日本守護神戦記

土御門桜

第弐拾壱話 荒川大将ノ苦悩

…自分は日本皇国軍の大将であり国立防衛学校の校長でもある荒川武蔵、挨拶が長々と出来ないのはとても申し訳なく思う。












我々日本皇国は東の亜細亜の列強国の一つであり先進国の一つでもある。それに対してや天皇陛下に対しても敬意を持っているために馬鹿にしたら怒るぞ。










特に国民は天皇陛下に対して敬意を表しており、違う国や国民であろうとも天皇陛下を中傷致せば我々や警察が手を出さなくても彼方で問題が起きる為か結局警察が動く。











そういえば台湾は中立の立場の国だが何故この戦争に参加した理由は話していないな。実は台湾でエア合衆国による攻撃が行われ、それに怒った台湾が憲法に乗っ取り攻撃してきたものに反撃する為に一時的に中立の立場から離れたらしいが詳しい事は後に出てくるであろう。











さて画面の向こう側にいる諸君にある事を言っておこうと思うがこの話は内密に頼む。












自分は今とてもある人物で悩んでいる。



















「今日も戦地へ向かうのか」






「荒川大将!」














つい最近金鵄勲章を授与され異名までもつけられた優秀な人材・中院かぐや准士官。彼女は数多の功績を残し、更に先の戦争で瀕死になるまで戦い続けた軍人である。









…しかし、片方の腕が無かったのに生えたのか?まぁそれは気にしないでおこう。










何故この自分が中院かぐや准士官で悩んでいるかというと彼女に集まる人物達だ。










猿飛伍長・真田伍長・幻妖の大佐とウェストモウレント帝国の彼奴と…つまり何が言いたいかと言うと男性が集まりすぎているのである。彼女は色恋に興味無さそうだが女性の諸君と余ります関わっていない。











数日だけ彼女を監視していたがどうやら女性の諸君はなかなか彼女に近づけないらしく、上層部か同じ隊である山野伍長しか近づけないらしいな。













「中院かぐや准士官、無謀と勇気は似て非になるものだ。何故休まない?動きっぱなしだぞ」













こう自分が問えば。













「これも日本皇国に勝利を捧げる為です」











と、答える。












「そうか…」














一体彼女がどうしてそんなにも必死に…いや、気持ちは分かるがいつ倒れても可笑しくない状況だ。







仕方がない。強引な手はやりたくなかったが上層部に彼女を休ませるように掛け合ってみるか…。

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