俺はコンナニ不運なのか!

~Ryouta~

2.これから俺は奴隷です。

俺は国先の家に泊まることになった。
国先にしては珍しく俺に優しい事をしてくれた。
「なあ国先、お前に渡したその下着返してくれないか」
「え、だって泊めてあげるじゃん。」
やはりそうくると思った。
「国先、その下着どうするんだ?」
「これ、使ったあとのやつらしいな。黄ばんでシミのあとがついている。」
は?お前何言ってんの?俺よりお前のほうが変態だろ。
「で、どうするんだ?」
「ハスハスして、俺の匂いをつけてから持ち主を探して返す。」
「ああ、皆様ここに変態がいますよー。」
俺が頭を悩ませていた時に、国先が、
「まあ、お前もハスハスしたかったらかすぞ。」
「貸さなくていい。てか、お前のじゃないだろ。」
俺は即答した。
「ははははは、お前はやはり変態だな。」
「誰が変態だよ。」
俺の心がそろそろ痛んでくるよ。
「てか、国先はいったいなんで夜公園にいたんだ?」
「ああ、俺は少し散歩をしようと思ってな。最近気分が悪くなってきてな。疲れがたまってたから散歩で気分転換しようと思ったんだ。」
なんだその変な話は。俺はどんだけ不運なんだよ。
「なあ石川。俺はもう寝ろ。明日は朝早いんだぞ。」
「??なんであさはやいんだ?」
俺は疑問に思った。
「お前が遅刻しないために早起きすんだよ。」
俺は底知れない国先の頭に少し感動した。
「ああ、わかった。じゃあお休み。」
「ああ、お休み。」
そうしてこの騒がしい1日は終了した。

次の日の朝
「おはよう石川、今日は気持ちのいい朝だね。」
「なんでお前が俺の家にいんだ!?」
俺はそんな事を言ってから気づいた。
「あ、そう言えばここは国先の家だったな」
「おう、ここは俺の家だぜ。石川、今日は着物を落とした人を探すぞ。」
え?積極的なのはいいけど、着物って何?
「国先、着物じゃなくて下着だろ。」
「いや、だって皆の前で下着の持ち主探してますなんて言ったらヤバイだろ。」
あ、それもそうか。じゃあ今日からは着物とよぼう。
「それより石川、朝飯何がいい?パンか?白米?着物か?」
「白米だな。あと後者はお前の飯だろ。」
「良くわかったな。」
俺は白米を食べ、国先も白米まじだよを食べた。まあ流石に着物は無いよな。
そしてそのまま登校した。

「えー、朝のHRを始める。」
指原先生がそう言うと皆黙る。指原先生人望強ぇぇ
「石川、今日は遅刻しなかったな。偉いぞ。」
??何だが指原が俺をほめてきた。気持ち悪い
「先生は感動した。」
「ありがとうございます。」
「よし、放課後会議室に来なさい。」
は?意味わからん。やっぱりこいつは指原だった。
「これで、朝のHRを終わる。」
と同時に皆が騒ぎ始める。そして国先は、
「ドンマイだな石川」
「(;ω;`*)」
俺は声が出ない。泣くことしか出来ない。
てか、HRは何だったの?何もなかったじゃん。マジ指原強ぇぇ

そして四時間の授業が終わり、屋上で昼休み。
国先は放送委員会の仕事と言って俺の元からきえた。つまり俺は一人きりになってしまったのだ。
「あー暇だなー、何か暇潰しにしたいなー。」
そんな俺のもとに一人きりで女子がきた。
この屋上は俺と国先以外は基本来ない。クラスメイトの山本神奈(やまもとかな)だ。
そして彼女が話しかけてきた。
「ねぇ、石川君。私とお昼一緒に食べない?

