君なんてダイキライ!

那月 綾

おかしい…春香さん

おかしい…春香さんの様子が…
今日は休日で三人で春香さんの家に遊びに行こうと言うことになっていた。なのに…家に来てみれば…突然
俺たち三人に
「殺さないと…」
と春香さんに言われた。最初は冗談かと思っていたが、春香さんの目はいつもの春香さんではなかった。
「何を…言ってるの?」

「そのまんまなんだ。でも、俺たちは今、春香さんの秘密をまだ知っていない。だったら、殺す意味はないと思うんだけど?」
神崎の言う通りだ。まだ、なにも聞いちゃいない。
殺しても意味が無い!
「は、春香さんはどうして、知られると殺すの?」
俺は恐る恐る聞いてみる。
「言われたから…」

「誰に?」

「…………」
何も言ってくれなかった…。やっぱり春香さんは今日、おかしい。
一体…
春香さんの過去には何があったんだ?

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