話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

ずっと前から好きでした

ぺりん

私の入る隙間なんて

思わずトイレに駆け込んだ。
自然と涙がこぼれてきていた。
「あの子よりずっと前から私の方が、、、」
「奈々〜?」
里奈の声が聞こえてきた。
「あ!居た!みんな心配してるよ、、ってえ!?どうしたの!?なんで泣いてるの!?」
「うっぅう、、、里奈あああぁぁ」
私は里奈に保健室で見た事を話した。
「そっか、、辛かったね、、」
そう言って里奈は手を握ってくれた。
教室に戻ると、もう次の授業が始まりそうだった。
「じゃあ、私席に戻るね」
「あ、うん大丈夫?奈々私になんでも相談していいからね?」
「ありがとう」
あー席替えの時は拓真と隣の席になれて嬉しかったのにな、今は辛いかも、、、。
「奈々が遅かったから宿題写せなかったじゃないかよー!」
「そんなの真奈美ちゃんに見せてもらえばいいじゃん」
拓真が驚いたような顔で私を見た。
「なっなんで真奈美ちゃんが出てくるんだよ!」
「さっき、聞いたから」
「え?」
「保健室で、付き合うんでしょ?」
「お前聞いてたのか!?」
拓真の顔が真っ赤になる。
「付き合うの?」
「まっまあな」
「あっそ」
「なんでそんなに怒ってんの?」
「別に拓真には関係ないじゃん」
違う、こんな事が言いたいんじゃないのに、おめでとうって言わなきゃいけないのに、、、。
「なんだよ、勝手に怒って、心配してやってんのに」
「心配してもらわなくても大丈夫だし」
「可愛くねぇーなー」
「そんなの、、、そんなの分かってるよ!!!」
思わず怒鳴ってしまった。
「なっ、いきなり怒鳴るなよ今日お前変だぞ?」
「変じゃないし!普通だからもうほっといてよ、、、」
「あっそ、もう構わないよ悪かったな」
あ、、、ケンカしちゃった、、、。


その後の授業は頭に入ってこなかった。



放課後
(拓真に謝らなきゃ。ひどいこと言ってごめんって、言わなきゃ。)
拓真に謝るために靴箱で待っていると、拓真の声が聞こえた。
(あ!拓真だ!)
「たっ拓真!さっきは、、、」
拓真の前に飛び出すととなりには真奈美ちゃんがいた。
「あ、、、」
思わず逃げてしまった。また逃げてしまった。
(私って、ほんと逃げてばっかでかっこわるいな、、、。あの二人並んでたらなおさらお似合いだったな。私の入る隙間なんてもう、、、)




次の日の朝いつものように拓真の家に行くと拓真のお母さんから、
「あらー!奈々ちゃん!ごめんねー拓真今日もう学校行ったのよ〜たしか、真奈美ちゃん?とかいう子が迎えに来て」
そっか、付き合ってるんだから私はもう側にいちゃいけないのかな。

「ずっと前から好きでした」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「恋愛」の人気作品

コメント

  • ノベルバユーザー215308

    ちょっとかわいそう!

    1
コメントを書く