腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが

けん玉マスター

38話 ユウ&ミーシェside キレるユウくん

「申し訳ございません…騎士団長…。魔族のユウと魔神の妹ミーシェを…取り逃してしまいました。」
「そうか…魔族の男は別に良い。」
「と言いますと?」
「早く…ミーシェを捕らえるのだ。」
「は、はい!」


「ああ…魔神の…妹、ミーシェ…。私は…そなたが欲しいのだ…。あの美しい顔…早く私のものに…!」


「騎士団長がなんだって?」
「なんかこの国の騎士団長は凄いイケメンさんらしいよ。」
ユウとミーシェはアギリシ王国にある闇ギルドで昼食を食べていた。
「…ふーん。」
「あ、拗ねた。」
「拗ねてねぇし。」
「ふふふ…大丈夫だよ。私は…ユウしか見てないから…。」
「…ほんと?」
「あ、デレモード…。」
「浮気…しないよな?」
「するわけないじゃん。まずユウよりカッコイイ男なんてこの世にいる訳ないでしょ?」
「ミーシェ…。」
「ユウ…。」
「…お二人さん、ここは闇ギルドってこと忘れるなよ?」
「あ、ラゴス。いたのか…。」
「俺の店だからな…。」
「ラゴスはなんか知ってんのかよ?この国の騎士団長様について。」
「それなら直接見てみればいい。」
「は?」
「今日は丁度騎士団長の誕生日なんだよ。通りの真ん中でパレードするんだと。」
「へえ…。」
「行くの?」
「少しでもミーシェの気を引いたやつだからな…。」
「そんなんじゃないってば。」
「どうだか…。」
「もう…どうしたら信じてくれるの?」
「分かってるだろ?」
「しょうがないなぁ…。ほら、おいで。」
「あーはいはい、そういうのはよそでやってくれ。」


アギリシ王国中央通り。
そこを豪華な馬車が通り過ぎる。
「きゃあー!レンティッシュ様ァ!」
「こっち向いてぇ!!」
レンなんとかは微笑む。
「きゃあああ〜!」

「すごい歓声だな…。」
「そうだね…。特に女の子の声が凄いね…。」
「ただのナルシストっぽいやつじゃねえか。あんなやつより俺の方がまだ…。ミーシェ、お前あんなののどこがいいんだ?」
「だから違うってば!…あ、目があった。」
「気をつけろ、石になるぞ。」
「何言ってんの…?」
するとレンティッシュはその場に倒れた。
「「え?」」
どよめきが起きる。
ゆっくりと立ち上がるレンティッシュ。
「そなただ…そなたを探していたのだ…。魔神の妹ミーシェ!」
「!」

「なに?魔神の妹がここに?」
「え?」
「どういうこと?」

困惑の声が広がる。
レンティッシュはミーシェに近づいた。
「え、えっと〜…え?」
「良い、私には分かる。そんなアーティファクトじゃそなたの美しさは隠しきれない。」
「え?…え?」
ミーシェは困惑する。
レンティッシュはミーシェの手を握る。
「私の…妻になってくれ。」
「…え?」


