村人から世界最強の魔王へ

金田拓也

19勝利は遠く

ゆなは剣を向け
ゆな「すぐ終わらせるから待っててね。みんなわたしが助けるから。ふふ、ふふふ…やっと魔族を殺せる!」
けっけけとベルフェゴールは笑うと
ベルフェゴール「調子に乗るなよ人間」 
ベルフェゴールは、何か呟き始める。
真冬「様子が変わった」
真冬がそう呟くとミナと一ノ瀬がそれに反応し、
ミナ「うむ。魔力が体中にまとわりついておるぞ」
一ノ瀬「加勢しますか?」
一ノ瀬の発言に四辻は鼻で笑うと
四辻「幹部にすら勝てないなら魔王に勝てねぇだろうが。これぐらいで負けるなら、兵器としての価値はねぇ」
一ノ瀬「兵器?取り消してくれないか?」
ニコニコしながら一ノ瀬が四辻を見る。
四辻「寝ぼけたこと抜かしてんじゃねぇよ偽善者が。魔族を倒すためにあいつに何を俺らが人間がしたのかお前だって知ってるだろ?それを許しておいて、今さら、正義の味方面してんじゃねぇよ」
真冬「今それを議論すべきではない。」
真冬はゆな達から目を離すことなく言う。

一撃二撃三撃四撃と攻撃を回避する。
ちっと舌打ちをし、距離を取る。
なんだこの女。妙な違和感を感じる。攻撃をしようとすると決まって訪れる。俺っちが臆してるってか?この女に。
ベルフェゴール「死ぬほどめんどくせぇお前。」
それにゆなは笑いながら距離を詰めてくる。
その顔が気に入らない。そもそも俺っちは、自分で戦うのが面倒だから、配下を作って戦わせてたのに、この女はあっさりと。
ゆなの横薙ぎをしゃがみ、地面を蹴り、手の届く距離まで詰める。そして、右の拳に魔力を加え続け、この一撃でー。
ベルフェゴールは魔力を貯めた一撃をゆなに放つ。それにより辺りに砂煙が舞う。

四辻「なんて一撃だよぉ!おい!」
一ノ瀬「ゆなさんは!?」
四辻と一ノ瀬に対し、ミナは笑うと
ミナ「案ずるな。大事ないぞ」
と言う。ミナの言葉とともに、砂煙が少しずつ晴れていき、下の様子が伺えた。
ベルフェゴール「今回は俺っちの勝ちだな」
ベルフェゴールはそう言うと、ゆなは折れた剣を眺める。
ベルフェゴールの一撃をゆなは咄嗟に聖剣で防いだのだが、ベルフェゴールの力に耐えきれず、折れてしまったのだ。
それにしてもさっきの俺っちの拳を防いだのは予想外だぜ。こいつ、今まで手加減してやがったな。…だがー。
ベルフェゴール「聖剣が折れたんじゃあ、勇者としては終わりだぜ。」
勝ち誇ったようにベルフェゴールが言うと、
ゆな「終わり?ふふふ、あはははは!終わり?終わりだって。」
そう言うとゆなの周りが光り、空中に何本もの聖剣が出現し、ゆなの周りを回る。
レプリカ?いや違う。全て本物。聖剣を複製?とんだ化け物だ。
ゆな「ふふ。第2ラウンド、行く、よ?」
ゆなは、楽しそうに微笑んだ。



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