女神に拾われた俺は女神の為に頑張ろうと思う

熊きち

第13話 ゴブリン戦

俺は木刀でゴブリン達に斬り掛かる、腕に当たり当たった所に深い切り傷ができている

「この木刀やばない?想像以上に切れるんですけど」

ゴブリンが叫びながら、こちらを見ている
だってしょうがないじゃんそんなに切れると思わなかったんだもんけど、初めて切り付けた割には何も感情が湧かないなこれなら行ける
そう思いゴブリンに次々斬り掛かる、

「すげぇなシロ!ちっとこっちも手伝ってくれねぇか?」

アイリスの周りに7.8体のゴブリンが集まっていた

「なにやってんのアイリスさん!すぐ行く!」

すぐにアイリスの元に駆け寄りついでに2体ほど切り捨て置いた

「すまねぇな!助かるぜ!」

「そんな事言ってる余裕あったら戦いますよ!」

俺とアイリスで周りにいたゴブリンを倒していく
にしてもゴブリンを倒すのが随分と楽になったものだアイリスから貰った木刀のお陰だな

「グギャアアア!!」

「やめて!来ないで!いやぁぁぁ!」

俺は振り返り声が聞こえた方を向く

「まずい!アイリスさんここは任せました!チョット助けてきます!」

俺はバレないように足を魔物化し声のした方に全力で走った

「あいつ速すぎね?」

そんな事聞こえたけど無視ってはしる

「来ないで!いやぁぁぁ!」

悲鳴を上げていたのは小さな女の子だった
魔物化を解いて、走ってきた勢いを乗せた渾身の一撃をゴブリンに当てる、声も上げずに倒れるゴブリン

「あれ?助けて…くれたの…?」

「おう、悲鳴が聞こえたから飛んできた、ここは危険だからとりあえず村長の家までいくか!」

「うん!」

俺達は村長の家に向かった、中には村長を始めアノート、リディ、ヒスイも居た

「みんな揃ってるのか?ヒスイよくやった!」

「キュピ!」

「このまま皆を見ててくれるか?」

「キュピ!!」

「村長さん、残りのゴブリン倒してきますね」

「頼んだよ…!」

俺は静かに頷いて外に出てアイリスの所に向かう
アイリスはゴブリンと奮闘していた

「アイリスさん!お待たせしました!加勢します!」

「助かる!いくら雑魚でも数が数だこのまま一気におしきるぞ!」

「了解!」

俺達は40体は居たであろうゴブリン達を倒していく
次々にゴブリン達の亡骸ができていく、それにしてもなぜゴブリンが攻めてきたのだろうか?

「アイリスさん今までこんな事無かったんですよね?ゴブリンが攻めてくるとか」

「あぁ、そうなんだよ魔物の群が攻めてくることなんてまず無かったからな…俺も少し驚いてるんだよ」

「魔王がこの村に気付いた可能性は?」

「無いな、村長がこの村に魔王の目が届かないように結界を貼ってるんだ」

「村長意外に凄いんですね…」

「ガハハハハ!村長はああ見えて魔術師だからな」

「魔術師??」

「あぁ、なんだ知らねぇのか?」

ゴブリンを倒すのも話しながらでも余裕なのであるから会話してるんだが魔術師は気になる是が非でも知りたい
奥の方から物凄い圧を感じた

「なんだ!?」

「「逃げろ!バケモノだ!早く逃げろ!」」

俺を案内してくれたゴードンさんがそう叫びながらこっちに向かってくる
すると奥からゴブリンの3倍はあるであろうデカいゴブリンがいた

「嘘だろ…ゴブリンロードだと?まずい、あいつはゴブリンだが割とマジで強えぇぞ」

そんなに強いのかよ…あいつ流石にステータス見とくか?

(ステータス

ゴブリンロードLv15

生命力200
攻撃力180
防御力160
素早さ100
幸運値30

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スキル:号令
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称号    :ゴブリンを超えしもの


号令スキルって…ナイトウルフが持ってた命令とは違うのか?
にしてもステータス化け物じゃねぇか…俺が全身魔物化してやっと届くようなステータスだぞ…
クソこれはまずいな魔物化するしかないのか…

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