俺の二度目の人生は異世界で

とーふ

始まり

「……………………………………………ん?」
 目が覚めると辺り一面真っ白な空間が広がっていた。
「あれ?確か昨日は部活でクタクタになって
早く寝たような……」
未だに状況が飲み込めていない。
「あ、そうか。これは夢だな?なるほどなるほど。夢にしては……殺風景ですな!」
夢だと確信した俺は何も無い所を動き回るとした。
どんなに歩いても白、どんなに走っても白
どんなに叫んでも白、じっとしてても白、
「は〜疲れたな。夢なのに疲れるって
結構リアルだなこれ。」
ぼーっとしていると、突然周りが光だし
思わず目をつぶった。
「わ!?な、なんだ!?」
目を開けると若いイケメン男性が立っていた。
「やぁ、神様だよぉ」
「わぁ!いきなり目の前に現れて
いきなり神様だよって言われても困るんですけど!?」
女の子がよかったな…と心の中で思った。
「あーそうだよな〜こんな男より女の子がいいよなぁー、君もいい歳だもんなぁー」
「なっ!」
心読まれてる…
「まぁそれは置いといて、自己紹介からいこうか、僕は神だ。名前はまだない。まぁ他にも神様はいるけどその中で僕は王様的な存在の神です。」
この世で一番偉かった!?
「な、何故そのような人が俺…じゃなくて
私の夢?の中に出てくるんですか?」
「あぁ、その説明するの忘れてたね、あと敬語はいらないよ。簡単に言うと君はもう前の世界にはいない存在となってしまったんだ。」
「……………へ?」
「死んでしまったってことだね」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!???」
いやいやいや意味がわからん。
「いやーなんというかこうなってしまったのは僕のせいなんだよね。ある神様とちょっと色々あってね。話すと長いから割愛しますね」
いやいやいや話してくれよ!!
「そこまで言うんだったら話すけどさ」
また読まれてる…
「僕達、神は偉い順があって、ピラミッド型に順番がなってるんだけど、僕のすぐしたの位の神の世界が大災害になってしまって僕がその神を注意したら逆ギレされてしまってさ。その世界は僕の力でその災害そのものを消して被害を無くしたけど、その事にも逆ギレされてしまって僕の世界の一つ、地球に攻撃されてしまってね。」
「それに俺が巻き込まれたと言うことかい。」
神のことは全然わからないけど大変なんだなー
「わかってくれて助かるよ。まぁお詫びっていうことじゃないけど僕の世界に新しい命として生き返ることが出来るよ。地球とは違って
楽しいと思うよ。」
「まぁーなんというか、特にやりたいことなかったし、神様の言う通りにします。」
「ありがとうね。あとあそこの世界はそこそこ危険だから安全な所からスタートにするね。
それと僕からのプレゼントもあげるよ。」
危険なのか…まぁプレゼントも内容はわからないけど貰うしいいか
「神様、そろそろ行きましょう。新しい世界が楽しみです。」
「楽しそうだね。」っと神様は笑った。
神様が手を叩くと僕の目の前に魔法陣?みたいなものが出てきた。
「その中に入ると新しい人生がスタートするよ。」
俺はゆっくりその中に入った。
魔法陣が光だし、だんだん視界がぼやけていった。
「君を巻き込んでしまってごめんね。僕はこれしか出来ないけど、新しい世界でいい人生を過ごしてね。いってらっしゃい。」
俺は薄れる意識の中で神様に、「いってきます」と言った。
ここから俺の新しい人生が始まる。

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