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日本守護神戦記

土御門桜

第拾肆話 意外ナ人物

日本皇国軍月読部隊による行動報告書。






部隊長・中院かぐや准士官







部員・山野小町伍長、真田優雅伍長、猿飛佐助伍長







合計四名の月読部隊が幻妖軍の王大佐と揉めた事が発覚した。原因はどうやら王大佐が中院准士官に淫らな関係を築こうとして失敗し、更に部員である山野伍長・真田伍長・猿飛伍長が王大佐と中院准士官を遠ざける為に移動した事で王大佐はとても腹を煮えかえる思いをしているらしい。ざまあ。








これは処刑ですよね荒川大将?処刑ですよ。







これを幻妖に提出し威圧を掛けた上で処刑、晒し首を要求しましょうよ ️







報告者・石田洋之介





















「石田アアアア!!!!」












荒川大将の叫び声が空気中に轟き、国立防衛学校の校内に緊張感を与え更には下級生が失神するという出来事が怒ってしまう。







特に荒川大将は声が低くて謎の威圧がある為、大声を出すと全員が驚いて固まる程。あまり大声を出さない荒川大将が大声を出した事で校長室にいた他の先生方が一番被害を受けてしまった。







それだけ荒川大将は怒っている。












「御呼びでしょうか?荒川大将殿。」










「石田小隊長、今すぐに王大佐の情報を隅々まで調べ上げて元師に報告し政府へ提出するぞ。」







「了解!」









石田洋之介は主に情報収集を行う小隊の小隊長、その腕は荒川大将も評価する。彼に掛かれば御手の物、あらゆる情報がまるで雨の様に流れてくるのだ。








詳しい能力は言えないがたった一つしか力が使えない小隊長は珍しく、軍人としても最弱になるが隠密なら誰にも負けない自信がある。












「他に才能が無かった俺だが隠密術に時間を費やしてやっと小隊長になったんだ!頑張るぞ!」











石田小隊長は早速部隊に収集を掛けて王大佐を調べ上げろと命じたのだった







場所は代わり幻妖の都・長安。











其処には沢山の人々が行き交い、楽しそうな声が響いているがその裏では闇商人が麻薬などの禁じられている薬物を売ったりしていた。政府は勿論、厳しく取り締まるが効果は薄い様だ。










更に長安に入る門からそのまま裏の道に行けば男にとっての極楽がある。色街だ。






喧騒が目立つ色街、其所の中心にいるのは王静大佐。









「がははは!もっと酒と女を連れてこい!」







「本当に報告書通りかよ…」








王静大佐。幻妖の首都である長安の色街にて女性と戯れ酒を飲み、とても近所迷惑になりそうなお人。そう報告書に書いておこうと石田小隊長は思った。








しかし其所で思いもよらない人物が登場する。













「あぁ?なんで女嫌いとして有名なアルミン・フォン・ヴェーデントン大尉がいるんだ?」










アルミン・フォン・ヴェーデトン大尉。
ウェストモウレント帝国軍人・魔法空軍の所属。
前にかぐやと握手して会話しただけでウェストモウレント帝国新聞会社にスクープとして取り上げられ国中の女性に騒がれたという事に巻き込まれた不憫。









ヴェーデトン大尉は別に女性が嫌いだという訳ではない。ただヴェーデトン大尉の実家は男性ばかりで女性がいないし、あまり女性と会話さえした事がなかったためどう話したら良いか分からないのだ。









故にヴェーデトン大尉は無意識に女性を避け続けていた為か世間から女嫌いとして有名になってしまった。











「貴方に用があって来たのだ。」








「ほう?」









「他国、しかも任務中の女性の軍人を誘惑して淫らな関係を要求するのはやめろ。
彼女達からしたら国の為に戦場に来ているのにそういう要求されらたら迷惑だ。
彼女達にも愛国心がある。」










「なんでそんな事をお前にヴェーデトン大尉に言われなければいけない?」















それにお前は大尉だろ?俺は大佐だぞ?目上に対して態度を改めろ、王大佐をヴェーデトン大尉に咎める目線を送るがヴェーデトン大尉は王大佐を冷たい視線を送る。













「かぐやは誰よりも愛国心や忠誠心を持っている。その心を妨害しようとするなら俺は個人でお前を撃ち落とすからな。」













そう言ったヴェーデトン大尉は王大佐に背を向けて去っていく。










王大佐はめんどくさそうにしながら「あいう無駄な正義感を持ってる奴が早死にするんだぞ」と言い、横にいた娼婦は笑いながら頷いた。












「…どうやって報告書しよ…」








死んだ魚の用な目をした石田小隊長は荒川大将の怒る顔を想像して震え上がった

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