異世界召喚に巻き込まれたんだが、勇者がかなり弱くて人生詰んだ。

ノベルバユーザー210019

-01 お前らに見せてやろう、これが詰みってやつだ

こんにちわぁーっ!えっと、ぼぉくのなまえはぁケンジですっ!いへへへへへっぇっほえほっおえっ…
「どした?ものっそい変な顔して、ウケる。」 
「やかましいわ。何でもねぇよ叩くぞ」
「し、死ぬからやめておくんなましっ!」
あれ、あれあれー?今、死ぬとか大袈裟な(笑)(笑)とか思いませんでした?えっへぇ、思ったよね?ねぇ、思ったよねぇー?ウケるー! 
あのぉ、もしかしてぇ……えへっえへへっ……叩くぐらいで人間は死なないとかってぇー……えとえとぉ…思うパターンの人ですかっ!?
ノンノン、ノンッノンッ!
そりゃーね、君達ちょっと見識が浅いよね、うん。
「命ってさぁ……大事だよなぁ。」
「え、なに?すんごい嫌な予感しちゃうんですけど」
「俺ってばね、命はすごい大事にしてるの。うんほんと。でもさぁこれ本当ね、俺三日三晩寝ずに考えたんだけどさぁ……お前の命って言わばピーナッツの皮じゃん?」
「薄すぎるよ、三枚重ねくらいしてくれや」
三枚だったらいいのかよ。
まぁ、それはさておきだ。これから君たちが目にするのは現実問題ありえない話です。
だけどさぁ……これが俺達の現状なんです。
ーーしかとご覧あれ。
「あ、ちょっ!?待って、落ち着いて。一旦お話をしよう、そう!愉快なお話だよ!おじいさんとおばあさんがオートバイで世界を目指すようなそんなハイカラなさいお話だからさぁっ!きいてーっ!頼む!落ち着いて!はい、ヒーッヒーッフッー。ね、落ち着いて!ダメ!その手の構えはダメよ、ダメッ!ああっああぁーー」
デコピンっ「フィンガァァッっ!?」

あ、はい。勿論この人死んでますよ?

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