シャドウゲームズ

異世界もの好きヒューマン( ̄▽ ̄;)

暗闇に堕ちてゆく

「はぁ...だりぃ」
今日も無意味な時間を俺は過ごしていく。

親からはこの大学に行けだとか、そのためにはもっと勉強しろだとか、自分の理想ばかり押し付けてくる。
同級生からは、「鏡君すごーい!」だとか「完璧だね」だとか適当な言葉をかけられ、馬鹿な自分を正当化しているクズにしか見えなくなってしまった。

最近は、こんな世界に生きていて楽しいことなんてあるのか、と考えるようになってきた。

(時間かかったな...) 先生の手伝いをしていたせいで、思ったよりも帰る時間が遅くなってしまった。
「やばい。電車の時間あと5分だ」
急いで帰る支度をすませ、学校を飛び出す。

「ふぅ...なんとか間に合った。」
急いで電車に乗り込む。
ふと、俺は車内がいつもと雰囲気が違うことに気がついた。
いつもは人が沢山乗っているのに、今日は異常に人が少ない。
まぁ時間も時間だし、少ないのは当たり前か。
そう思って一息つくと、急に眠気が襲ってきた。
「疲れてるから当然か...」
幸い、人はほとんどいないみたいだし、少し寝るか...

....俺は後で後悔するだろう。俺のこの判断が間違っていたことに...


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