本当に便利だ。「無駄な事に貴重な時間魔法を使うんですね。」「放っておけ。」俺は手を洗い、塩をかけ、炊けたご飯を取り、握る。こう言う時に、苦痛耐性が便利だ。昔なら熱さでまともに握らなかっただろうが、今は余裕で握れる。おにぎりが出来たところで、お皿に盛ってそのお皿を時間停止する。そして、卵を割り、混ぜて、調味料を入れてフライパンを温め、油を引く。そこに溶き卵を入れて卵焼きを作る。余っている方のコンロでは、味噌汁も作る。完成した卵焼きを盛り付けてから包丁で切り、味噌汁も器に入れる。時間停止をしていたおにぎりを時間停止解除をしてから机に持っていく。もちろん、この量を一人で普通に運ぶのは無理なので、浮遊魔法で浮かす。二人分のご飯が乗った卓袱台は、かなりギリギリだった。「そう言えば、しゅん、姿はそのままで良いのですか?」「あっ……」完全に忘れていた。俺は、向こうの世界で6年間生きた姿だ。「仕方ない、《神器  アンゴルモア》」俺は《神器  アンゴルモア》を取り出す。見た目はただの古びた本なのだが、初級魔法から神級魔法まで、魔力を込めるだけで使える便利アイテムだ。それだけではない。この本は、予言書でもある。ただ、今回使うのは、予言ではなく、過去の姿写しだ。なので、もう一つ。「《神器  error of the world》」この神器は型破りな神器で、映された過去まで姿を巻き戻す神器だ。強欲な王が欲しがっていたが、流石に渡さなかった。とりあえず、アンゴルモアで6年前の自分の姿を映す。それを、error of the worldに認識させ、自分の姿を巻き戻す。「これで良し。」「神器の無駄遣い」「うるせぇ!」神器は使われる為にある。せっかくなら使ってやろうじゃないか!「馬鹿な事考えている時の顔」「うぐっ…とりあえず、飯食うぞ。」俺とソフィアは朝食を食べる。食べ終わった食器を洗い、俺は学校の用意をし始める。「学校行くんですか?」「一応な」「正直、学ぶことは無いと思うのですが。」「友達付き合い的なやつだよ。」「わたしには分かりませんね。」「お前は神器だからな。」「それじゃあわたしも用意を……」「ん?何の用意だ?」「だから、学校に行く…」「お前は留守番だぞ?」「どうして?」「お前は入学してないだろ?」「じゃあ入学を…」「出来ねぇよ。」「どうしてですか!?」「まず、戸籍無いだろ?金も無い。」「うぐっ…なら、大人しく待って置きます。」「そうしてくれ。」ソフィアが大人しく待っていてくれるのなら安心だ。念のため監視役を置いて行くけど。「《召喚サモン 契約悪魔  アザゼル》!」そう言うと、目の前に紫色の魔法陣が現れて、中から美男子が出てくる。青みかかった肌に黒寄りの銀髪、その銀髪の中から出ている黒い角、そして背中から生える黒くて大きい翼。俺が契約した《悪魔  アザゼル》だ。魔界ではそこそこの強い悪魔だが、真面目で面倒見の良いお兄さんタイプだ。「アザゼル、これの子守は任せた。」俺はソフィアを指差しながら、アザゼルに命じる。「分かりました、我が主人。」「私の事がそんなに信用出来ないか!!」「当たり前だ。今まで仕出かした事を考えろ。」「反論の余地も御座いません。」ソフィアが見事な土下座をする。ソフィアが今までやらかした事と言えば、知らない町を出歩いて、いつのまにか外に出て魔物に襲われたり、俺の魔力の範囲外に行き、本に戻って数日行方不明になったり、目を離した隙にワイバーンに喧嘩を売り巣に連れていかれたりした。アホの子なのだ。叡智の書なのに。いや、一般常識が欠けているのだろう。「主人、此処は主人の世界でしょうか?」「あぁ、そうだ。と言っても、俺の元いた世界ってだけだがな。」「主人、お許しが得られるのならば、この世界を見て回りたいのですが。よろしいでしょうか?」「あ、それ私も行きたいです。」「んー、まぁ、アザゼルがソフィアの面倒を見てくれるなら良いよ。ただし、《神器  錬金の大釜》《魔具  幻影のペンラント》《翻訳のピアス》」俺が取り出したのは、錬金の大釜と幻影のペンラントだ。錬金の大釜は、その中に物を入れると自動でエネルギーに分解し、そのエネルギーを使い異なる物を作り出す神器だ。幻影のペンラントはその名の通り、幻影で姿を変える物だが、魔力の偽装も出来る。隠蔽系スキルで隠すのでは無く、姿を変化させるので、自然に見える。隠蔽系スキルで隠すと認識が曖昧になり隠蔽系スキルを知っている者に見破られる危険性があるのだ。このペンラントは使用者が魔力が多過ぎると正常に機能しない。アザゼルでギリギリだ。翻訳のピアスの方は穴を開けるタイプでは無く挟むタイプの奴だ。その名の通り、どの様な言語でも理解できる様にしてくれる。ソフィアは叡智の書なので理解出来ない言語は無い。「アザゼルはこのペンラントとピアスをつける事。後、服も用意するからそれを着て言ってね。」アザゼルの服は黒の皮で作られた、何とも厨二病感溢れる服だった。