腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが

けん玉マスター

35話 ユウ&ミーシェside アギリシ王国再び

アギリシ王国正門。
剣を構える王国兵士たち。
「ひ、怯むな!敵は2人だ!」
「は、はい!」
兵士たちは同時に返事をする。
「お前達は完全に包囲されている!大人しく投降しろ!」
兵士たちのリーダー格の男が2人の若者に叫んだ。


「ユウ…。」
「ああ…。はぁ…なんでこんなことに…。」
アギリシ王国に戻ってきた2人は正門を通ろうとした時に兵士にとめられ、しばらく待っていたら数人の兵士が出てきた。
そして今に至る。
「魔族のユウ!それに魔神の妹ミーシェよ!大人しく投降しろ!」
「はぁ…めんどくせえ…。」
正門の上には弓を構える兵士がいる。おっ、魔法使いも一緒に居るな…。
…まああんだけ手が震えてちゃ当たることはまずないだろう。
「…少しいいか?」
「黙れ!」
「少し話聞けって。なんで俺たちを捕らえるんだ?」
「貴様らは勇者を騙しさらにその命も奪った!そして魔神を復活させたのだ!見逃すわけがないだろう!」
ですよねー。
「そうか…。それで?どうする?戦うか?お前らに特に恨みはないからな…できれば殺したくない。」
「ふん!舐められたものだな。こちらには30人の兵士がいるのだぞ?たった2人で何が出来る?」
正直1人で余裕である。
「そうか…。」
「ふん…これ以上話している気は無い。…やれ。」
ヒュンッ!
矢が飛んできた。
この時この兵士はある失態を犯した。
狙ったのがユウでは無く隣にいるミーシェを狙ってしまったのだ。

パシ…。
飛んできた矢はミーシェに当たることなく、ミーシェの目の前で止まる。
バキ…
ユウが矢を手で掴んでいた。力を入れへし折る。
「…お前今…誰狙った?」
殺気を撃った兵士個人に放つ。
「…ひっ…」
「俺か?俺にしては少し右だったな?まさかミーシェを狙ったのか?」
「ユウ…程々にね?」
「…ああ。」
「や、やれぇ!!」
兵士が掛け声をかける。
「さてと…。武器創造…。」
ユウが作り出したのマシンガン二丁だった。
「な、なんだあれは…!」
ユウは両手に構え、ニヤリと笑う。
「…じゃあな。」
二丁の連続した発砲音がこの空間を支配した。


「ひっ!ひいぃ…!」
リーダー格の男に銃を向ける。
辺りには蜂の巣になった兵士たちが転がっている。
「俺…そんな目立ちたくないんだよ…。見逃してくれるか?」
「あ…あ、ああ…あ…」
「…ふう…。」
ユウはマシンガンをしまう。
「待たせたな。終わったぞ、ミーシェ。」
「ふふ…お疲れ様。」
「矢…当たってないよな?」
「うん、大丈夫だよ。」
「そうか…。良かった…。」
「ありがとう。でも…やり過ぎ…。」
「は…ははは…。そうだよな、やっぱ…。」
「うん…。ユウも…返り血がすごいよ?」
「とっとと行くか…。」
2人は正門をくぐった。

「ふん!馬鹿め!通すと思ったか?!」
兵士のリーダー格の男が剣を持ち立ち上がった。
コロン…
しかし兵士の前に見覚えのない小さな玉が転がる。
「なんだ…?これは…?」
実はこれ…手榴弾であるw
ドゴォン!!

兵士は吹き飛んだ。
「だから…やり過ぎ!」
「わりぃ…。」



アギリシ王国東の酒場。
「おお!ユウにミーシェじゃねえか!」
「よう。」
「よう…じゃねえよ!なんの連絡もなく消えるから何かあったかもって心配しちまったじゃねえか!」
「ラゴスさんがまさか心配してくれるなんて…。」
「は!…ちげぇよ。お前達はこのギルドのエースだからな…。」
「…素直じゃねぇなぁ?」
「うるせぇ…。」
「ふ…連絡せず悪かった。この通り2人とも元気さ。」
「…ジェニーや、ほかの馬鹿どもは下にいる。挨拶してやんな。」
「ああ…。」


ガコ…
「懐かしい音だな…。」
ギルドへの扉を開ける。
「よーっす。」
「!、ユウか?!」
「ミーシェ!」
「よう。久しぶり!」
「よう、じゃねえよ!今まで何してやがった?!」
「お、落ち着けよジェニー…ちょっと出張的な感じだ。」
「…たく…みんな心配して…」
「オラァ!2人ともとっととこっち来やがれ!」
ジェニーの言葉は遮られる。
「酒だ酒!ラゴス!とっとともって来やがれ!」
いつの間にか後ろにいたラゴスに叫ぶ。
「たく…待ってろ…。」
「ほら、ミーシェちゃん、座れよ!」
「あ、うん…。」
「ほら、ユウも!こっちこっち!」
「お、おう…てかお前ら最初から酒入ってねぇか?」
「…よ、よーしっ!ユウ、久しぶりに呑むわよぉ!」
「…はぁ…どうなっても知らねぇぞ?」
そのあとの記憶はない。ただただ呑みまくったw


