村人から世界最強の魔王へ

金田拓也

4新たな日々のスタート

あれからあっという間に5年もの月日が流れた。
「・うと・・ゆうと・・悠人」
誰かが悠人を呼ぶ声が聞こえる。ゆな?
?「悠人起きてください。朝ですよ」
そこで相手がゆなではないのが理解できた。
悠人「ん〜?あぁ、“アリス”か?」
アリス「えぇ。アリスよ。今日はとてもいい天気よ」
と、起き上がると、白銀の色をした髪の美しい女性がベットの隣に立っており、輝くような笑顔で
アリス「おはよう」と言った。
すると、コンコンとノックの音がなった。すると白髪で執事の服を着たこの家の使用人の爺やが入ってきた。
爺や「おはようござます。魔王様」
と爺やが言ったところでアリスを見つけ
爺や「おっほほほほ、仲睦まじいですな。今日から学校ですので、ほどほどに」
と言って爺やは、言ったところで何かに気づいたように悠人の顔を見ると、
爺や「随分と前の事を思い出されておりますなぁ」
と言われた。爺やは人の心を読むことが出来る。俺が、最後に人間だったころのことを覗かれてしまったのは、あまり良い気はしなかった。
悠人「勝手に人の心を読むな」
と返したところ
爺や「まだまだ修行不足ですな」
と言って笑われた。
アリスは興味があったようで、『できればその、、、後で聞かせて』と爺やに言って、『お食事後であれば』と言いながら爺やは、部屋から出て行った。
色々話し合った結果俺は、“人間達”と一緒に魔王城を攻略することにしたのである。そして、俺の護衛役として、アリスとルシフェルも同行することになった。
するとドアが再度開かれルシフェルが顔を覗かした。
ルシフェル「魔王様。準備ができておりす」
悠人「分かった。すぐ行く」
俺はいつからこの環境に慣れてしまったんだろう。と俺は思いながら学校に通った。

この学校はAクラスには、貴族の子供がいて、Bクラスには、街の出身の子供が集まり、俺達Cクラスは、村や孤児の子供達になっている。なんでも、貴族の子供は、能力値が高いらしく、こう言う構造になっている。が恐らく学校にお金を援助できるからと言うことも関係しているだろうな。
担任「新しくこの学校に入ることになった生徒を紹介する。ルース、エリナ 、悠人、入って来てくれ」
すると、周りの生徒同様の黒を基調とした制服に身を包んだ生徒が3人入ってきた。
ルシフェル「初めまして、ルースです。よろしくお願いします。」
アリス「エリナです。よろしくお願いします」
と、ルシフェル、アリスが名乗った。俺以外の二人はS級認定の悪魔なので顔はバレてなくても名前は知られているので偽名を使うことにした。
ただ、ルシフェルに至っては、ゆなに一度接触をしたことがあるので、長い髪を切るだけでも違うと言う事で髪を短くした。
悠人「雨宮悠人です。よろしくお願いします」
と言ったところで担任が
担任「何か質問がある人は?」
するとそこで男子生徒が手を挙げた
担任「坂木」
坂木と呼ばれた男子生徒は、立ち上がり
坂木「エリナさんのタイプを教えてください!」
と言い、アリスは
アリス「質問はそれだけかしら?もしそうならよそでやってもらえる?」
と答えた。一瞬、時間が止まったと思うほど静かになってしまった。質問した坂木は、その場で凍りついて動かなくなった。
担任「お前らの席は、あそこだ」
と言われその席に移動し、昼休みになった。昼休みになるとルシフェルの周りにたくさんの女子が集まる結果になった。そして、アリスはもかなりの美人で、スタイルも抜群のため、男子の注目を集めていた。
だが、当の本人達には自覚がなく、
ルシフェル「 悠人。お昼の時間でございます。」
悠人「あぁ、そうだな。飯にするか、  ルース」
アリス「私も一緒にいただくわ。これお弁当よ」
ギロッと周りがこちらを睨むのが分かる。
その鬱陶しい視線を一身に受けながら悠人は、面倒だ。と思い、出来るだけそれを表情に出さないように気を配りながらアリスから弁当を貰った。
悠人「あぁ、ありがとう。エリナ」
坂木「雨宮、俺にも弁当を」
と坂木が言いかけたところでアリスが素早く反応して
アリス「何か?」
坂木「な、なんでもないです」
アリスの圧力に坂木は、席に戻っていった。その時の坂木の後ろ姿が少しだけ寂しそうに見えた。
それに悠人は、ため息をつき
偽名を、使って潜入したが、目立ち過ぎだなこれは
昼休みが終わり、午後の授業も終わり、やっと学校が終わった。家のソファーに腰を落とした。
悠人「あれが学校か」と呟くと
ルシフェル「魔王様からしたら退屈なところでしょうね」ルシフェルが同意を示すようにそう言うと、
アリス「そうね。これぐらいは余裕でやってもらわないと困ると言うものよ」
と、なぜかアリスが自慢げに言ったが悠人はそれを無視して
悠人「ルシフェル、例の件はどうなってる?」
ルシフェル「まだ、見つけれていません」と言って頭を下げた。
それに、悠人は頷き、
悠人「そうか、分かった。明日から攻略に入ると思うが俺が許可するまで身を守る最低限の力以外使うな。それとルシフェルは、“観察”を続けてくれ」
どちらも頷き
ルシフェル「分かりました」
アリス「それはそうと人間と一緒に魔族を攻める日が来るなんて思いもしなかったわ」
俺らは、“人間”と手を組み魔王城まで攻めて俺の兄を討ち取り、残った勢力を集めて魔王になることになっている。
悠人「不満か?」
悠人の問いかけに対してアリスは、ふふと笑うと
アリス「いいえ。これは私のためでもあるもの」
と、アリスは笑顔で言った。悠人は意味を理解してそれ以上何も言わずに、黙って頷いた。
悠人「じゃあ、明日に備えてそろそろ寝るか」
アリス「えぇ。そうね」
ルシフェル「では、お休みくださいませ魔王様」
悠人「あぁ、おやすみ」

そして、人間の領地から出る日がやってきた。
紅蓮「俺がお前らの総責任者となった!紅蓮だ!三人から五人を1組とする。それを10組で一団体とする。各団体ごとに目的地に移動してもらう以上!」
それを聞くと悠人は後ろの二人の方に向き変えり
悠人「行くぞお前ら」
アリス「はい!」
ルシフェル「そうですね」
と、それぞれが言ったところで
坂木「いやいや、ここは、この俺も混ぜてくれよ」
それにアリスは、にっこり笑って
アリス「あら。よく聞こえなかったわ。ほかに言いたいことがあるのなら聞いてあげるけど」
坂木「おっと、俺は他に組むやついたは、はははは、じゃ、じゃあな!」
と言って逃げるようにかけ足でその場を去った。
それから歩いて休憩ポイントまで着くと
紅蓮「これから休憩時間をとる!」
悠人は、時間を見て
悠人「昼ご飯にするか」
そして、それにどちらも頷きお昼休憩をすることにした。
そして、適当な場所に座ると、ルシフェルは、トイレにアリスは作って来た弁当を持ってくると席を立ち俺一人残されていると。
?「あなた何?」

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