世界最強が転生時にさらに強くなったそうです

白狼

魔法学園編 自己紹介

 入学式が終わり、次は、各クラスに行き、自己紹介をするそうだ。
 俺たちのクラス、Sクラスは、10人構成のクラスらしい。
 シルフィに話を聞いたところ、FクラスからCクラスまでが、30人クラス、BクラスからAクラスが、20人クラス、そして、Sクラスが、10人クラスと言っていた。
 俺たちは、教室に着くと、まず、先生の紹介があった。
「今日から1年間、このクラスの担任になった、ベイル・シーベルだ。まあ、今後とも、よろしく頼むぞ!」
 ベイル先生は、そう挨拶をした。
 体育会系の先生ぽい人だ。
「それじゃ、学年首席のシンから、自己紹介を頼むぞ!」
「分かりました。」
 俺は、そう言い、教団の前に行って、軽く自己紹介をした。
「鳴神 真です。高等部からこの学園に入ったので、分からないことが沢山あるので、いろいろ教えてください。今日から1年間よろしくお願いします。」
 まぁ、こんなもんでいいだろう。俺がそう言い終わって、一礼すると、クラスのみんなが拍手をしてきた。
「よし!次は、ケインだ!」
 ベイル先生は、そう言ういと、ケインは、教団の前に行った。
「ケイン・シュベルトです。えーと、この中には、初めましての人も少しいるので、仲良くしてください。1年間よろしくお願いします。」
 ケインは、一礼すると、また拍手が起こった。
 それから、成績順に自己紹介をしていった。
「シルフィ・エルフィードです。王族ですが、仲良くしてくれると嬉しいです。これから、1年間よろしくお願いしますね。」
「オリビア・フーデルです。迷惑をかけると思いますが、よろしくお願いします。」
 これで、俺の知り合いは、全員挨拶を終えた。
 次からは、全く知らない人たちだから、しっかりと顔と名前を覚えなくちゃな。
「メイル・イベールだよ!去年からずっとSクラスの人は、私のことを分かると思うけど、初めての人は、よろしくね!」
 メインと名乗った子は、背が低く、まだ、結構幼い顔つきだ。とても、元気な子だ。
「キース・イベルトです。多々迷惑をかけると思いますが、1年間よろしくお願いします。」
 キースは、顔がとても整っており、礼儀正しい男子だ。
「ロイス・クイルターです。去年は、Aクラスだったのですが、去年頑張って今年からSクラスに入ることが出来ました。1年間よろしくお願いします。」
 ロイスは、綺麗な顔立ちをしているが、シルフィには、負けるな!
「フ、フォーリー・クワイエットです。……えっと、…1年間よろしくお願いします!」
 フォーリーは、眼鏡をかけていて、少しオドオドしている、少し、恥ずかしがり屋な女子だ。
「ガイア・パーツだ!みんな!よろしく頼むぞ!」
 ガイアは、すごい、筋肉がついており、めっちゃごつい。
「トム・シェリーです。順位的には、Sクラスで最下位ですけど、頑張って、上へ行けるように頑張ります!1年間よろしくお願いします!」
 トムは、結構真面目そうな顔の女の子だ。前世では、クラス委員長をやってそうなイメージを醸し出している。
「よし!これで全員、自己紹介を終えたな!みんな、これから、1年間過ごす仲間たちだ!仲良くやれよ!」
「「「「「「「「「「はい。」」」」」」」」」」
「今日は、これで学園は、終わるが、これから、みんなと交流を深めるもよし!学園を見て回るもよし!帰るのもよし!各自、自由にしてよし!それでは、解散!」
 そう言って、ベイル先生は、教室を出て行った。
「シルフィ、オリビア、これからどうする?」
 俺は、特に何も用事がないので、シルフィと、オリビアの元へ行った。
「なぁ、シン、シルフィ、オリビア、これから、みんなで交流を深めるために、どっかの店で食事をするつもりなんだけど、来ないか?」
 横から、ケインは、そう言った。後ろを見ると、もうみんな集まっていた。
「そうだな、それじゃ、参加させてもらうよ。」
