話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

真祖への転生

MooN

一時の休息


ルナリア「それでは、眷属達!辺りの警戒を!」

ルナリアの言葉と共に百を越える蝙蝠が散らばる

ミルシェ「さて、眷属からの報告が来るまで休憩しまs」

ルナリア「っ!お嬢様っ!私のお膝でお休みになられませんか!」

ミルシェ「(・・・目が怖い)いえ、結構ですわ」

やはり身の危険を感じ、ミルシェは素っ気なく答える

ルナリア「そ、そんな」ガクッ

そんなにショックなのか、ルナリアは膝と手を地面に付け絶望の表情を浮かべていた

ミルシェ(暇ですからステータスでも確認しましょう)

ルナリアを放置し能力の確認を行う

Level 31  

体力400
攻撃420
魔攻460
防御430
魔防450
敏捷600


ミルシェ(他に変わった所は無いですわね・・・オークの上位種族と言ってもあまり強くなかったのかもしれませんね、そこまで上がっていませんわ)

さっきまでの不安は杞憂だろうと考え、少し気を緩めるミルシェ、だがその瞬間、途端に力が抜けて座り込んでしまった

ミルシェ(やっぱり、気を張り続けるのは楽じゃありませんか・・・)

ルナリア&ヴァン
「「お嬢様!」」

光の速さで駆け寄るルナリアとヴァン

ミルシェ「ふぅ、(心配させてしまいましたね)大丈夫ですわ、少し気疲れしただけですので・・・ルナリア、お膝をお借りしても?」

ルナリア「っ!はい!勿論でございますお嬢様!」

満面の笑みを浮かべ、脚の埃を落とすルナリア

ルナリア「さぁ!どうぞ!」

正座してミルシェを待つ

ミルシェ「それでは、お借りしますね」

今思えばあまりに疲れないから睡眠を取っていなかった事に気づくミルシェ

ミルシェ「(睡眠も必要と考えた方が良いですね)ルナリア、少し眠りますわ、なに、かあっ、たら・・・すぅ、すぅ」

思った以上に精神が疲れていたのか、眠ろうと考えた途端に睡魔がミルシェを襲った

ヴァン「お一人で気を張り続けておりましたからな、無理もありません」

ルナリア「(可愛い~)ぐへへ」

ヴァン「・・・ルナリアさん?」

ルナリア「ヴァン静かにして下さい!お嬢様がお休み中です!」

ヴァン「・・・」

ルナリアはミルシェの頭を撫でる
、安らかな時間は刻々と過ぎていった

~二日後~

ミルシェ「はっ!」

目が覚めたミルシェはキョロキョロと辺りを見回す、ルナリアと目が合い落ち着くミルシェ

ルナリア「おはようございます、お嬢様」

ミルシェ「おはようルナリア、どのくらい寝てましたか?」

ルナリア「お嬢様がお眠りになられてから、太陽が二度程沈みました」

ミルシェ「二日以上寝てましたの!?・・・ハァ~、精神の疲れは別と言う事ですね、これからは小まめに睡眠を取ることにしましょう」

ルナリア「私の膝枕がそれほど心地良かったのなら次からもどうぞお使いください!」

ミルシェ「・・・そ、その時はお願いしますわ・・・そう言えば、今更何ですが、ヴァンもルナリアも何故言葉が通じますの?それに常識等はどこから?」

ヴァン「それは勿論、召喚者の喋れる言葉と常識を召喚される時適用させているようです」

ルナリア「お嬢様の前世と今世の記憶が元になっております、ただ、チート?など専門的だったり部分的な、そう略語などの言葉は理解出来ないみたいですが」

ミルシェ「そうだったのですわね・・・って!じゃあ料理も向こうの物を作れるのですか!」

ヴァン「食材があればですが勿論作れますよ」

ルナリア「家具や着物等も御用意できますよ!」

ミルシェ「それは将来が楽しみですわ!」

疲れがとれて、余裕を取り戻したミルシェは今やるべき事を思い出す

ミルシェ「そうでした、辺りに誰か居ましたか?」

ルナリア「はい、お嬢様がお休みになられてから十分程経った頃に眷属から報せがありました、場所は二日経っているのですがその者が魔物を執拗に狩っては探してを繰り返している為、そこまで離れてはおりません」

ミルシェ「人なのですか?」

ルナリア「特徴的にはそのようですね」

ミルシェ「会いに行かなくてわ!色々と伝える為に!」

ルナリア「お嬢様・・・少し危険かと、この者は‘’執拗‘’に魔物を狩っております、そしてお嬢様は真祖とはいえ吸血鬼です」

ミルシェ「あっ・・・その人にとって私は魔物・・・と言う事ですか?」

ルナリア「否定は出来ないかと」

当たり前だ、吸血鬼は魔物と言われてもおかしくない、ルナリアの話しによると、その人は嬉々として魔物を狩っているようだったと言う

ミルシェ「もしかしてレベル上げでは?だとしたら同じ世界からの転生者かもしれません!」

ルナリア「それはわかりません、レベル上げと言う言葉はお嬢様の世界の言葉、対してこちらではまだ言葉は無いので、魔物を狩れば強くなる、と言う認識だけで狩っているかもしれません」

ミルシェ「・・・そう、ですわね・・・その人は強いのですか?」

ルナリア「この調子で魔物を狩り続ければ恐らく・・・」

ミルシェ「ゴクッ」

ルナリア「‘’十数年後‘’には私に届くかと」

ミルシェ「・・・それは強いの?」

ヴァン「いえお嬢様それは普通かと」

深いため息をついた後、立ち上がりルナリアを叩く

ミルシェ「大袈裟に言うからすっごく警戒したでしょ!私の緊張感を返して!」

ルナリア「素のお嬢様可愛い!」

ミルシェ「っ!反省しなさい!・・・ってなぜさっきのが素だと思ったのですか?」

ルナリア「わかりますよ、お嬢様の丁寧語はぎこちないです、取って付けた感満載です、早く大人になりたい子供みたいで可愛いです」

ミルシェ「最後のいらない・・・まったく・・・でも、確かに無理してたのかな?大切な人を忘れない為とはいえ、自分を偽るのは違うのかな?」

ルナリア「本当に大切な人は絶対に忘れる事などありません!それと!私の大切な方はお嬢様です!お嬢様が苦悩する姿は見たくありません」

ミルシェ「・・・ありがとうルナリア(どこかで聞いたことがあるな、死んでしまった大切な人と、生きて自分を大切にしてくれている人どちらが重要か、だっけ、簡単だけど難しいよ)」

自分を偽り生きていけばどこかでズレが出るだろう、勿論忘れる事など絶対無いがミルシェは口調は元に戻そうと決めた。

周りの人の影響は時に善にも悪にもなる、今回ミルシェにとってヴァンやルナリアの存在がミルシェに善い方に影響してくれていたのだった。

「真祖への転生」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く