日本守護神戦記
第拾陸話 我、勲章ヲ授与サレル
かぐやが放ったあの光は自爆用のなのだが本来なら人一人が死んでしまう様な代物で発動条件は個人で設定してあるので発動条件は異なる。
しかし今回はかぐやの力が大きすぎてエア合衆国軍の殆どの軍人が命を落とす結果になってしまった。
「雨、か…」
此処は恐らくフレア島の南方面の海であろう。気温が先程より高いが雨のせいで体が冷たくなる。呼吸が浅くなっていく。
自分が撃たれた場所を確認すれば既に血が止まっていた様だが少し痛む。なんという生命力だ。まるでゴキブリ並じゃないか。
ゴキブリなんて見たこともないけど。
「…はぁ…っ…はぁ…っ…」
寒い。苦しい。
まるで雪山に来たかの様だ。
「うぁ…っ…うぅ…ぁぁ」
呂律が回らなくなり瞼が重い。
駄目だ。眠た…。
「此処は…何処だ?」
気が付けば大きな桜の木の下に佇み、地面には沢山の桜の花弁が散らばりまるで桜の花弁の床みたい。
とても綺麗でずっとこのまま居たいと思ってしまうと同時に心が打たれる様にしてかぐやの瞳から雫が流れた。
「かえらなきゃ…」
再び瞼を閉じる。
「中院准士官がお目覚めになりました!!」
「今医者を呼んで来ます!」
此処は病院?病院特有の匂いがして逃げ出したくなる衝動に駆られる。病院は苦手だ…特に注射が、というか衛生科だった自分が言っても良いのか?
そう思っていると日本皇国の上層部が病室に入って来た。その中には荒川大将の姿もある。
「既に一週間も寝ていたんだぞ。
寝坊にしては寝過ぎでは?」
「申し訳ありません…只今、夢の中から帰還致しました!」
「起きたばかりで申し訳ないがこれから勲章の授与式を行いたい。」
「勲章、ですか?」
「あぁ」
先のフレア島任務での戦功による金鵄勲章の授与、准士官では功六級だ。
更に異名まで付けられてしまった。
日本守護神
東洋のジャンヌ・ダルク
かぐや姫
これらについては何も言うまい。
しかし今回はかぐやの力が大きすぎてエア合衆国軍の殆どの軍人が命を落とす結果になってしまった。
「雨、か…」
此処は恐らくフレア島の南方面の海であろう。気温が先程より高いが雨のせいで体が冷たくなる。呼吸が浅くなっていく。
自分が撃たれた場所を確認すれば既に血が止まっていた様だが少し痛む。なんという生命力だ。まるでゴキブリ並じゃないか。
ゴキブリなんて見たこともないけど。
「…はぁ…っ…はぁ…っ…」
寒い。苦しい。
まるで雪山に来たかの様だ。
「うぁ…っ…うぅ…ぁぁ」
呂律が回らなくなり瞼が重い。
駄目だ。眠た…。
「此処は…何処だ?」
気が付けば大きな桜の木の下に佇み、地面には沢山の桜の花弁が散らばりまるで桜の花弁の床みたい。
とても綺麗でずっとこのまま居たいと思ってしまうと同時に心が打たれる様にしてかぐやの瞳から雫が流れた。
「かえらなきゃ…」
再び瞼を閉じる。
「中院准士官がお目覚めになりました!!」
「今医者を呼んで来ます!」
此処は病院?病院特有の匂いがして逃げ出したくなる衝動に駆られる。病院は苦手だ…特に注射が、というか衛生科だった自分が言っても良いのか?
そう思っていると日本皇国の上層部が病室に入って来た。その中には荒川大将の姿もある。
「既に一週間も寝ていたんだぞ。
寝坊にしては寝過ぎでは?」
「申し訳ありません…只今、夢の中から帰還致しました!」
「起きたばかりで申し訳ないがこれから勲章の授与式を行いたい。」
「勲章、ですか?」
「あぁ」
先のフレア島任務での戦功による金鵄勲章の授与、准士官では功六級だ。
更に異名まで付けられてしまった。
日本守護神
東洋のジャンヌ・ダルク
かぐや姫
これらについては何も言うまい。
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