世界最強が転生時にさらに強くなったそうです

白狼

魔法学園編 オリジナル魔法

 本戦2日目の朝俺は、昨日見つけた森で体を動かしていた。
 施設にもトレーニングルームはあるが、俺的にはこういう自然で体を動かした方が調子が良くなる。
 今日は、2回戦と準決勝があるから昨日よりも念入りに体の調子を整える。
 だが俺は、体を動かしているものの雑念が混じっている。
 昨日の第七試合。ドルギースのあの戦い方。あれは本当に人間なのだろうか。そう思わせるほどの強さだ。
《鑑定》のスキルを使うか?いや、さすがにそれはダメだ。答えは、決勝戦か。楽しみだな。
(マスター、気をつけてくださいね。私にもあの方の底が知れません。)
(イリスでもか。これは、本当に気をつけた方がいいな。)
 俺は、イリスとそんな会話をしつつ調整するのを終わらせ、森を出た。
 俺は、2回戦も苦戦することなく勝利することができた。そして、あのドルギースの2回戦を見ると観戦している人が驚きを隠せないほどすごいことが起きた。それは、ドルギース自信が相手に触れることなく相手の選手が吹っ飛び場外負けだった。
 だが、一応俺にはちゃんとかをしているか分かった。ドルギースが何をしたかというとそれは、試合開始直後に風魔法を展開させ、その魔法を放った。ただそれだけだ。だが、風魔法は目には見えないため観客には、何もされずに吹き飛ばされたと勘違いしたのだ。
 でも、俺が驚いたのはその魔法だ。あの魔法は、俺の知らない魔法なんだ。これは、俺の予想だがあれは、オリジナル魔法と思う。
(なぁイリス、魔法を作ることって出来るのか?)
(いえ、そんな話聞いたことありません。でも、あの魔法は、魔法書には載っていない魔法です。)
 魔法書とは、魔法の全ての技が載っている本だ。俺もその本を見て魔法の技を知った。
 でも、あの魔法書に載ってない技を使ったてことは・・・本当におもしれろいぜ!
 俺は、そう思いつつ準決勝に向けて休息をとった。
「やぁシン!2回戦見てたぞ!」
 休息をとっていた俺の元に校長とSクラスのみんなが来た。
「いや~余裕だったな!これなら初優勝も狙えるな!ハッハッハ」
 校長は、初の優勝が出来るかもということで高笑いをしていた。
「確かにこれなら優勝も余裕だろ。」
「そうだよね~、なんか、シン君を見てると負けている姿なんて予想つかないもん。」
 ケインとメインは、そんなことを言っている。
「いや、優勝出来るか分からない。」
 俺は、そんな発言をしていた。
「準決勝は、余裕だろうが決勝戦であたるドルギースと言う選手が問題だ。あいつほんとにやべぇ強さなんだ。だから、勝てるかなんて分からない。」
「シン様……でも、顔がニヤついてますよ?」
 俺がニヤついていた。まぁ確かにニヤつくかもな。だって
「だってようやく本気で戦える相手に出逢えたんだからな!」
 俺は、そう言って立ち上がった。
「勝てるかは分からない。でも、全力で戦って勝ってみせる!」
「ふふ、シン様頑張ってくださいね。」
「ああ!必ず優勝してやるぜ!」
 俺は、そろそろ時間なので休息を終え舞台まで行った。
 準決勝も軽々と勝利し、決勝戦へとコマを進めた。
 そして、あのドルギースも決勝戦へとコマを進めた。
 準決勝のドルギースの戦いは、また俺の知らない魔法を使った。今度は、火魔法だ。たぶんあいつは、全魔法のオリジナル魔法を使える。
 決勝戦は、明日。あいつの底がまだ知れてないが全力を尽くしてやる!
 俺は、そう思いならが明日に向けての準備をしていた。
 そして、俺が施設の廊下を歩いているとドルギースがいた。いまだにフードを被って顔を隠していた。
「やぁシン君、君と戦う日を私は、ずっと待ち続けていた。明日の決勝戦、楽しみに待っているね。」
「ああ、俺もだ。お前の試合を見てお前と戦うのがすげぇ楽しみなんだ。明日、全力で戦ってやる。勝つのは、俺だからな!」
「ふふ、それじゃ私は、明日のために休息をとることにするよ。じゃあねぇ~。」
 そう言ってドルギースは、手を振って去って行った。
 あいつ、言葉はすごい穏やかな感じだっけどあいつから感じるオーラは、化け物だった。
 俺の右手は、震えていた。
 俺は、右手を抑えつつ自分の部屋に戻り、俺も休むことにした。

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コメント

  • 火野目 燐助

    内容いがいの要素で笑わせるのやめてくれる?
    まじで、めっちゃ笑った。この作品まじでおもしれロイゼ!

    1
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