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異世界召喚に巻き込まれたんだが、勇者がかなり弱くて人生詰んだ。

ノベルバユーザー210019

018 終わらない

ーヒュゴォッ
「ヒャハァッー!いいねぇっやっぱりあんたと殺り遭うってのは最高にイイ気分だぁっー!」
ーー右腕に碧焔、左腕に黒焔。
「ダッハハァッ!いや何、腰が痛いんだがなぁ!」
オルガがそれらをふりかざす、たったそれだけの行為でその先には忽ち碧い爆炎が立ち込め、それを塗りつぶすかのように闇のように黒い焔が追い討ちをかけていく。
ここ、王立魔術学園ことセルスフィアの闘技場には世界最大級の結界が存在することで有名だとか。どれほどの衝撃が加わろうがその結界が破れることは無い。
恐るべき高密度の魔力で形成された結界が5層。過去200年でも最高で3層しか破られたことの無い鉄壁の守りがこの学園には存在する。 ーーバガァアアアンッ!
そんなものがあるのなら国ごと覆ってしまえじゃ無いかって正直に俺は聞いたんだが、コレにはとんでも無い量の魔力が必要なんだと。1日でも12時間の使用が限界であるため、いくら強固であっても闘技場ほどのサイズでしか展開は不可能である。この闘技場の範囲がこの世界の技術の限界だそうだ。
話を戻すが、俺らはいまその結界に護られながら最強格二人の戦闘を傍観しているのです。
開始1分でいきなり1層目が破壊された。怖い、マジ怖い。
しかし、それほどの威力があるといえども武神ことアレクスには一度たりともあたってはいないのであります。
「あのおっさん、さっきから魔法を正面からぶった切ってるよな」 それは俺も不思議に思ってたところです。
「うむ、彼は武器を己の魔力で対魔コーティングすることで魔術師と対等に渡り合っておるんじゃな。彼自身、魔力量は優秀とは言えんほどなんじゃ。だが、剣の腕のみで彼はこの国のトップに君臨しておるよ」
「要するにいかれてら」
「……否定はせん」
完全に二人の世界()で愛を育んでいらっしゃる最強格なんですけれど、この地獄のような死合をわたくしはいつまで見ればよろしいので?うふ? 
ーードゴォオオンッ!
「ケ、ケンジ様……?その、こんな事言うのはあれなんですけれど……お顔が変です、よ?」
「お前よりマシだって」
「えぇっ!?私そんなに可笑しな顔してますか!?」
「俺、そんなに可笑しな顔してたの?」
ーーヒュゥ……ズシャアアアンッ! おい逸らすなこっち向け。ちょっと、おーい、おい。
「もうっステラの事なんか知らないもんっ!」
ーーズガァアアンっ!
おっほ、いい目ですね目覚めそうだわ。嘘だよ。
「なんじゃ、気色悪い事いきなり言いよってからに」
「お前はすっこんでろよクソジジィッ!!」
「ワシ悲しいわ」
それでいつになれば終わるんでしょうかね?
「……喉乾いたな」
「あ、私コップ持ってきていますのでお水ーーバガァアアアンッ!……お水をーーズガァアアン…おみーーヒュゴォオオオ!!……もぉおお何なんですかぁっ!」
わかったから、泣くなよ。


 



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