泣き虫の僕の異世界物語

ユキ

泣き虫の僕のおはよう!おやすみ!さようならぁぁぁ!

「んっ、眩しい...え...なんだここっ!?どこだここ!!え、怖い怖いよ!!浮いてるっ!?うわ!浮いてる!!天国みてえ!!」
「天国じゃよ、おはようユウキ君」
「そ、そうですか、ではおやすみなさい」
僕は何もみていない、筋肉マッチョマンの髭面爺さんがポージングしてピカピカに光ってるのなんかみてない。
目を覚ますとそこは真っ白だった、うん、いや何言ってるか自分でもわかんないけど全部白!!真っ白!!
そこに変な爺さん登場と...うん、つかれてたんだな、こんな変な夢みるくらいならお姉さんにイチャコラされる夢を見たいもんだ。
「ユウキ君、残念じゃがここではもう寝れないんじゃ、それと夢じゃない、君は死んだんじゃよ」
「えーと、寝れないんで静かにしてもらえますか?あと眩しいので背中の光?消してもらえますか?」
「おお、すまんすまん、消すのを忘れとったわい、もうそろそろ歳じゃの、物忘れが激しいとかなわんわい」
そう言い高笑いする爺さんに覚めた目を向ける...でも、どこかで見たような...
「そうそう、忘れる前に言っとかんといかんことがあったわい、ユウキ君、大切な話だからよく聞くのじゃよ」
「いや、ちょっと意味がわk」
「君は間違いなく死んだんじゃ、それをまず理解してほしい、そして君は生まれ変わる、とある世界にの、そこでじゃ、努力が報われなかったお主に、能力...向こうの世界ではスキルじゃが、それを3つ与えよう、好きなものを言うがいい」
「いや、いやいやいや、まず意味わかんないです。とある世界ってどこですか!!まずその世界を教えてくださいよ!!スキルってなんですか!アニメですか!?異世界転生ってやつですか!?なんで僕が死んでるんですか!!勝手に殺さないでください!!そしてなんで今更なんですか!!ふざけないでください!!なんならいいますけど!全て理解できるようになるスキルを下さいよ!!出来ないでしょうけどね!!

「ふむ、[無限理解]が欲しいと、これは勇者や賢者が持つスキルじゃがお主に与えるのも面白そうじゃのう、採用」
だ、だめだこの爺さん、人の話を聞く気がねえ...もういいや、めんどくさくなってきた。
「あー、もう、そう言うのいいんで、返してもらえませんかね?」
「あと2つじゃな」
「....」
あれ?なんでだろう?なんかイライラしてきたぞ。
「あと2つja」
「だぁーーー!!!繰り返さなくても聞こえてますよ!!!スキル言えばいいんでしょ!!!分かりましたよ!!考えるから黙ってて下さい!!!」
やっと静かになったぞこのクソジジイ、イライラさせる天才かよ...てかこっち見んな...にしてもスキルか、昔みた小説も確か今みたいな感じでチートして世界最強とかだったよな...なら...これでも言ってみるか。
「じゃあ、自分に無限に強くなるスキルと他のスキルを奪うスキルをくださいよ」
「む...お主煩悩にまみれておるのぅ...まあ、それもよかろうて、新しくそのスキルを作ってやるわい、最初はスキルの使い方など慣れないかもしれないが、頑張って生きるのじゃよ、最初は比較的安全な場所に連れてくからの、でわ、気をつけての.....孫よ...」
「は?作る?てか安全っておい!ちょ!まっ」
そして目を覚ますとそこは森だった。
見渡すと小池があり、木漏れ日が気持ちいい。
本当に異世界に来てしまったんだと思いながらキョロキョロすると目の前に人と同じくらいの大きさのカエルがこちらを見ていた。
と、とりあえず挨拶しとくか。
「....お、おはよう」
「ギュァァァアアアア!!!!」
そしていきなりかぶりつこうとして来た。
あぶねえな!!ん?頭になんか流れてくるぞ?

[人食いガエル]
[レベル 2]
[レア度Fランク]
[至る所で見られるカエル、冒険者の食用によくされる。
レベル上げのネタにされることもしばしば。]

んなもん知るか!!と、とりあえず今は...!!!
「さようならぁぁぁああああ!!!」
そういい僕は泣きながら全力で逃げた、が
「ぎゃああっ!!たべないれぇ!!ぬるぬるする!や、めっ、あ!いやぁ!!!」
逃げれず食べられてしまった

[ユキ]
年齢:15
性別:女
[レベル  1]
HP:18→12
MP:13
攻撃力:5
防御力:1
魔力:5
素早さ:3
運の良さ:99999
[レア度sss]
[種族]神の子
状態:麻痺
所持スキル:無限理解(MAX)、成長解放、略奪の王、ユキの涙(1)

レア度たか!!!名前変わってるし!!性別変わってるしぃいい!!計測出来ないって何!!!
頭の中にいきなり流れる情報に突っ込みを加えつつ足でカエルをケリケリして抜け出そうとする..が
「あ、あれ、な、なんか、し、びれ、る、、」
状態:麻痺
あ、これが、麻痺か...そっか...本当に異世界なのか..そして...また死ぬのか...
そう思っていたら自然と涙が流れてきた、まだ死にたくないな、せっかくチート?を貰ったのに全然使ってないし...さっきの爺さんごめん、またそっちに向かいます、もうポージングは見たくないのでやめて下さいね。
「ぐ、びゅ、ぶびゅゆじゃ」
(ユキは3の経験値を獲得した。)
(スキル:麻痺舌(2)、体液分泌、温度感知(1)を強奪しました。)
「....ふぇ?」
そして死んだカエルを眺めて涙を拭きもう一度カエルを見て呆然とする
「ふぇ?」
あ、あれ?なんか...生きてたわ


ただいまの所有スキル:無限理解(MAX)、成長解放、略奪の王、ユキの涙(1→2)、麻痺舌(2)、体液分泌、温度感知(1)


注意:()はスキルレベルです。

コメント

  • くろる"せんせー(*´ω`*)

    読んでいて楽しいです
    頑張ってください(*´ω`*)

    1
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