日本守護神戦記
第拾伍話 我、窮地ニ落チル
「…くっ!一生の不覚!!」
かぐやは地面を拳で叩く。地面は雨が降って泥だらけにも関わらず何度も何度もかぐやは悔しさと自身への怒りから泥が軍服に付着するにも無視して殴り続ける。
参謀本部からの命令を受けたった一人で敵地へ観測手として赴いたが途中でエア合衆国軍に見つかり交戦。
しかし分が悪い事に相手は六人一組の魔法使いに、此方はたった一人。
いくら能力があると言っても今は日本刀と手榴弾しか持ち合せがない。
「敵軍の観測手を発見!追撃します!」
「相手は子供だ!いけ!!」
「Combat start」
「エア合衆国軍の魔法部隊を確認!繰り返します!エア合衆国軍の魔法部隊を確認!!」
無線で報告するとかぐやは日本刀を抜刀し構えを取る。
『撤退を!!』無線越しでも分かる。この声はとても焦っており緊張していることが。
それに撤退など出来るわけがない。自分は軍人、国の為に命を掛けて戦う!!
「 我 敵軍 ヲ 排除 ス 」
『撤退を!』
「至急応援を要請!現在陸と海から待機中の魔法部隊、合計千人が急行中!
撤退する暇がない!
これより敵地・フレア島上空にて戦闘開始!繰り返す!フレア島上空にて戦闘開始!
天皇陛下万歳!!」
『…貴殿の武運を祈る』これを最後にかぐやは敵軍へ突っ込んでいく。
死にたくないがこれも国のため。手榴弾をネックレスの様に巻き付けて敵軍へ特攻するのはまさに肉弾自決。
まるで第二次世界大戦時に不死身の日本兵と恐れられたあのお方みたいだ。
「全てはお国の為 全ては国民の為 どうか皆の為に死ねとお命じ下さい 」
スピードを限界まで上げて居合いで敵を斬る。流れる赤、自身にも付着する赤に目眩がした。
もう血なんて慣れたと思ったのにな。
「撃てー!!」
「そんな弾では私に当たる訳がないでしょう!!」
「ぎゃぁぁぁぁ!!!」
「助けてくれ!!」
一人また一人と命の灯火が消え逝く。それでもかぐやは日本刀を振り続けた。
ふと銃声が聞こえたかと思った瞬間、自身の頭が悲鳴を上げる。痛いと思い、手で押さえてみれば手には血液が付着している事に気づく。
…あぁ撃たれたんだ。
まるで劇場で映画を見ている様な感覚。
「どうして人は平等にも関わらず差別をするのか。
どうして同じ人間でなければ排除するのか。
どうして戦争を起こすのか。
一人一人を尊重し合い寛大であればきっと人類は平和になると思うのに。
神よ、愚かな我らをお許し下さい。
彼らはただ自分達の故郷を守りたいがため戦っているのです。」
かぐやは涙を流す。
「私は悔いない!
死んでもなお私はお国の為に戦う!」
かぐやは自身の腕を切断し、自身の血液で木札に書く様に同じく血液で文字を書いた。
「私の心は日本皇国にあり!!」
この言葉を引き金に辺りが白く光った。
かぐやは地面を拳で叩く。地面は雨が降って泥だらけにも関わらず何度も何度もかぐやは悔しさと自身への怒りから泥が軍服に付着するにも無視して殴り続ける。
参謀本部からの命令を受けたった一人で敵地へ観測手として赴いたが途中でエア合衆国軍に見つかり交戦。
しかし分が悪い事に相手は六人一組の魔法使いに、此方はたった一人。
いくら能力があると言っても今は日本刀と手榴弾しか持ち合せがない。
「敵軍の観測手を発見!追撃します!」
「相手は子供だ!いけ!!」
「Combat start」
「エア合衆国軍の魔法部隊を確認!繰り返します!エア合衆国軍の魔法部隊を確認!!」
無線で報告するとかぐやは日本刀を抜刀し構えを取る。
『撤退を!!』無線越しでも分かる。この声はとても焦っており緊張していることが。
それに撤退など出来るわけがない。自分は軍人、国の為に命を掛けて戦う!!
「 我 敵軍 ヲ 排除 ス 」
『撤退を!』
「至急応援を要請!現在陸と海から待機中の魔法部隊、合計千人が急行中!
撤退する暇がない!
これより敵地・フレア島上空にて戦闘開始!繰り返す!フレア島上空にて戦闘開始!
天皇陛下万歳!!」
『…貴殿の武運を祈る』これを最後にかぐやは敵軍へ突っ込んでいく。
死にたくないがこれも国のため。手榴弾をネックレスの様に巻き付けて敵軍へ特攻するのはまさに肉弾自決。
まるで第二次世界大戦時に不死身の日本兵と恐れられたあのお方みたいだ。
「全てはお国の為 全ては国民の為 どうか皆の為に死ねとお命じ下さい 」
スピードを限界まで上げて居合いで敵を斬る。流れる赤、自身にも付着する赤に目眩がした。
もう血なんて慣れたと思ったのにな。
「撃てー!!」
「そんな弾では私に当たる訳がないでしょう!!」
「ぎゃぁぁぁぁ!!!」
「助けてくれ!!」
一人また一人と命の灯火が消え逝く。それでもかぐやは日本刀を振り続けた。
ふと銃声が聞こえたかと思った瞬間、自身の頭が悲鳴を上げる。痛いと思い、手で押さえてみれば手には血液が付着している事に気づく。
…あぁ撃たれたんだ。
まるで劇場で映画を見ている様な感覚。
「どうして人は平等にも関わらず差別をするのか。
どうして同じ人間でなければ排除するのか。
どうして戦争を起こすのか。
一人一人を尊重し合い寛大であればきっと人類は平和になると思うのに。
神よ、愚かな我らをお許し下さい。
彼らはただ自分達の故郷を守りたいがため戦っているのです。」
かぐやは涙を流す。
「私は悔いない!
死んでもなお私はお国の為に戦う!」
かぐやは自身の腕を切断し、自身の血液で木札に書く様に同じく血液で文字を書いた。
「私の心は日本皇国にあり!!」
この言葉を引き金に辺りが白く光った。
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