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【銃】の暗殺者

ヨナ

尋問




俺たちを襲ってきた敵を全て戦闘不能にしたので早速尋問に入ろうと思う。コイツらはシェリーをターゲットと言っていた。つまり依頼主がいるんだろう。


「じゃあ依頼主を吐いてくれ」
「くっ、クソ!誰が言うかよ!」
気丈に怒鳴ってくるがコイツらはもうどうすることもできない。既にシェリーに腕の腱と足の腱を斬られているから逃げられないし、反撃することもできない。

「あ、そう」パンッ
俺は言い返した男の頭を撃ち抜いた。あっさり殺した俺に敵は驚く。
「何を驚いてるのさ。こんだけいるんだから喋らない奴は殺すよ。喋って奴だけ生きるチャンスがある。さ、誰か喋りたい奴はいる?」
そういうとみんな一斉に喋り出す。


「こ、公爵だ!」
「ゲイリオル公爵からの指示だ!」
「こ、この国の宰相だ!」
「な、何でも言う!だから殺さねえでくれ!」

みんな生きようと必死になって情報を話す。
「じゃあお前に聞く」
「な、何でも聞いてくれ!」
荒くれどもが従順になっている姿はちょっと笑える。
「シェリーはどういう身元なんだ?」
「シェリー、あ、その女のことか!その女はもともと公爵が持ってる暗殺者部隊の女なんだ!」
宰相といえど一貴族が子飼いの暗殺者部隊を持ってるなんていいのかね。

「次はお前、その暗殺者部隊について知ってることを全部言え」
「あ、暗殺者部隊はずっと昔からあるって聞いてる!噂だといろんな種族から子供をさらってきてガキの頃から厳しく鍛えて精鋭にするって話だ!」

「ほう、次はお前。お前達について話せ」
「お、俺たちは野良犬部隊って呼ばれてる。元は全員犯罪者だ。それを公爵が解放して好きにしていい代わりに公爵からの仕事は絶対に成功させろって言われてる!」

「次はお前。他にも部隊はあるのか?」
「何の部隊かは知らないけどあるって聞いてる!」

「次、公爵について教えろ」
「ゲイリオル公爵はこの国の宰相ですごい野心家だ!この国が大陸を統一すべきだって言って戦争をしたがってる!その為に色んな部隊をつくったって話を聞いた!」

「ん?この国は戦争をしたがってるのか?」
「公爵を筆頭に貴族の半分くらいがそうだ。でも国王は平和主義で戦争には反対してるって言ってた」


ほうほう。何となく見えてきたぞ。
この国の宰相は大陸統一のために戦争をしたがっている。その為に子飼いの部隊をいくつか持っている。おそらく部隊は秘密裏に保有しているんだろう。そしてシェリーはその部隊の脱走者だ。
シェリーを追ってきてる理由は、、、自分の駒が逃げ出したのが許せないか、部隊のことをバラされては困るからだな。そう考えるとこれからも暗殺者なりなんなりを送り込んでくるだろう。まぁ、その都度撃退すればいいがあんまり鬱陶しかったら公爵を暗殺することにしよう。


「ふむふむ。素直に話してくれて助かったよ」
「じゃ、じゃあ!」
「ああ、お疲れさん」

パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ


全員頭を撃ち抜いて殺した。シェリーを襲ってきたクズを生かしておくわけがないだろうに。
あ、ついでにシェリーの教育もしておくか。


「いいか、シェリー。何でもかんでも殺して解決って言うのは確かに野蛮だ」
コク
「だけど口封じをする時に一番確実なのが殺すことなのも事実だ」
コク
「俺は王都で薬師として静かに生きたいって言ったのを覚えているか?」
コク
「だけど俺の銃もシェリーの影魔法も珍しいものだ。珍しいものには色んな人が寄ってくる。静かに暮らすにはそれは邪魔なものだ」
コク
「だから俺たちの力はこうして出来るだけ隠さないといけない。分かったな?」
コクコク
「よし、いい子だ」

俺はシェリーの頭を撫でてやる。俺の話をしっかり理解できてるみたいだし、シェリーは頭がいい子だな。


「さてさて待たせたね、ティグさん」
「ジョンさん!すまなかった!気の迷いだったんだ!命だけは、命だけは許してくれ!」
ティグは会えて無傷で生かしてある。
「そう言われてもね。命を狙われたのに、はい許しますとはならないだろう?」
「か、金はやる!手持ちを全部だ!」

「う〜ん、、、ダメ、やっぱり生かしとくメリット思いつかないや」パンッ

ティグを殺した。
そして最後の生き残り駆け出し組の魔法使いの少女だ。俺がそっちに向かって歩いて行くと少女は尻餅をついたまま後退りしている。腰が抜けたのだろう、お漏らしもしてるし。

「あー、ゴメンね。コレはアレだ。君は知りすぎたってやつだ」パンッ


これで生き残っているのは俺とシェリーだけだ。

「あ、シェリー、こうやって死人は何も喋れないよっていうのを"死人に口なし"って言うんだ。覚えておくといいよ」
コク


「じゃあこれから力仕事だ。まずはシェリーは野良犬部隊の奴らを影で飲み込んで。それからティグとその部下と駆け出し達を馬車に乗せる。大変だけど頑張ろう」
コクコク






「ふう。やっと終わった。それじゃ仕上げだ」
俺はティグ達を乗せた4台の馬車に繋がれている馬を思いっきり蹴って驚かせる。驚いた馬は馬車ごと崖の下に真っ逆さまだ。
「コレで死体の処分は終わりだ。馬車の荷から使えそうなものとお金は取ったし結果としては良かったかな」
コク

「じゃあ野良犬どもが乗っていた馬車で王都に向かおうか。ティグから行者の仕方教わっててよかったよ。じゃないと歩きで王都までの行くことになったからね」
ここから馬車で3日ほどってことは歩きならその倍はかかるだろう。

「さ、王都に向けて出発だ」
コク



ーーーーside闇ギルド・王都ーーーー



「ほう?期待できそうな新人が来るんだね」
私は王都の闇ギルド本部のギルドマスターをしている。今は辺境のアイシスから送られてきた書類を読んでいるところだ。

「Cランクパーティーを単独で暗殺か。アイシスは魔の森と接しているだけあって冒険者の質は高い。そのCランクパーティーを1人でやれるなら大したものだ。、、、ふむ、経歴不明か。調べておくべきだな。彼女達に頼んでおくか」









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