ずっと前から好きでした

ぺりん

やっぱ好きだな

「奈々」
「ん?なに?」
「お前の初恋ってもしかして拓真ってやつか?」
「え、、、なんで分かったの」
「そりゃあ顔みてたら分かるよ好き丸出し」
「そっそんなに出てた!?」
「ごめん盛ったわ他の奴が見ても分かんないかもな」
「颯太はなんで分かったの?」
「それは、、、」
キーンコーンカーンコーン
「あ!先生来た!また後でね!」
「おっおう」
先生が入ってきた。
「今日からあなた達の担任になりました、中城です。よろしくお願いします。」
(優しそうな40代くらいの女の先生だ)
「それではみなさんの名前を覚えるために一人一人自己紹介をしてもらいましょう」
(え!?どうしよう、、、私こういうの苦手なんだよな、、、なに言おうどうしようどうしよう)
「じゃあ次は、前田奈々さん」
(ひえぇぇ、いつの間に順番きたのおお)
「まっ前田奈々です。えっと、えっと」
(みんなこっち見てて緊張する、、)
「はっくしょおおおおん」
何を言おうか迷っていた時隣から大きなくしゃみが聞こえた。
「ちょっと!あなたは、西城くんね!西城拓真くん!人が喋ってる時くらいくしゃみ我慢しなさい!」
先生が拓真を怒る。
「すんませーん」
気の抜けたような謝り方にクラスがどっと笑いに包まれた。
(もしかして、拓真私の事助けてくれた、、?)
拓真を見るとニカッとはにかんでくれた。

ドキッ

(そういえば私が困った時はいつも助けてくれてたっけ、、、、、)
「たっ拓真」
「ん?」
「助けてくれてありがとう」
「別に俺はなんにもしてないけど」

(「やっぱ好きだな」そんな感情が湧き上がってきた。)

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