セブンファイター

MINON

〔第1話前編〕事の始まり

始業式の日の帰り道、兄である中1の浅也と、通学路を歩いていると、小5である浅花は、今までそこにはなかった奇妙なものを見つける。「兄さん、あれ‼」すると、浅也も気付いたようで、「うわ、何だあれ‼」と驚いている。だが、浅也はガードレールに飛び乗る。そうだった。浅也は元々好奇心旺盛なのだった。だが、浅也はバランスを崩して坂を転がり落ちていった。その時、浅花は悟った。………え?まず落ちた事自体意味分かんないんですけど。その時、浅也は何か分かったようで、「痛た…。あれ?おい浅花!コッチ来い‼」と浅花を呼ぶ。浅花はため息をついて、「もう…仕方ないな…。兄さんったらいつもコレ。」と坂を下りた。そこには、浅花が奇妙なものと思っていたものがあった。それはとても大きい洞窟だった。少し躊躇いながらも浅也に聞いた。「…入りたいの?」すると浅也は迷わず「もちろんだよ。こんなのあったら入りたくなるよ」と言った。これに浅花は少しイラついたのか、「兄さんのバカ‼」と叫んだ。

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