宿屋までの道。
2人は夜道をゆっくりと歩いていた。
「ぷはぁ…飲んだ飲んだ…。」
「そうだな…。」
ユウはミーシェをおぶりながら答える。
「ふふふ…ユウのおんぶ久しぶりだなぁ…。」
「そうだったか?まあこの国では1ヶ月以上暮らしたからな…。しばらく魔神領にいたから久しぶりかもな…。」
「うん…安心する…。」
「…夜はお前の番だ…。好きなだけ甘えろ。」
「んふふ。じゃあお言葉に甘えて…。」
ミーシェは背中に頭を起いた。
「ふふ…スー…スー…」
そして心地よい寝息を立て始めた。
「ふ…。」
この国には1週間は滞在する。
ここにいた時と同じように仕事して…酒飲むだけだ。




お待たせしました!
第2回人気キャラ投票結果発表です!
まずは男性から行きましょう!

5人ですが…ビリが二人いまして…インタビュー形式で発表します!

まずはビリ1人目…天城光祐!
今の気分は?
「俺がビリ?ふざけるな!なんで誰も俺の魅力に…」
次行ってみましょー!


続いてのビリはー…ルシファー様です!
どちらもゼロ票です…。
今の気分は?
「さして興味はない…。」
あ、そうですか…。
その目には涙が溜まっていたw


続いて第3位の発表です!
第3位は…セバスさんです!4票でした!
おめでとうございます!今の気分は?
「こんな老いぼれなんかに投票してくれるなんて…嬉しいですね…。」
ありがとうございます!作者も結構気に入ってるキャラです!


続いて第2位は…6票、小宮陸くんです!!
まさかの2位…。今の気分は?
「ふん…。」

つ、次行ってみましょう!


第1位はまさかの大どんでん返し!
主人公、藤山優です!
いやぁ…やっと1位取りましたね…。
今の気分は?
「人気キャラ投票?どうせ小宮が1位…え?俺?!マジで?!…マジか…。」
い、以上!男性部門でしたw!


続いて女性部門です!
ビリはもちろんあの人!←ひでぇw
ゼロ票で…みんな大嫌い、江ノ島菜々です!
いやぁ…予想通りでしたねぇw
今の気分はどうですか?
「どうせ私なんて…。あなたが!あなたが私を最低に書くからこんなことに…」
ごめんなさい…。時間の都合上ここまででw


続いて第4位です!
第4位は…2票、松山由希さんです!
今の気分はどうですか?
「…4位か…微妙だね…。」
大丈夫です。あなたはこれから伸びますよ!


続いて第3位は…
まさかのヒロイン、ミーシェです!
今の気…
「えぇー!!なんでぇ!なんで私が3位なのぉ!ヒロインなのにぃ!ユウと一緒がいいよぉ!イカサマだぁ!どうし…」
えぇい!うるさい!諦めなさい!


気を取り直して第2位!
第2位は…サラ姉さんです!
今の気分はどうですか?
「あら?私が2位?ごめんなさいね?ミーシェ。」
妹思いで優しいお姉さんですね!


そして栄えある第1位は…!
ベルちゃんことベルフェゴールです!
いやぁ…こんな人気だとは思わなかった…w
今の気分はどうですか?
「私に投票してくれたみんな、ありがとね?でも…ミーシェが可哀想じゃない?」
どちらもシスコンですね…。

以上!結果発表でした!
今回は前回より票数が少なかったです…。
次やる時は増えていることに期待です!
それではまた会いましょう!
ばーいっ!

フォローorコメントよろしくお願いします!

コメント

  • 本大好き{デアラ}

    シスコン……………………

    1
  • ダイアーさん

    手榴弾ですwは草生えた

    5
  • 垂直抗力(元ラノベ大好きサムライ)

    こ、小宮様が2位だなんて…オラおどれぇたぞ!
    天城と江ノ島は心の底からざまぁwwwwユウとベルちゃん1位おめでとーございマース!!
    サラ姉さんは惜しかったなぁ…
    話は変わりますけど、あそこで手榴弾は鬼畜スギィィィ!!!!
    でもそこに痺れる憧れるぅ!!作者様!これからも学園編共々頑張ってください!!

    4
  • ばど

    手榴弾、、、
    文明の利器だねっ!

    2
  • かつあん

    oh(´・ω・`)...まさかの小宮様2位だったとは...天城と江ノ島は安定の不人気w

    マシンガンで蜂の巣とかユウやりすぎwまあ、好きな人に矢が飛んできたらそうなるかもね〜。で、最後は手榴弾と、だいぶ派手だね〜。

    8
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