ずっと前から好きでした

ぺりん

行っちゃうの?

学校
「拓真おはよ!」
「おう奈々おはよう」
「今日寝坊して遅刻するかと思った〜」
「なんで寝坊したんだよ笑」
「目覚まし時計が壊れてた笑」
拓真がふっと微笑んだ。
「ニヤニヤしてどうしたの?気持ち悪いよ?」
「気持ち悪いってなんだよ!別になんでもねーよ」
「えー!!なにそれ!気になる気になる気になる気になる気になる気になる」
「あーもうるせーなただ最近お前と話してるとやっぱ安心すんなーって改めて思った!それだけ!」
「なにそれ」
「ほらそんな重要な事じゃねーだろ?」
「すっごい嬉しいんだけど!!」
「なんだよそれ笑」
私はニコッと微笑んだ。
「私も拓真と居ると安心するよ!」

ドキッ


「あーもう恥ずかしいからそういうこと言うな」
「なんでよー拓真なんか顔赤いけど大丈夫?熱治ってないんじゃない!?」
「大丈夫だよてか、お前のせーだよ」
「ん?なんで?」
「ほんとお前って馬鹿だよなー」
「あ!また馬鹿って言った!」
「馬鹿に馬鹿って言って何が悪いんだよ笑」
「拓真に馬鹿とか言われたくないし!」
「俺だってお前なんかに、、、」


バンッ!!!


「びっびっくりしたなんだよ真奈美来てたんなら声かけろよ」
「、、、らないで、、」
「ん?」
「拓真に近寄らないでよ!!!!!!」
「え、、、」
「おっおい真奈美落ち着けってちょっと話してただけだろ」
「何がちょっと話してただけよ!顔真っ赤にして!拓真、奈々ちゃんの事好きなんじゃないの!?」
「そんなわけねーだろ!」

(「そんなわけねーだろ」その言葉が奈々の頭ので何度も再生された。)
「そっそんなに否定しなくもいいじゃん、、、」
「あ、いやそういうつもりじゃ」
「ごめんね!私なんかが2人の邪魔しちゃって!!邪魔者はどっかいってるから2人でゆっくり話しなよ!!」

「おっおいちょっと待てよ!奈々!」
奈々を追いかけようとした拓真の腕を真奈美が引っ張る。




「行っちゃうの?」

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