薬草調合師と悩める青年

春夏秋冬

『すまない、お前を守ってやれなくて、ヘイル頼んだぞ』

『はい』

あぁ、また何もできないまま俺は…

「レイル、こちらです。ここなら見つからないでしょう」

「あぁ、すまないアル」

「いえいえ、それより腕は大丈夫ですか?」

「あぁ、問題ない少し切られただけだ」

「それなら良かったです、少し周りを見てきます」

ここは森の深くにある洞窟の中何故俺がここにいるかと言うと訳のわからない奴らに追われているからだ下町でのんびり暮らしていただけなのに、な

ガンッッッッッッ

「今のはっ、剣戟…?」

まさか、見つかった?追いつかれたか?

「アルッどうしたッ」

「レイルッ、今出てきてはだめです!」

「追いつかれたんだろっ手伝う」

グルゥゥゥゥウ

「あれは、…ウルフ、か?」

「はい、突然襲ってきて、どうしますか?」

「敵じゃないかもしれない、追い払う程度で」

シュッ!

「うっ!」

今のはっ弓か?

「どうやら、今ので見つかってしまったようですね」

「アルッ大丈夫か?」

「大丈夫です」

いや、全然大丈夫じゃあないだろ肩に弓刺さってるだろっ

「クソッウルフも相手しなきゃいけねぇのに」

面倒だな…………ってウルフいねぇじゃねぇか!お前のせいで見つかったんだから少し手伝えよ!

「…囲まれたな」

「相手するしかないでしょう少々人数が多い気がしますが」

「あぁ、後ろ頼んだドレープ・ソード・イフルート」

あぁ、本当に面倒だなまさか魔法を使うとは…

ガンッガンッガンッ

「クソっ減らない!」

「レイルッここは光魔法で巻きましょ…う」

「アルッ歩けるか?」

「大丈夫ですよレイルこそ足から血が出てますが?」」

「大丈夫だ、いいか?少し目閉じてろサンライト・シャイン!」

「うわぁ、何だこの光」

「クソっカウントレス・ブレイド!」

あの魔法は……

「走るぞ!アルッ」

危険だ、無数の矢が飛んでくる前に抜け出さなければ

「レイル、危なっ!グァッ」

「アルッ」

こーなッたら担いでても逃げるしかないっ

#######

ハッハッハッ

『クロエ!』

「!どうしたの?ベルそんなに慌てて」

『さっき見かけない男たちを見た』

「見かけない?盗賊?」

『いや、そう思ったがどうやら追われていたらしい』

「追われていた?」

『うむ、それもかなりの数だおそらく奴らが勝つことはないだろう』

「なんで放ってきたの!?」

『すでに怪我をしていた。魔法も使えそうだったからクロエを呼びに行ったほうがいいと思ったが…』

「わかったわすぐに行きましょう」

『うむ、我に乗れそのほうが速い』

「えぇ、急いで!」

#######

「何とか負けた、か」

「…みたいですね」

「アル、怪我は大丈夫か?」

「えぇ、大した事ない…で…す」

「アルッ」

何故だ!?急に…!!!

「これは…毒か!?」

クソっやられた!さっきの魔法毒の作用が入っていたのかっ

「今すぐ、解毒剤を持ってくる」

急がなければ!

ガサガサ

「!」

まさか、追いつかれた!?



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