人類滅亡と水の国
Ⅱ
小さな酸素を見つけた。
岩の影から、コポコポと、酸素が湧いている。
泳いでいって、必死に息を吸い込めば、肺に大量の水とともに酸素が染み渡る。
不思議なことに水中で生活しているのに、死なない。溺れて死ぬように、ずっと苦しいのに、何故か死なない。
それは、たまに現れる酸素で呼吸が出来ているからだと思う。
地上に出れば、水面を抜ければ、きっと酸素がたくさんあるだろう。だから、水が反射してやけにきらきらとして見える空を抜けなければならない。水面を探さなくてはならない。
「キミは、空が好きなのかい?」
ちいさな魚が岩陰に隠れて話しかけてきた。
岩の影から、コポコポと、酸素が湧いている。
泳いでいって、必死に息を吸い込めば、肺に大量の水とともに酸素が染み渡る。
不思議なことに水中で生活しているのに、死なない。溺れて死ぬように、ずっと苦しいのに、何故か死なない。
それは、たまに現れる酸素で呼吸が出来ているからだと思う。
地上に出れば、水面を抜ければ、きっと酸素がたくさんあるだろう。だから、水が反射してやけにきらきらとして見える空を抜けなければならない。水面を探さなくてはならない。
「キミは、空が好きなのかい?」
ちいさな魚が岩陰に隠れて話しかけてきた。
「文学」の人気作品
-
-
1,128
-
193
-
-
145
-
266
-
-
115
-
59
-
-
37
-
42
-
-
20
-
2
-
-
19
-
39
-
-
17
-
24
-
-
17
-
13
-
-
14
-
43
コメント