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日本守護神戦記

土御門桜

第拾弍話 大和魂ヲ見セツケヨ 後編

「強きを挫き、弱きを助ける」












場所は太平洋近くの海上。エア合衆国軍の戦艦が彼方此方と見え、日本皇国軍の海軍は苦戦を強いられている様にしか見えないが実はこれも作戦の内。






馬鹿め。エア合衆国軍は既に勝戦だと思っている為か少し手を抜いている様に見え、戦艦が日本皇国に近付く。








それに対し日本皇国は少しずつ後退しエア合衆国軍を日本皇国に招き入れるような形で彼らを包囲して行った。











「流石はエア合衆国。強気な態度とその傲慢さで幾度も戦争中にヘマした事を忘れたか。」






「中院准士官殿あれは如何致しますか?」





「我々の任務は此処での戦闘ではない。現在連合国の一国が植民地としている亜細亜区域を植民地解放する事が我々の任務である。」





「そういえば荒川大将が直接政府に申し出たんでしたっけ?」





「そうだ。」











一週間前、荒川大将は植民地化されている亜細亜諸国を解放させてインフラを整え独立させれば連合国に打撃を与える事が出来るのではないかと政府に申し出た。







これに対して政府が和菓子は即座に国会を開き、めでたく荒川大将の意見が通ったのだがその道は難を極める。






政府のトップが亜細亜諸国の植民地解放に向けて動き出した事を公表すれば、やはりと言うべきか他の国々…連合国は反発。大国に囲まれている日本皇国に目を付けられたのだ。







しかし政府やかぐやの予想とは裏腹に幻妖が日本皇国に手を貸すと宣言。幻妖は平和主義で大国でありながら傲慢さもなく、また植民地も持っていないこの世界大戦中の世では珍しい国家である。









どうやら最近の連合国の態度やこの戦争に発展した原因を幻妖は理解していて、ずっと我慢していたのにも関わらずまだ自分の非も認めない者達に嫌気が差したみたい。







更に犬猿の中である台湾とも手を組むのは難しかったろうに…。流石は亜細亜の楽園と呼ばれし国だ。














「さて我々も亜細亜諸国植民地解放に向けて動き出そう!!」









霊力(神力)で大空を羽ばたくその姿は誰の目から見ても神様からの使者であると思わせる。














「欧米諸国からの亜細亜の植民地を解放すれば彼方は都合が悪くなり防衛する為に出てくる筈だ。
我々日本皇国は幻妖と台湾とも連携して大東亜細亜共栄圏を設立して亜細亜の自立を目指す。その主の戦力となる中院かぐや准士官殿の協力が必要不可欠。」












かぐやは先日の月明かりが綺麗な夜に荒川大将に呼び出されてそう言われた事を思い出す。








「自分の命を掛けて任務を遂行してみせましょう。」







そう言ったかぐやの瞳は凛としていたのにも関わらず荒川大将の瞳は迷いを見せる。











「嗚呼、期待している。しかし…_____」






「?」












最後の方は聞こえなかったが荒川大将は一体何をおっしゃりたかったのかは聞くことも出来ない。








さて自分は自分の仕事をしよう。








国の為に。天皇陛下の為に。











「目標地点に到達致します!」








「敵がおりますが殲滅しますか?」








「真田伍長よ、決断が早すぎる。しかしまぁ一人だけ生き残させて我々が来た事を伝えさせるという手もあるぞ」







「……………!…………?」












猿飛伍長はやる気満々で「俺がやりますので先にこの国の国民をお願いします!死にませんので?」山野伍長が言っていると言う。





かぐやは迷わずそれを承知した。











「………!!」










猿飛伍長は身体能力強化が得意だし一人での戦闘なら下級兵みたいな者なら普通に圧勝出来る。









しかし時々自分の能力を制限出来ずにやらなくても良い事まで殺ってしまうがな。かぐやは背後に響き渡るまるで地が何者かによって真っ二つにされていそうな音に少し笑ってしまった。
















「安心するが良い。我々は日本皇国軍、亜細亜諸国を植民地から解放する為にやってきた!!」








嬉々とした国民の声が響き渡った。

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