村人から世界最強の魔王へ

金田拓也

20脱出

聖剣を大量に出せる以上、武器破壊で勝つのは無理。魔力もあまり残ってねぇな。
そう考えていると、ふっと我に返り、ガハハハハハ!と笑った。
何年振りだろう。勝つことを一生懸命考えたのは。それは自分がバカだと捨てた考えだ。そんな面倒な事を考えてたら生きることは退屈なのに。
自分が楽しく生きるためには自分のしたい事に素直になるのが一番だ。
ベルフェゴール「俺っちは楽するのが好きなんだよ。面倒こどからは逃げるのが俺っちのやり方だ。」
ベルフェゴールは、地面に手をつくと
ゆなの真下から大きな木が生えた。
ゆなは、剣を回し、その出てきた木に刺す。すると、木はなくなる。
それにベルフェゴールはニヤッとする。
お前の足元に大きな木の根っこを伸ばし、木を生やす。その木を刺せば、魔法は無効化され、その巨大な木はなくなる。つまり、足元が崩れ、そのまま、落ちる。
ベルフェゴール「俺っちはこの間にー。」
ゆな「今のは危なかったよぉ。」
その声に後ろを見ると、少し土で汚れているゆながニコニコしながら後ろに立っていた。
ゆな「聖剣を一本、足場に使ったからなくなっちゃった!でも…こんなにまだあるから大丈夫だよねー。」
ベルフェゴール「お前、人間じゃないな。」
それにゆなは、ん?と首をかしげる。意味が分からないと。あくまで自分が人間である事を主張するように。
ゆな「魔族は全部殺さないといけないんだぁ。だから、殺すよ」
そんな、驚くほど低い声とともにゆなが突撃をしてくる。今までよりも早いスピードで。自分では、もう避けることは出来ないだろう。
そんな事を考えた時だった。足元に突然、魔法陣のようなものが現れる。
それにゆなが警戒したのように距離を取る。
その瞬間。ベルフェゴールは姿を消した。


ベルフェゴールは、森の中に転移させられていた。それで事情を察知し、
ベルフェゴール「ちっ。あの野郎に俺っちが借りを作っちまった。返すの面倒くせぇ」
「あぁ。その必要はない」
その声にベルフェゴールは反応し、目の前を見て、はっと鼻で笑った。
ベルフェゴール「裏切り者が、俺っちを殺しにきたか。」
それにルシフェルは笑顔になると
ルシフェル「察しが良くて助かる。」
ベルフェゴール「あの化け物相手ならともかく、俺っちの力を舐めんなよ。」
生憎とこちらには武器が沢山ある。
ベルフェゴール「行くぜ」
ベルフェゴールはそう言って木を触った。
だが、木は一切動かなかった。
そこで後ろに足音がある。

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