「シン様が、参加するのなら、私も参加します。」
「なら、私もします。」
「よし!みんな行くってことでいいな!それじゃ、近くの喫茶店に行こうぜ!」
 そう言って、俺たちは、学園から徒歩5分のところにある喫茶店に行った。
 俺たちは、喫茶店に入り、各自色々なものを頼み、いろいろ話し始めた。
 そして、みんな飲み物が来たところで、ケインが言った。
「おい、シン!お前、学年首席なんだから、音頭とれよ!」
 ケインは、軽いノリでそう言った。
「仕方ないな。え~、これからの学園生活が、俺たちにとって、有意義なものであるように、そして、学園生活が楽しく送れるように、乾杯!」
 そう言って、みんな「乾杯!」と言いながら、グラスをぶつけた。
「なぁ、シン、お前なんか、得意魔法とかあるのか?」
 ケインが、そう言って来た。
「え?なんで?」
「いや、Sクラスのみんなは、一つ必ず得意魔法があるからな。俺は、ちなみに風魔法だ!」
 ケインは、そう言って胸を張った。
「へ~そうなのか?シルフィと、オリビアも、あるのか?」
「私は、水魔法が得意ですね。」
 シルフィは、水魔法が得意なのか。まぁ、確かに、何回か、みんなでクエストを受けた時も、結構、水魔法を使っていたからな。
「私は、光魔法が得意です。」
 オリビアは、光魔法が得意なんだな。俺は、オリビアの戦闘は、見たことがないから、オリビアが、どんな戦闘をするか、知らないな。今度、オリビアも誘って、クエストを受けるか!
「へ~、みんなあるんだな~。」
「シン君!シン君!私も聞いて!」
 メインは、すごい子供っぽい言い方でそう言った。
「あ、ああ、メインの得意魔法は、なんだ?」
 俺は、少し引きながら聞いた。
「私はね!火魔法が得意!」
「そ、そうなんだな。」
 メインは、火魔法が得意なのか。まぁ、確かに、炎系の魔法が好きそうな顔をしているな。
「で、シンの、得意な魔法は、なんだ?」
「ん~、なんだろうな~。」
 う~ん、一応全属性使えるからな。
 あ!でも、ステータスを偽装していて、土魔法が上級まで使えるようになっているから、土魔法でいっか!
「俺の得意魔法は、土魔法だな!」
「土魔法か、何級まで使えるんだ?」
「上級までなら、いけるぞ。」
「土か、……あ!それなら、ロイスも、土魔法が得意だったよな!?」
 ケインは、そう言って、ロイスに話を振る。
「ん?ええ、そうですよ。それが何か?」
「シンも、土魔法が得意だってよ!お前ら、コンビいいんじゃないか?」
「シン君も、土魔法が得意なの!?それじゃ、いろいろ教えて貰ってもいいかな!」
 ロイスは、そう言いながら、俺の方にグイグイ来た。
 ロイスは、シルフィに、顔が負けると言っても、すごい美人なのは、間違いない。そんな人の、顔が近くにあったら、誰だって顔が熱くなるってもんだぜ!
「あ、ああ、もちろんいいぞ、これから、一緒に頑張ろうな。」
「そうね!頑張りましょう!」
 そう言って、ロイスと、握手を交わす。
 俺の隣にいる、シルフィからは、ものすごい鋭い視線が、俺に突き刺さる。
 べ、別に俺は、何も悪いことは、してないよな!……うん、大丈夫なはずだ!
 それから、1時間ほど喫茶店で喋り、結構、仲を深めることが出来た。
「それじゃ、そろそろ帰るか!」
 そう言って、みんな、席を立って、自分の分の食事代を払った。
 みんな、結構楽しい人たちだったから、これからの学園生活が楽しみだな。

コメント

  • ノベルバユーザー282808

    ソレナー

    0
  • 苓

    トム·シェリーってトムとジェリーのパクり ですか?
    でも、いい名前ですね

    0
  • 火野目 燐助

    トムとジェリー?

    0
  • ラインハルト

    頑張って更新して下さい

    2
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