ありきたりの転生者の苦悩

ノベルバユーザー49556

出会いの日 2話

「おい、そこのお前」

いきなり低めの口調で声をかけられた。

「え?」「え?」
「あれ?ここはどこだ?」

いきなり風景が一辺して焦っていり気持ちと、絡まれそうな状況に困惑をしてしまった。

「えーと、ここは田舎ですか?」

とりあえず状況と相手を落ち着かせる為に、こちらから会話の主導権を握りにいってみる。

「貴様は突然この場に現れたよな?」

質問を質問で返されて仕方がないから、相手のペースで対話を試みるしかない。

「え?違いますよっ!」キリッ
「ここで寝ていてら目が覚めただけなので」キリッ

とぼけて相手の怒りの気持ちを下げにいってみる。

「ここは転生した奴が現れる場所だと情報屋から聞いている」
「こちらの質問に答えないと首が無くなると思え」

どうやら策士ばりに会話のフェイントをかけてきたようだ。
答えないと不味いがリアルに状況がわからんから答えられない。

「だれに口を聞いている?」
「転生者を舐めてるとただじゃすまないのはソッチだろ」

転生特典がある事を信じて戦闘を試みる事にした。
現実で総合格闘技を少しだけかじっていた実力を特典で強化されてる事を信じて...。

「ハァッ!」

有無を言わずにダッシュで剣をもって襲ってきやがった。

「防具も着けずに何が出来る」

とりあえず恐怖を押し殺して発言をしてみる。

「貴様など拳で十分だが」
               「切る!」

はい、まずい状況なった。
とりあえず脳内で相手の足元にツタを出すイメージをしてみる。

「なっ!」

あ、でた...。
とりあえず俺すごくね?

「びたーーん...」

派手に女が転んで沈黙がこの場を支配する。

「えーと」
 
声をかけてみる。
 
「すきにしろ...」
「もう、すきにしろ...」

あ、折れたな。
俺と一緒で虚勢を張ってただけっぽいな。

「ムニュ..ムニュムニュ」
 
とりあえず乳を揉んでみる。

「ムニュムニュムニュムニュ」

物凄い気持ちが良い。
揉んでるこっちが気持ちがいい。

一時間後

「お前..」「お前...」
「責任取れよ....」

どうやらテンプレ展開が来てしまったようだ。
乳を小一時間揉んだだけでこれか。

「ああ、責任は取ろう」

なぜか格好を付けて言ってみる。

「私は国から転生者を下僕にしないと追放されてしまうのだ」
「だから追放される代わりに、お前と共に生きる」

なんか急に向こうの事情を説明されているが、本来は俺が何故ここにいるのかが気になって仕方がない。

「とりあえず家をこの辺に立てるか...」

「うん」

始めに生きるための準備を彼女と共に始める事にした..。

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