ネームイーター

河内三比呂

怪奇

【怪奇!名前を喰らう《ネームイーター》!】

連日、平穏だったはずのこの町を騒がせている存在がいる。
深夜二時、
一人で歩いていると白いコートを着たヤツが執拗に名前を教えろと聞いてくるのだ。
その白いコートはどうしてだか顔が見えず、不気味な声を発する。
何度も何度もしつこく聞いてくるので、観念して名前を教えてしまうと、
ソイツはニタリと笑いこういうのだ。
「名前頂キます」
そう言われたら最後、ソイツは大きな口を開けまるで何かを喰うかのように口を動かす。
いや、喰っているのだ。
名前を。
そして、喰い終わった後に残るのは誰かだった人の灰―遺灰のみ。
だから、白いコートを見かけたら絶対に近づいてはいけない。
そして、絶対に名前を教えてはいけない。
なぜならヤツは欲しているのだ。獲物を―

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