世界最強が転生時にさらに強くなったそうです

白狼

隣国でデート

 俺は今、隣国でシルフィとデートをしている。
「シン様!次はあそこのお店を見ましょ!」
 シルフィは、そう言って俺の腕のつかみその店へと走った。
「シン君!これどうですか?私に似合うでしょうか?」
 来た店というのは、服の店だ。
 やっぱり女の子ってオシャレが好きなのかな?
「ああ、似合ってるぞ!超可愛い!」
 俺がそう言うとシルフィは、顔を真っ赤にした。
「そ、そうですか。えへへ、嬉しいです。ありがとうございます!これ、買おうかな。」
 シルフィは、そう言うとその服を買おうとしていた。
「あ!ちょっと待って!」
 俺は、シルフィにストップをかけた。
「ん?どうしたのです、シン様?」
「シルフィ、その服買うなら俺がってあげるよ。」
「え!?そんな、悪いですよ!私が買います!」
「い~やダメだ!俺が買うよ!」
 せっかくのデートなんだ。こういう時は、俺が買ってあげた方がいいだろう。
「で、でも、さすがに悪いですよ!」
「金なら気にしないでくれ。俺、余るほど持ってるからな。」
 俺は、そう言ってシルフィの手から服を取り上げた。
「あ!?」
 俺は、シルフィから何か言われる前に支払いを済ませた。
「はい、シルフィ。」
「もう!私が買うって言ったのに!」
 シルフィは、そう言いながら怒っていたけど、表情は嬉しそうだ。
「あ!」
 ん?シルフィが何か思いついたらしくまた店の中に入っていった。
 俺もその後をつけていく。
「どうしたんだ、シルフィ?」
「シン様!この服、シン様にとてもお似合いですよ!」
 そう言ってシルフィは、1着の服を掲げならが言った。
「そ、そうか?」
 俺は、あまりオシャレなんか気にしたことがないから服のセンスが良く分からない。
「はい!とてもお似合いです!試着してみてください!」
 そう言ってシルフィは、俺も無理やり試着室へと押し込んだ。
 仕方ないから俺は、シルフィが選んだ服を着てみた。
「これでいいのか?」
 俺は、着替えを済ませシルフィにそう尋ねる。
「はい!とてもかっこいいです!その服買いましょ!」
「そうか?そこまで言うなら買うよ。」
 そう言って俺は、もう一度ものと服へと着替えて服を買いに行こうとした。
「シン様、その服は私が買います!」
 そう言ってシルフィは、俺の手元から服を取り上げた。
「いや!それは、ダメだろ!さすがに女の子に服を買わせるとか。」
 そう言って俺は、服を取り戻そうとする。
「ダメで~す!これは、私が買うんです!」
 シルフィは、俺が服を奪おうとする手を躱すとすぐさま支払いを済ませた。
「はい、シン様!」
 シルフィは、ニコニコしながら俺に服を渡してくる。
 彼女からのプレゼントと思うとすごい嬉しいのだが、買ってもらってよかったのだろうか?
「ありがとう、シルフィ。でも、本当に買ってもらってよかったのか?俺は、金ならたくさんあるんだぞ。」
「いいんです!それに私だって王族ですから多少なりともお金は持ってます!」
「そうか。なら、喜んでもらうよ。大事にするからな。」
「私もシン様から貰った服、大切にします!」
 そう言って俺たちは、デートを続けた。
「あ!シン様、今度はあのお店に行きましょ!」
 そう言って向かった先は、防具店だった。
 防具店なんか初めて入るな。俺いつも自分で作ってたし。
「シン様、この頃私も冒険者になり、仕事をするようになったので新しい武器が欲しいんですが、なにか私にあった武器を選んでくれませんか?」
 う~ん、そうだな~。シルフィは、魔法が上手いからステッキとかの方がいいだろう。
 ん~、いい杖ないかな~。
 俺は、店に並んであるステッキを一つ一つ《鑑定》で調べていく。
 その中からいいものを一つ選んだ。
「シルフィこの杖なんかどうだ?」
 俺がそう言うとシルフィは、その杖を見た。
「この杖の効果は、魔法の威力を1.5倍にするそうだ。それにデザインが結構いと思うけど、どうだ?」
「はい!これがいいです!それじゃ買って………」
「俺が買ってくるな!」
 そう言って俺は、とっとと支払いを済ませた。
「またですか、シン様!?プレゼントは、嬉しいんですがここまでされるとさすがに気を使ってしまいます!」
 確かにそうかもな。あまり気を使わせるのはやめた方がいいだろう。
「悪い、これで最後にするよ。だからこれ、貰ってくれ!」
「本当にこれが最後ですからね!……シン様、ありがとうございます。」
 シルフィは、怒りながらも少し照れてお礼を言った。
「それじゃ私もシン様になにか一つプレゼントを差し上げますね!」
 そう言ってシルフィは、また店の中に入っていった。
 そして、シルフィが持ってきたものは短剣だった。
「はい、シン様これどうぞ!」
 シルフィは、とてもいい笑顔で短剣をくれた。
「ありがとな、シルフィ。でも、ほんとに気を使うもんだな。ちゃんと気をつけないとな。」
「はい!そうですね!それじゃデートをの続きをしましょ!」
 それから俺たちは、3時間ほどデートをして、この街で泊まる宿に帰った。

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コメント

  • ノベルバユーザー229228

    承諾書わすれんなよ

    3
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