改変の少年

ノベルバユーザー136687

6話

「そんじゃあ早速今から能力検定に行くぞ。楽しみだなぁ。」

愉快そうに笑うカエサルに対してアゼルは

「あんたのステータス見せてよ。」

「あ?俺のか?いいぜ、ほらよ。」


【名前】カエサル・リンドブル

【称号】羅天、鬼

体力  SS

魔力  S+

攻撃力  SS+

防御力  S

素早さ  A+

【魔能】酷天修羅
         (能力)己を顔3つ、腕6本の鬼と化す

【固有武具】神器 断剣グラム
          (能力)切ったものに自然治癒不可           の傷を負わす

【特技】剣技、魔操術、魔装

【適正魔法】火魔法、無魔法


「どうだ?」

 あまりの強さに驚きを隠せないアゼル。
その様子に満面の笑み笑みを浮かべるカエサル。

「つ、強い
でも、いずれはあんたと同じ、
いやそれ以上になる。」

「ほう、そりゃ楽しみだ。」

 怪しく目を光らせるカエサルに少し
不安を覚えるアゼル。

「そんじゃぁ、検定しに行くぞ。」

 教会までの道のりはアゼルにとって
不安と興奮の混ざったものであった。
そして、歩くこと数分で教会に着いた。

「中入るぞ、そーいやお前5歳だよな?」

「あぁ。」

「そうか、なら良かった。」

教会に入り、カエサルは神父をよぶ。

「これはこれは、羅天のカエサル殿。
本日はどのようなご用で?」

「このガキ、アゼルの能力検定を頼む。」

「かしこまりました。
アゼル君こちらへ。」

アゼルは緊張しながら、神父の元へ行く。

「すぐに終わりますから
リラックスしていてください」

すると神父の手が淡く光輝いた、その手で
アゼルの額に触れる。

「ほぅ、このステータスは中々ですね。
終わりましたよ。」

一瞬のことでアゼルはポカーンとしている。

「どうやったらステータスを見れますか?」

アゼルはカエサルの時とは違い、
丁寧な口調で話す。

「ステータスと心の中で唱えれば
自分だけに見え、他人に見せる時は
ステータスオープンと唱えてください。」

アゼルは緊張しながらゆっくりと心の中で
ステータスと呟く。


【名前】 アゼル・リンドブル

【称号】 覇王の器

   体力  C+

   魔力  S+

   攻撃力  B+

   防御力  C

   素早さ  A−

【魔能】 覇王の刻印レガリア
           (能力)覇王の力をその身に宿す

【固有武具】神器  呪われた勝利と破滅の剣ティルフィング
           (能力)所有者に呪われた勝利をもたらす、その呪いはこの剣を鞘から抜けば必ず人を殺す。そして、この剣は所有者の
願いを3つだけ叶えるが全ての願いを叶えた後所有者を殺す

【特技】無し

【適正魔法】不明

「カエサル、これは強いのか。」
 
 アゼルはカエサルに疑問をぶつける。

「ほぅ、こりゃ驚いた、相当だぞこれは。
魔力が歳の割に多すぎる。素早さも高い。
それに称号と魔能。こいつはお前が将来王になるべきだと言ってるもんだ。
問題があるとすりゃ固有武具だ。
何だこれ、物騒すぎるぞ。性能は優れてるが、その分リスクが大きい。
特技は後から覚える、適正魔法も後で
調べる。」

「そうか、なら良かった。」

「これは鍛え甲斐があるぜ。」

「望むところだ。」
 





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