ソフィアの方も真っ白なワンピース一枚で、都会を歩くには違う感がある。なので、錬金の大釜でこちらの世界の服を作る。エネルギーは賢者の石の力でほぼ無限だ。俺は無難に普通の服を出す。それと、此方の世界のお金も錬金の大釜で生み出す。10万円と大金だが、それだけあれば心配無いだろう。「じゃあ、俺は行ってくるから、アザゼル、ソフィアを頼んだよ。」「分かりました、我が主人。ソフィア嬢はこの身に変えても守ります。」俺は神器や魔具を直してから時計に目をやる。残り10分。家から学校まで、普通に歩けば20分かかる。「《縮地》」《縮地》は《空間魔法》の応用で短距離移動に使われる。(この速度なら間に合う。)3分程で学校が見えてくる。(この辺りで切ろう。)俺は《縮地》を止めて歩く。それからさらに4分程で学校に着く。学校の正門に着くと正門に立っていた生徒指導の先生にちらっと見られる。「もう少し早く来い。」「はーい」生返事で返して門を潜る。教室への道は曖昧だったが、《叡智之神》が何とかしてくれている。ホント、何処ぞの叡智の書と違って役に立つ。そんな事を思いながら歩いていると教室が見えてくる。教室のドアを開けると、何人かが話を止めて此方を見て来る。そのほとんどがまた話を再開するが、2人は此方に近づいて来る。友達の和幸と哲也だ。2人は幼稚園からの幼馴染で、母親が亡くなってからは色々気にかけてくれる。「よう、隼也。」「おはよう、隼也。」「おはよう、2人共。」「どうした?浮かない顔して。」「そうかな?」「うん、しんどいの?」「いや、大丈夫だけど。」一つ、気がかりがあるだけだ。ちなみに、和幸はお調子者で運動が得意。哲也は家庭的で頭が良い。哲也には勉強で勝てた事は無い。基本的に一位が哲也、二位が俺と行ったところだ。和幸は中の下くらいだ。そんな感じで朝の挨拶を終わらせて席に着く。(改めて見るとヤバイかもな…)俺は鑑定魔法でクラスを見渡す。さっき俺の事を見てきた奴らと数人か…何の話か?魔力を持っている奴の数だよ。ぱっと見た感じではクラスの3分の2位が魔力を持っている。ここで1年間過ごしてきた訳だが、全く気づかなかった。学校全体がこのクラスと同じ比率で魔力を持っている。先生達に至っては全員が魔力持ちだ。魔力が強い者は、全員で7人と言ったところか。一番強いのは、校長先生だ。あの人の謎のオーラって、抑えられない魔力だったんだな。2番目は、生徒会長。正直強そうに見えなかった。3番目は、俺のクラスにいる。てか、俺の前の席の人だ。東岡 日向ステータスは、種族:人間LV.42職業:高校生 巫女生命力:480/500攻撃力:120攻撃力制御:200魔力量:1000/1500魔力:600魔力制御:500防御力:200水属性:250光属性:300聖属性:50《ステータス》『闇払い LV.5』呪いの解除が出来る。闇魔法を弱体化出来る。『巫女舞 LV.3』味方の士気を上げる。『回復術 LV.2』回復魔法を使用可能にする。『神託 LV.設定無し』神のお告げを聞ける。
彼方の世界でもある程度生きていける位のステータスだ。ちなみに生徒会長は、西島 浩介種族:人間LV.52職業:高校生 生徒会長 魔術師生命力:1500/1500攻撃力:500攻撃力制御:500魔力量:2000/2500魔力:800魔力制御:750防御力:500火属性:400木属性:300闇属性:250炎属性:300氷属性:400無属性:200《スキル》『魔術師 LV.8』魔力量、魔力、魔法制御を強化する。『火の使い手 LV.3』火、炎属性を強化する。『無心 LV.2』無属性を使用可能にする。『自動回復オートリジェネLV.4』自動で生命力を回復する。
校長は、林田 林之助種族:人間LV.78職業:校長 賢者生命力:3000/4000攻撃力:1000攻撃力制御:1500魔力量:10000/10000魔力:6500魔力制御:8000防御力:1500火属性:800水属性:800木属性:800土属性:800闇属性:800光属性:1000炎属性:500自然属性:500氷属性:500影属性:500聖属性:600無属性:400《スキル》『賢者 LV.設定無し』崩壊と神聖属性を除く全ての属性を使用可能にする。魔力量、魔力、魔力制御を強化する。魔力量の回復速度を倍にする。生命力を上げる。『武道 LV.5』攻撃力、攻撃力制御を強化する。生命力を上げる。防御力を上げる。『聖人 LV.4』光、聖属性を強化する。
校長強い。賢者って、初めて見るな。大賢者なら見たことあるけど。校長何者だよ。なんだかんど言っても、生徒会長も結構強い。後、東岡さんって巫女だったんだな。それに、和幸も哲也も、弱いとは言え魔法使いだ。俺はずっと知らずに接していた訳だ。まぁ、異世界から帰ってきたら、魔法が広まっている。

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