「何が起こってるの?」
「あの子が魔神の妹なの?」
「どういうこと?」

さらに困惑する民衆。
「あの…えと…。」
「そなたを一目見た時から愛していた…。麗しのミーシェ。私の…妻になってくれぬか?」
「え?え?」
「…おい。その手…離せよ。」
ユウがレンティッシュに近づく。
「そなたは…魔族のユウか?」
「…」
「貴様に用はない。…捕らえろ。」
「!」
民衆の中から数人の兵士が出てくる。
「ちっ…!、待て!」
レンティッシュはミーシェの手を引き馬車に向かう。
「…待てって…言ってんだろうが…。」
ユウは辺りに殺気を放つ。
兵士は殺気に耐えきれず、息絶える。
民衆は逃げ惑う。
「ほう…なかなかやるな。」
「ユウ…。」
「麗しのミーシェよ。少し待っていてくれ。そなたを汚す夢から覚まさしてあげるからね…。」
レンティッシュは剣を抜く。
「あの…あなたは私のことが好き…なんですか?」
「好き?いや、愛している。」
「そ、そうですか…それならユウに勝ったら、あなたの愛にお答え致します。」
「よろしいのか?」
「ただし…命…掛けてね?」
「は?」
「さてと…。」
バキ…ボキッ…
ユウは関節を鳴らす。
辺りにえげつない殺気が渦巻く。
「久々にブチ切れたぜ?誰の許可得て人の女の手握ってんだ?あぁん?」
ヤンキー口調のユウ。
「不敬な…。死ね…!」
レンティッシュはレイピアを突き出してきた。
ユウはひらりと躱す。
「なかなか良い動きだな…。」
「…お前は簡単には殺さないぞ…。」
「戯言を!」
ヒュ…
レイピアがユウに迫る。
「はははっ!避けられまい!」
ガシ…
ユウはレイピアを掴む。
「なっ?!」
そしてこちらに手繰り寄せた。
そのまま溝に蹴りを入れる。
「がっ…はあ!」
着ていた鎧は音を立てて割れた。
「お前…誰を口説いてるんだ?」
「よく…も…。」
ドガッ!
「がはっ!」
顔面に蹴りを入れる。
「貴様!よくも私の美しい顔に…!」
「うるせえ。」
ドゴッ!
距離を詰めさらに蹴りを入れる。
「がはっ!ぐっ…!」
「誰の手を握った?」
「やめ…があっ…」
ユウはレンティッシュの首を持ち、上に持上げる。
「ミーシェに汚い手で触るんじゃねぇ。」
「ぐっ…離…せ…!」
「さーて、そんなお前には俺のスペシャルコースを見せてやるよ。」
「何…を…」
優はアイテムボックスからゴム手袋を取り出し付ける。
「貴様…何を…。」
ビリ…
「何をする!?」
優はレンティッシュのズボンを破いた。
「女性の方へのサービスだよ。」
「やめろ!」
「そしてこれが俺のスペシャルコース。」
「何を…」
むんず…
「はうっ!」
優はレンティッシュのレンティッシュを掴んだ。
「やめろ!貴様!寄せ!」
ニタリ…
優の口元が歪む。
「お前は…男やめろ。お前が男だとしつこくミーシェに言いよってきそうだからな…。」
「分かった!悪かったから!やめろ!いや…やめて…ください……いやぁぁぁ!!」
ぶつん…。
「これが俺のスペシャルコース、強制性転換だ。おめでとう、これでお前も晴れて…女だ。」
「あ…あがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
「それにしても…ちいせぇな、お前のお前。…くせぇ…。」

「ユウ。」
「おうミーシェ。大丈夫か?」
「うん…。」
「よかった…。」
「ふふふ…やりすぎ。」
「わりい…。」
「でも…ありがとう…。」
「ああ。」
民衆の中にいる男は皆自分の股間を押さえていたとか。



間に合いませんでしたぁ!
すいません〜!
新作読んでくれると嬉しいです!
ついでに特別編も!
フォローorコメントよろしくお願いします!


…ああ…股間が…縮こまる…。
僕の僕は無事ですw
(下ネタすいません…。)

コメント

  • けん玉マスター

    しぃさん
    コメントありがとうございます。
    なんだと〜?
    ゴリゴリの男子高生じゃオラァ!
    ち〇ち〇ついてるわっ!
    (すいません。コメント本当に感謝ですw)

    2
  • LLENN_p

    けん玉マスターさんって女の人かと思ってました…(すいませんw←)

    1
  • トクさん

    汚物ー

    2
  • ノベルバユーザー30469

    これはむごい……

    2
  • ノベルバユーザー180988

    誰得だよ
    男のこういうの要らないから

    4
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