女神に拾われた俺は女神の為に頑張ろうと思う

熊きち

第10話 森を出る

目が覚めるとヒスイがこちらを見ていた

「おはよう、ヒスイ」

うぅ…眠い
洞窟から出てみるとすっかり日が上がっていた

「腹へったなぁ…」

「キュピ!」

ヒスイの方を見てみると色んな果物が置いてあった

「まじかヒスイ…ホントに泣かせてくるな」

旨い!超旨い!
そろそろ森を抜けようかな

「ヒスイ、そろそろ森抜けようぜ」

「キュピ!」

俺は落ちていた棒を拾い、倒れた方に進む事にした、棒は斜め左に倒れた

「よし!こっち行くぞヒスイ!」

しばらく歩いているとゴブリン発見、2匹居る
そういえばヒスイのLv上げもしないとな…
ゲームでよく使う寄生Lv上げしよっと

「ヒスイ、あいつらに攻撃してとんずらですぐに俺の所に戻って来れるか?」

「キュピィ!」

ヒスイはもの凄いスピードでゴブリンに近付きタックルする

「グギャ?!」

ヒスイの攻撃力だと少しダメージが入ったらいい方だろう、ゴブリンはこちらに気付き向かってくる、相変わらず棍棒を振り回している

「行きますか!」

ゴブリンには魔物化せずに倒す予定だ…いや、倒せるはず!
俺はゴブリンの後に回り込み横腹に蹴りを入れる

「グギャァァ!!」

ゴブリンは少し飛び木に当たりダウンした
だいぶ俺もLv上がってるな、前なんて顔面思いっきり殴ったのにただ怒らせただけだぞ…
格闘術スキルのおかげかもな

「ギャァァ!」

残り1匹のゴブリンが叫ぶ

「そりゃぁ、怒るよなぁ」

ゴブリンは棍棒を振り回して近付いてくる
俺はデタラメに振り回された棍棒を掴み動きを止める

「グギャ!!?」

そのまま腹パンを食らわせてやった、
いちいちステータス見るの面倒くさいから一応顔面パンチも食らわせておく、先に伸びていたゴブリンにも顔面パンチする

「ふぅ、ヒスイのレベルはあがってるか?」

(ステータス)

シロLv3→5

生命力70→85
攻撃力70→90
防御力90→100
素早さ60→75
幸運値120

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
スキル:人間化
            魔物化
            格闘術Lv1
            威圧Lv1
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
称号  :ピースの加護
           魔王の息子

おお、俺のLvも上がってるなゴブリンと昨日のウルフかな?威圧のスキルまで覚えてるし…
さて、ヒスイはっと

(ステータス)


ヒスイLv1→2

生命力10(+25)
攻撃力10→15(+25)
防御力20(+25)
素早さ200(+25)
幸運値70

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
スキル:とんずら
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
称号  :魔王の側近

Lv1だけだけどちゃんと上がってるな、よしよし
いい感じだ

「さっ行こうぜ、ヒスイ」

「キュピ♪♪」

また、しばらく森を歩いているとまたまたゴブリンを見つけた、

「ねぇ、多くない?ゴブリン多くない?昨日なんてあんなに動き回ってゴブリン一体だけだよ?
ねぇ…」

確かにゴブリンが多い気がする、俺は気付かれないよう、そっとやり過ごす

「いちいち戦ってる余裕ないしな、ここはやり過ごそう」

やり過ごした後森を歩く、暫くすると視界が開けてきた

「森抜けたか?…あれ家じゃねぇか?」

よく見ると柵に囲まれた小さな町のような集落の様なものがあった

「町…いや、集落か?行ってみるか!…やべ、羽と角隠さなきゃ」

角と羽をイメージしながらさらに人間化する
すると完全に角と羽が消えた
そういえばこの服どーなってんだ?魔物化しても破れないズボン…いや人間化したら一緒にズボンも戻ってくる

「まぁ、いいやとりあえず集落行ってみるか」

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