Colorful
-記憶- first
俺は、不幸だ。誰がなんと言おうと、不幸だ。
この前までの俺なら、こんなことは絶対に言わなかったし、思わなかっただろう。
じゃあ、なぜ今不幸なのか、? 
不幸なものは不幸だ。
なぜなら俺は…
「ここ、どこだよ……。」
羽やら角やらが生えた異生物の中に
1人立ち尽くしているからだ。
遡ること数時間…。
「あ”ー。今日もやってらんねぇな…」
いつも通りの時間に目覚め、いつもの様に朝一で不満を吐き、いつもと同じ飯を食い、日常をこなした。
制服に着替え、鞄を持ち、靴を履いて玄関を出た。
「うっし。今日も気合い入れてくかっ」
ルーティーンをこなし、いつもと同じ通学路を歩く。
コミュ力が高いらしい俺は、浅く広い友達関係を作っており、通学路で友達によく会う。
いつも通りの朝。何も変わらない。
ふと、道路に目をやると小さな黒猫が歩いていた。
特に何も思うことなく、眺めていると、前方から決して大きくはないが小さくもないトラックが走ってきていることに気がつく。
「えっ。これ、やばくね…」
小さい黒猫は子猫のようで。歩くのが遅い。
このままじゃ、!ヤバい!ヤバい!ヤバイヤバイ!!!
気がつくと、飛び出していた。カバンを放り投げて…。
俺は決してヒーロー気質でもラノベ主人公みたいに行動力があるわけでもなく。危険なことからは目をそらすような人間だったはずで…
なのに、それなのに今日は何故か動いてしまった。動けてしまった。身体が
道路に飛び出し子猫に飛びかかり、横断するかのように転がり込んだ。
その僅か数秒は、俺にとって何分にも、何時間にも感じられた。
「っ…てぇっ!いてぇぇぇ!はぁ、はぁっ、、大丈夫かっ、」
腕に抱きしめたハズの猫を見やる。
すると、モゾモゾと動いた。
それは…
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この前までの俺なら、こんなことは絶対に言わなかったし、思わなかっただろう。
じゃあ、なぜ今不幸なのか、? 
不幸なものは不幸だ。
なぜなら俺は…
「ここ、どこだよ……。」
羽やら角やらが生えた異生物の中に
1人立ち尽くしているからだ。
遡ること数時間…。
「あ”ー。今日もやってらんねぇな…」
いつも通りの時間に目覚め、いつもの様に朝一で不満を吐き、いつもと同じ飯を食い、日常をこなした。
制服に着替え、鞄を持ち、靴を履いて玄関を出た。
「うっし。今日も気合い入れてくかっ」
ルーティーンをこなし、いつもと同じ通学路を歩く。
コミュ力が高いらしい俺は、浅く広い友達関係を作っており、通学路で友達によく会う。
いつも通りの朝。何も変わらない。
ふと、道路に目をやると小さな黒猫が歩いていた。
特に何も思うことなく、眺めていると、前方から決して大きくはないが小さくもないトラックが走ってきていることに気がつく。
「えっ。これ、やばくね…」
小さい黒猫は子猫のようで。歩くのが遅い。
このままじゃ、!ヤバい!ヤバい!ヤバイヤバイ!!!
気がつくと、飛び出していた。カバンを放り投げて…。
俺は決してヒーロー気質でもラノベ主人公みたいに行動力があるわけでもなく。危険なことからは目をそらすような人間だったはずで…
なのに、それなのに今日は何故か動いてしまった。動けてしまった。身体が
道路に飛び出し子猫に飛びかかり、横断するかのように転がり込んだ。
その僅か数秒は、俺にとって何分にも、何時間にも感じられた。
「っ…てぇっ!いてぇぇぇ!はぁ、はぁっ、、大丈夫かっ、」
腕に抱きしめたハズの猫を見やる。
すると、モゾモゾと動いた。
それは…
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