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出会いは夕日。別れは朝日。

しっキー

1-8.夜明け


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灰色の霧がかかった世界に1人の少年が迷い込む。

灰色の霧の中に見える景色、それは図書館のような世界だった。はるか向こうまで本棚が続いている。
しかし何故だろうか、大量の本棚があるのにも関わらず12冊しか本がなかった。
その中の赤色の本を何気なく手に取った。その瞬間、何かが頭の中に入ってくるような感触があった。

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気持ちのいい光の中で俺は目を覚ました。気持ちのいい朝、だけど何かおかしい。そう思い周りを見渡すと

「森!見渡す限りの森!」

そこには森が広がっていた。
…………………?

「工くん、起きたんだーよかった」
「あぁ、ってよくこの状況でそんな落ち着いてるねぇ美咲!目覚めたら森て、そんなことある?」
「だって、工くんの家知らないし私家ないし……仕方なかったんだもん!」
「いやだもんって…」

だもんにちょって引いたのは置いといて

「えっと、あれからどうなったんだっけ?」
「あ、ぁ…えーと…ん!そうだ!
私とエクルストの戦いがすごすぎて工くん途中で気絶しちゃったんだよ
あの時大変だったよ、エクルストを追い返すのに」

何故か慌ててる美咲、明らかに何かあると思うがそこを気にしないのが俺!
まぁ、あの時俺もそんな覚えてねぇし多分気絶したんだろ(適当)

「そういえば俺なんでエクルストって名前知ってたんだろ」
「そこがわからないのよね、あなた記憶消されてるはずなのに…」

あっやっぱり俺記憶消されてたのかなんとなくそんな気はしてたんだけど、そんなすんなりと言っちゃうのね

「因縁ってやつなのかしらね…」
「なにそれ?」
「まだ知らなくていいことよ。
いずれいやでも知ることになりそうだけど」

なんか教えてくれなかった。ショック

「で、これからどうすんの?」
「とりあえず海星に行かなきゃ。
これで行くのよ!
ミラージュエルー」

某猫型ロボットのBGMがかかりそうなそぶりでキラキラした宝石を取り出した。

「そんなんで行けるの?」
「いいから宝石に触れて」
「はいはい」
「触れたわね?それじゃあ行くわよ、鏡超転移ミラーテレポート!」


詠唱すると、俺と美咲の周りが白色の光で覆い尽くされる。瞬間、光の外から入水した時のような音がする
。そして明らかに何かに浮いているであろう感覚が伝わってきた。


この時俺は知らなかった。外がどんな世界になっているのか。
自分がそのままワープしたと思っていた。
しかし、この考えがどれだけ甘かったのかを俺は思い知るのだった。



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