異世界転生思い出したら彼女を探そう。
8歳の誕生日②
僕の挨拶を終えてから皆で会話をしたりする時間が始まった。挨拶を終えたのを確認したエミリは僕の胸ポケットから顔だけ出した。「パパ?おつかれさま。」「エミリ。ありがとう。」僕はそう言って指先でエミリの頭を優しく撫でた。それが気持ちよかったらしく「ふわぁ」とエミリは声を出していた。そんな事をしていると、周りからおおくの同じ年の貴族の人達がやって来た。「レオン君!おつかれさま。」「ありがとう。えーと」「そうだった。自己紹介をしていなかったね。僕はエリオット。エリオット・エメラルド。僕は将来は魔法騎士になりたいと思ってるんだ。」「そうなの!僕も将来!魔法騎士になりたいと思ってるんだよ。」「そうなの?パパ?そんなのはじめて聞いたよ。」「レオン君?そのポケットにいるのは何?」「レオンでいいよ。それとコイツはエミリ。ボクの魔法で呼んだ精霊だよ。」「コイツって言わないでよパパ!」「じゃ、レオン?何でパパなの?」「それはな。」「パパ!私が説明してもいい?」「いいけとエリオットもそれでいい?」「いいよ。」「それじゃ、頼むなエミリ。」「うん。・・・まず、私はパパの魔力を元にして産まれました。木の性質を持つ魔法と水の性質を持つ魔法を合わせてそれにイメージを合わせて私の卵が出来ました。その後はパパの魔力を何でもいいからくれれば生まれるんだ!」「そうなんだ。それって僕にも出来るかな?レオン、どうかな?」「木の魔法と水の魔法を使えるかな?」「出来ない。」「なら、僕の手を握って。」「えっ?何で?」この時エリオットは思った。親以外の男の人の手を握るのは初めてだと。「僕の手からエリオットの手に直接この魔法を流し込むよ。」「分かったよ。」そう言って僕はエリオットの左手を掴んだ。そしてこの二つの魔力を右手に流して・・・卵が出来上がった。「凄い!卵が出来たよ。これはどの魔道書を読めば出来る魔法なの?」「この魔法は僕が作ったんだよ。」「そうなの?凄いよ!」「それより早く卵に魔力を流して。ゆっくり少しずつだよ。」「分かった。」そう言ってエリオットは卵に魔力を少しずつ流し続けた。しばらくしてエリオットの卵にひびが入った。中からエミリより小さな精霊が出てきて1番最初の一言「ママ?」
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