完璧超人がスライムに転生した結果

眠り人

元完璧超人、ボス戦をする

出てきたのは、体長6mほどの黒い毛の熊だった。頭には、三日月の形の傷が付いており、片方の目も引っ掻かれたような古傷により閉じている。あきらかに、さっきのとは違う存在感。
(えぇーと、こいつは?)『こやつは、キンググリズビーじゃ。グリズビーの群れのボスじゃな。』(どうしてこんな奴が?)『ちょうど近くにいたからのう。』
近くにいたからと言って呼び出して良い奴じゃ無い。とりあえず、空間転移によって周りの景色が変わった事に困惑しているうちに、鑑定をする。
一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一キング・グリズビーLV.84名前:ジルート年齢:69歳性別:男職業:群れのボス称号:《同族殺し》《魔物殺し》《人殺し》《恐れられる者》《群れのボス》《ステータス》
鑑定に失敗しました。
《魔法》『水属性 LV.4』《スキル》『剛腕 LV.MAX』『咆哮 LV.8』『斬撃 LV.6』『剛毛 LV.4』
一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
強い。さっきの熊たちは食べる(?)時に鑑定したのだが、レベルの平均は14だった。年齢が若かった事もあるだろうが、目の前の奴はあきらかに違う。さすがはボスと言ったとこだろう。油断をしたらやばいな。
キンググリズビーが純也を見る。
「ぐぉぉぉぉぉぉぉおおおーーー!!!!」
やべー、空気が震えてピリピリする。キンググリズビーは、吠えた後に純也に向かって四足歩行で走ってくる。キンググリズビーは純也の目の前まで来ると、腕を上げてから振り下げて来る。それをバックステップ(?)で避けて『門』を展開する。繋げるのは、キンググリズビーの後方。『門』に水刃を飛ばす。『門』に向かって飛んでいった水刃は、『門』に吸い込まれたのちに、キンググリズビーの後方の『門』から出てくる。キンググリズビーに水刃が当たった。しかし、結果は傷は付けたものの、絶命には至らなかった。おそらく、『剛毛』により防いだのだろう。傷をつけられた事に怒り狂ったキンググリズビーは、俺に向かって来る。今度は、さっきとは違い、爪を使った攻撃だ。爪が少し光っているため、『斬撃』を爪に付与しているのだろう。純也はそれを『門』に入って避ける。転移先は、キンググリズビーの後方。キンググリズビーはそれに気づいて振り向こうとする。
それが狙いだ。
純也は、キンググリズビーが元々向いていた位置に『門』を繋ぐ。そして、また魔法を撃ち込む。次の魔法は、ライトニングランス。ライトニングアローの強化版で、魔力消費が大きい代わりに強力。キンググリズビーの後方の『門』からライトニングランスが現れる。そして、それはキンググリズビーを抉るように貫き、絶命させる。強かった。俺は感傷に浸りながら、ニンバスの方を見た。

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