.........は?いきなりこんなこと言われたの始めてで俺は戸惑ってしまってる。でもそれが当然だ。俺が最後に女子と話したのは小学生以来である。妹とは良く話すが、クラスメイトの女子なんて始めてだった。
「え、ああ、うん、い、いよ」
まじでなんで噛んでるんだ俺。緊張すんな緊張すんな。俺はいつもの俺、絶対に俺は俺だ。
そんな事を考えている俺に不意討ち
「良かったー。じゃあ隣座るね。」
「っ.........」
俺は気絶しそうになった。彼女は多分おれの事をからかっているんだと俺は思った。
「ねぇ、石川君のご飯見せて。」
「え...」
俺は戸惑ってしまった。いつもなら妹が作ってくれる弁当を持っているが、今日は国先の家に泊まっていて、家に帰っていない。すなわち弁当がない。
「あ、今日は弁当忘れて来てないんだよ..」
俺は正直に告げだ。
「あ、そうだったんだ。じゃあ一緒に食べよ。」
「え?いまなんて?」
俺は思わず聞き返した。
「私のお弁当、一緒にたべよ。」
えーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
(;-ω-)ノ待て(;-ω-)ノ待て(;-ω-)ノ待て(;-ω-)ノ待て(;-ω-)ノ待て
「いや、それは流石にダメだと思うんだけど...俺、金あるから自分で何かかってくるよ。
「いや、私は大丈夫だよ。私の弁当の味聞かせてほしいし。」
あ、なんだそういうことか。うん。そういうことだよね?ね?
「あ、ならわかりました。遠慮なく食べさせてもらいますよ?」
「どうぞどうぞ」
俺はそういって弁当をうけとり蓋を開けた。
弁当の中は.........キャラ弁だった。
高校生でキャラ弁はあり得ないだろw
「..........」
「..........」
なんて反応すればいいのだろう。
「とりあえずいただきます。」
俺は得体の知れないキャラ弁を食べた。無茶苦茶おいしかった。
「う...おいしいですよ。」
「本当!良かったー。」
「はい、凄く美味しいです。」
「どうもどうも」
俺はそこで質問した。
「ちなみにこのキャラってなんですか?」
「ああ、これはね、silver night king ってアニメのキャラクターだよ。カッコいいでしょ。面白くて感動するよ。」
「へー、そうなんですか。」
俺は実際興味ない。てかなんだこの白米で棒人間作ったみたいなキャラ、明らかにそんなカッコいい名前はおかしいだろ。これを名付けるなら、white small BOOWY だろw
そんな俺の想像を吹き飛ばしたのは、彼女のある行動だった。
「あ、我ながら上出来だね。」
弁当をたべたのだ。俺の使っていた箸で。
「..........」
俺の時間が泊まった。
「?あれ、箸とまってるよ。もう食べないの?」
「あ、いや、箸、口、つきまし、た。」
「え...ああ、ごめんね。人が食べたもの食べれなかったかな?」
俺は首を左右に振り回した。
「そ、そういうことじゃなくて...神奈さんが使って食べたものを俺なんかが使って食べていいものかな...と...」
「あはははは。間接キス気にしてるんだ。」
「ブォっっっ」
吹き出してしまった。てか神奈さんの笑顔がまじで可愛かった。ヤバイヤバイヤバイ
また緊張してきた。なんなんだよ。
「別に何がおこるわけじゃないんだから大丈夫だよ。私はね。」
「喜んで食べさせていただきます。」
最後の(私はね。)は、ズルすぎるだろ。
「はい、じゃああーん」
?まじでーーーーーー!!!!
「あ、は、はい..,」
俺はそういって食べさせてもらった。
「えへへ、石川君が食べてくれた。じゃあ私にもあーんして。」
「あ、はい、あ、あーん...」
なんだこれ。やばすぎないかな。他から見たら完全バカっプルだろ。
こんな感じで弁当を食べ終わるのに、40分使ってしまった。昼休みが終わるまであと15分。
俺は質問した。
 「神奈さん、なんで屋上に来たんですか?」
「あー、石川君に会いたかったの。」
ドキドキした。胸が締め付けられた。
「あ、石川君。私、部活の集まりがあるから先に失礼するね。また明日。」
そういって居なくなってしまった。
まじで何だったんだ?
俺もそろそろ教室に戻ることにした。
そして授業も終わり放課後。
俺は国先と別れ会議室に向かった。
「お、来たな。石川。」
「はい、来ないと殺されると思い潔くきました。」
「よし、いい度胸だ。だがな、今日は少し話があるだけなんだ。」
「へ?」
まじで?じゃあ帰ってもいいんじゃないのか?
「まあ、そこに座れよ。」
「は、はい。」
俺は先生の目の前の椅子に座らされた。
「それでだ。石川。先生は昨日の事で少し反省した。」
「へ?」
まじかよ。やったー。
「だからな、困った事があったら先生に言うんだぞ。」
「は、はい。」
逆に怖いんだけど。
「よし、もう帰っていいぞ。」
あ、はい、さよなら。」
一体なんだったんだ?

そしてその夜。
俺は国先の家で最悪な事態に巻き込まれた。
「なあ石川。少し話があるんだが。」
「なんだよ?」
「実は、今日の委員会で持ち物検査があってな」
「.........」
俺は固まった。
「それで着物を見られたんだよ。」
そ、それで?どうした。」
「その着物は石川が俺にくれたといった。」
「はーーーーーーーーー!!!!」
国先てめぇーーーーーーー
「それでな、明日朝一番に教務室に来いだって。」
「..........」
俺はそのまま気を失った。

そして次の日の朝、俺は飯も食べずに学校に行った。
「おい石川。てめぇこれはなんなんだ?」
指原先生の片手に着物がある。
まずいな。
「それは着物です。」
「バカいってんじゃねーよ」
ヤバイヤバイヤバイ。どうする?
「そんな石川よ。俺は優しいからな...」
「な、なんですか?」
嫌な予感しかしない。
「今日から俺の奴隷になれ。」
いきなり展開変わりすぎない?

「俺はコンナニ不運なのか!」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「学園」の人気作品

コメント

コメントを書く