薬草調合師と悩める青年

春夏秋冬

3

「ユーロさん連れてきました」

「あぁクロエすまんな」

「いえ、レイルさんこの方は村の村長のユーロさんです」

「ユーロだ、よろしく頼む」

「レイルですこの度は助けていただきありがとうございます」

「体の具合はどうかね」

「今はなんともないです」

「ユーロさん、私は一度家に帰りますね」

「あぁわかった、あとでベルをよこしてくれ」

「はい」

「さて、レイルくん君には少し聞きたいことがあるんだが?」

「…なんでしょう」

「君は、このあたりのものではないね」

「何故そう思うのですか?」

「みにつけているものと仕草が綺麗に整っているそれは君が___」

「………どうやらごまかせないようですね」

「認める…か」

「はい」

「なら、君が求めるものはなんだ?住んでいた所に帰るりまた同じことを繰り返すか、それとも落ち着いた生活を送るか」

「えっ…」

「落ち着いた生活を送りたいのなら君にこの村での居場所を与えよう、どうする?」

「………よろしく、お願いします」

「よかろう、……丁度迎えも来たみたいだしな」

カランっ

『ユーロ腰の薬だ』

「あぁ悪いなベル」

「あれは、ウルフっ!?」

「あぁ、クロエの守護獣みたいなものだ。この木の実でどうだろうか?」

『確かに受け取った』

「ベル、彼をクロエのとこに連れて行ってくれそしてこの村に住むことになったと伝えてくれないか?」

『承知した。ついてこい』

「あ、あぁ失礼します」

#######

『クロエ、帰ったぞ』

「おかえりなさいベル」

『村長からだ』

「そう、」

美味しそうな木の実ねパイにでもしようかな

「ところで彼はどうしてここに?」

『この村に住むそうだ』

「そう、それで何故私のところに?」

『わからんが連れて行けと言われた」

あとで村長のとこに行ってみるかな

「そう、だったらまずご飯にしましょう体力つけなきゃいけないでしょう」

「手伝う」

「大丈夫よすぐできるから」

「そうか、」

#######

「どうぞ、召し上がれ」

「あぁいただきます」

「口に合うといいけれど」

「美味しい」

「それは良かった」

「聞いていいか?」

「何を?」

「君は反対しないのか?俺らがここに住むことを」

「何故?」

「部外者だから」

「それはあなた達次第じゃない?」

「俺たち次第?」

「えぇ、あなた達が村の人たちにどう思われるかなんてあなた達がどう接していくかだから」

「何ほどな」

「まぁそんなに邪気にはされないわ」

「だといいが」

「ふふっ、取りあえず村で生活を送るための最低限知識だけ教えておくわ」



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