飛び降り自殺したら異世界に転生したのでめいいっぱい楽しんでみた

✞КОИОНА✞

02話 どうやら他種族の異世界へ転生することができるみたいです




俺が異世界へ転生出来ることを知り、喜んでいると、

「おぬし、生前では色々と大変だったようじゃの。次の世界ではめいいっぱい楽しんでみると良いぞ。そうじゃの、わしのできる範囲でなら色々と願いを叶えてやらんこともないがどうするかの?」

と神様からありがたい提案を頂いたので、俺は願いを言ってみた。

「そうですね、それじゃあ、人族はもちろん、エルフや魔族、魔物など、他種族のいる世界というのは大丈夫ですか?」

俺の生前の趣味が異世界ラノベを読むことだったので、前々から憧れてたりしたのだ。

「それくらいなら容易いぞ。その他に願うことはないのかの?」

「そうですね、あとは魔法もある世界がいいですね。さすがに近接戦闘だけで魔物と戦うのもどうかと思いますので。」

俺は今までに読んできたラノベにできるだけ近い形を望み、その世界で第2の人生を満喫しようと考えたのだ。

「他種族の世界に魔物、魔法のある世界か。なかなか面白そうじゃの。よし、お主のその希望通りの世界に転生させてやるぞ。」

「ホントにいいんですか!ありがとうございます!」

俺は前世では味わうことのない喜びに出会うことになった。

「そうじゃの、前世とは違う人生を歩んでほしいというわしからの願いも込めてわしからの加護を与えることにするぞ。それに、魔法に関しては練習次第でどんな風にもなる。これはお主の努力次第じゃな。」

俺は今まで必死に耐えてきた苦しみの報いが今ここで果たされることになった。まさかの神様からの加護までいただけるとは思ってもみなかった俺は神様へ感謝してもしきれないほどの恩を感じでいた。

「ホントに…ホントにありがとうございます!神様からの頂いた加護と思いを忘れずに次の人生を歩んでいくことにします。」

俺は涙を流しながらも神様に感謝の気持ちを伝えたのだった。

「なあに、容易いことじゃよ。今まで苦しんできた分、存分に楽しんでくるのじゃぞ。」

そして、神様が俺の頭に手を置くと、俺の体が白く光りだし、異世界への転生が始まった。

「そうじゃ、言い忘れておったが、自分のステータスは心の中でステータスオープンと唱えたら目に見えるようになるぞ。これは教会で専用の道具を使わない限り他人には見えないようになっておる。それじゃ、次会う時にはお主のいい思い出話を聞かせてもらうことにするとするか。」

俺はそんな神様からの言葉を聞き終えるとしだいに意識が薄れていったのだった。







第2話です。九重が異世界へ転生するところまでをかいてみました。次の話から九重が転生した世界の話となります。定期更新は難しいと思いますが、何卒気ままに待っていただけたらなと思います。

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