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愛する人

ウミネコ

転校生のユイア

梅雨に東京から転校生が来た。
明るくでよく笑う。でもどこか大人びてるようなどこか…オレや大人たちに違和感というのか言い表せない気持ち悪さがあった。俺からして愛想笑いにしか見えないのだ
ここのクラスメイトにはない読書家で、いろんなこと知ってて運動ができる子だった。
その人がクラスに馴染むのはすごい早かった。

つい去年の修学旅行の時にはいたような気がしてしまうほどの馴染みようだった。
それもそのはず彼女は洞察力、観察力が長けてるようだった。

うさぎや鶏の世話するの飼育委員なって
動物のの事をよく理解していき、何かあればすぐ先生に報告していた。

同じ飼育委員の俺のこともよく見ていた。
「…ねえ」彼女は兎の世話をしててニワトリ小屋にいた俺が見えないとこにいたはずなのに俺を見て眉間にしわ寄せて何か心配そうな表情だった。
世話終わって一緒に手を洗いおえて声かけられた。
「え、なに?」
「保健室行こう?」
「え?」
「足…こっこたちにつっつかれてるんでしょ」
「声そんな出してないのによくわかったね。」
「ヴって声が聞こえたのと、顔ひきつってる。」ほっぺをむにーっと引っ張られるも手加減してるのか痛くない程度。
ぱっちり、くりっとした二重の黒い瞳は虚ろで無表情にじっと1秒くらい目を合わせたまま居たが、俺の手を引いて保健室へと行った。

保健室の先生は居ない者の手際よく俺の足を消毒やらしてくれる彼女。綺麗に絆創膏とか貼ったり、
なんだろ…一瞬白衣を着た20代の大人のように見えた。
気のせい、気のせいなんだけどね。

「こっこのやろー卵奪うなとばかり突っつくんだもんまいったよ。今度こっこの周りは今度は放置かぁ…」
オーバーに頭抱える俺をクスリと笑って片付けまでも綺麗にしている。
その表情は作り物ではない。自然な笑顔で美しく思えた。

それからだった。普段の愛想笑いがどうしても…醜く見えてしまうしどうして作り笑いにも見えるのか不思議て仕方なかった。

もう一度…自然な笑顔見たい。
そう思って観察を始めた。
彼女の自然な表情を見たくて彼女のそばいるようなった。
彼女は昼休みに晴れてたら桜の木下の岩庭園の岩の上で本を読んでいる。それもかなり小6とは思えないレベルのもの…医学書まで読んでることがある。
それでも彼女はそれを読みきった時の晴れやかな笑顔は清々しく美しいし、生き生きとしている。
知るほどにミステリアスで惹きつけられつつも強く既視感を感じた。

彼女の放課後の遊び場は図書館だから。

そのそばにいたらきっと…あのような笑顔見れるよな…そう思った。

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