白い悪魔と愛した人達へ

壊れはじめる脳


廣瀬は一度ネタが目の前にあると休憩をせずひたすら追っかけるタイプの人間でした。
だから廣瀬と食ってた私は1週間寝ない、食べない。の生活をしていました。何日も同じラブホへいると怪しまれるのでラブホ街を転々とする日々。

私の稼ぎも尽きて行く。
廣瀬はこの頃金貸しをやりはじめたばかりで金がなく32歳の廣瀬に17歳の私が全てお金を出していた。
そんだけ寝ないと脳が壊れる。
一か月たたないうちに私の脳は壊れた。
はじまりは、廣瀬とセックスをしている最中。
ドア越しに女がたっていた。
悲鳴。叫ぶ私、止める廣瀬。
「幻覚や、おらんて、寝てなさすぎや」

廣瀬は切れ目になると怒りだすタイプでした。
平然とネタを持ってる女と合流しだすし、当時だって他の女と住んでいた。私は実家だった。愛されてなかったんだろうけど、廣瀬の一番になりたいし、全てを独占したくて、あたしは客から裏っぴきをしてマンションを借りた。

二人の部屋。
新しい生活。

幸せな日々を夢見てた

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