実力主義の異世界生活〜トップランカーへの道〜

ふある

3話 仲間

子供に天国?から地上に降ろされた。ここはマロルド帝国という国らしい。ここに下ろされる前に仲間が欲しいって言ったんだけど…仲間らしい仲間は見つからない。

周りをしばらく探索していると目の前から可愛くて身長が低くて胸も…胸はないけど!可愛い子が走ってきた。

焦っているのだろうか…息がすごく荒い

「おらー!まて」

大柄の男に追われている。
1度死ぬ恐怖を体験したからか、身体に力が入らない。

「誰か…誰か助けてください」

そう言いながら近寄ってくる少女。
ふと目線を上げると案の定目が合った。

「すみません…お兄さん、助けていただけないでしょうか」

上目遣いで目の中に涙を沢山貯めた少女が俺に助けを求めてくる。

「おい!お前そいつの仲間か?」

仲間という言葉につい反応してしまい

「仲間だ」

と答えてしまった。
こんなことなら子供が言ってたたった一つの願いを最強とか、アビリティとかにしとけば良かったと後悔。
勝つ、負ける以前に女の子から助けを求められて逃げれるほど男腐っちゃいないぜ!

「う、裏でやろうですか?」

喧嘩文句を言ったはずが意味のわからない敬語になってしまった。

「いいだろ、付いてこい」

言われた通りに付いていくと路地裏へ案内された。俺の作戦はこうだ



まず向かい合った瞬間に渾身の「パーンチ」と言いながらのキックで金的狙い。
その後しゃがみ込んだ所を膝でバーン
参りました。すみません!



これでいく!

「じゃあ始めるとするか」

そう言うと大柄の男がこっちを振り向こうとしてる。

まずは向き合った瞬間にパーンチに見せかけたキックをお見舞いしてやる

パーンチと言いながらキックをしようとした時に大柄の男は俺に向かって砂を投げてきた。

「いってー!目がいてぇ」

と言ってる間に大柄の男は殴りかかってくる。
痛い痛いと身体をクネクネさせてたおかげで何とかよけれた。これはチャンスだ!何を考えたのか地面の砂を大柄の男にも掛けた。

「うおー、卑怯者がァ」

それはお前だろ!とツッコミを入れて少女と共に商店街の路地へと身を潜めるように隠れた。



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