真祖への転生
高貴なる?
美紀「そう言えば!ずっとドラゴンさんじゃ変だし名前教えてよ?」
ドラゴン「名前か・・・そうだな、我の名はグレンとでも呼ぶがよい」
美紀「グレンね!わかったわ!私の名前は美紀!美紀って呼んで!」
グレン「ミキか了解した、次からはそう呼ぼう」
美紀「さてグレン!良かったら一緒に旅をしない?1人よりも2人の方が楽しいし!」
グレン「我に異論は無い、ミキと居れば退屈はしないだろうしな」
2人は互いに頷きあい歩み始めた。
美紀「まずは魔物狩りだね!Levelを上げて、どんな困難も楽々突破できるようにしときたいな!」
グレン「そうだな、厄介事は避けたいが強ければ大抵は退けられよう、それで?どう探す?」
美紀「えっ?・・・えっと、取り敢えず歩いて・・・かな?」
グレン「吸血鬼だろう?血の匂いとかはわからんのか?魔物達にも縄張りがある縄張りを侵す者とは闘いになるだろう、血で血を洗う、そんな状況もある筈だ」
美紀「血の匂いかぁ」
美紀は鼻に意識を集中してみた
美紀「スンスン・・・スンスン・・・ん?これかな?なんか嗅いだこともない甘い匂いがする!」
美紀は匂いのする方へ進む
グレンは美紀の後を続く
美紀「ここら辺から甘い匂いが!」
歩いて少しすると匂いが強くなり辺りを見渡す
すると何者かが倒れているのを見つけた。
美紀「っ!大丈夫?」
美紀が駆け寄ると
そこにはキレイな金髪の髪に尖った耳のエルフであろう人が血を流していた!
エルフ?「近寄らないで!」
美紀「警戒しないでよ!襲ったりしない!怪我してるんでしょ?・・・ってあれ?言葉がわかる!?」
グレン「ふむ?我と同郷か?エルフのようだが?」
エルフ「なっ!ななな!ドラゴン!!・・・(先程といい転生早々運が無さすぎですわ!私はここで死ぬのですね)・・・いいですわ!煮るなり焼くなりお好きになさい!」
絶望した顔をしながらもこちらを睨み付け高貴な態度をとるエルフは勘違いしつつ叫ぶ
美紀「・・・まぁ、気持ちはわかるけどさぁ・・・まずは血を止めなきゃ!魔法で傷口を覆うイメージを」
美紀が「むぐぐっ」と集中するとマナがエルフの傷口を覆い始め血を止めた
美紀「できたっ!」
グレン「ほう?魔法が使えたのか?」
美紀「まぁね!まだどこまでできるかはわかんないけど」
エルフ「・・・血が止まりましたわ・・・あなたがして下さいましたの?」
美紀「そうだよっ!だから言ってるでしょ?襲ったりしないって」
グレン「我も襲われない限りは襲いはしない」
魔物や美紀の事を棚上げしてグレンが話す・・・美紀はジト目でグレンを睨んだがグレンは素知らぬ顔をしていた
エルフ「そうでしたの・・・疑ってしまって申し訳ありませんわ」
そう言い頭を下げるエルフ
美紀「いいってそんな事!それよりどうしてエルフさんは怪我してたの?」
エルフ「・・・そうですね先ずは名前を、私の名前はルシェル・シエラと言いますわ、ルシェルとお呼び下さいな」
美紀「あ!ごめん!わかったよルシェル!私の名前は美紀!よろしくね!」
グレン「我はグレン、故あってミキと旅をしている」
ルシェル「ミキさんとグレンさんですわね、改めて助けていただき感謝致しますわ・・・そして私が何故倒れていたのかと申しますと、さっきまで狼の群れに襲われておりましたの」
美紀「狼っ!良く無事だったね!?」
ルシェル「私はこれでも魔法が扱えますの、草や木も操れるのですけれどここにはなぜか無くて・・・まぁ、それでも多勢に無勢で命からがらここまで逃げて来たのですわ、魔力も減っていて、もうダメかと思っていた所に美紀さん達と出逢ったんですの」
美紀「そうだったんだ・・・でももう安心だよ!私とグレンが居るし!狼の群れなんてあっと言う間に蹴散らしちゃうんだから!・・・主にグレンが」
グレン「・・・」
美紀「しょうがないじゃん!私まだまだ弱いんだから!狼は速くて牙も爪も鋭いんだよ?まだ怖いよ!」
ルシェル「フフっ、仲が宜しいんですわね?お2人が居てくだされば心強いですわ!・・・ただあの狼達は普通より強く感じましたの、助けてくださるのは嬉しいですが、無理はなさらないで下さいね?」
美紀「大丈夫大丈夫!グレンなら余裕よ!ねっグレン!」
グレン「・・・はぁ、お主の事がだいぶわかって来た気がするな」
美紀「?」
グレンが呆れているとルシェルが近づいて来る多くの気配を感じた
ルシェル「っ!2人共っ!来ましたわ!」
ルシェルの声に反応し美紀もグレンも辺りを見渡すと狼の群れが迫りつつあり
美紀達を取り囲もうとしていた!
しかもドラゴンであるグレンを見ても警戒はしているようだが逃げようとはしていない様子だった。
グレン「我を見ても引かぬとはな?自信があるのかそれとも力の差がわからぬ愚か者か?」
グレンが喋ると狼の群れが左右に分かれて後ろから一際大きな銀狼が姿を現した!
銀狼「フンッ!簡単な狩りだと思ったがとんだ邪魔が入ったな?だが幼竜の分際で随分強気だな?」
美紀「喋った!しかも言葉がわかる?なんで?」
ルシェル「美紀さん私は言語理解の魔法が使えますの多分その影響だと思いますわ!」
美紀「そうだったんだ!だから最初から言葉が理解できてたんだ!」
グレン「・・・まぁ、それよりも・・・言葉がわかるなら丁度良いっ!そこの銀狼よ今引けば見逃してやろう!」
狼「フハハハハッ!笑える冗談だ!我は真祖の銀狼フェンリル!強く気高く高貴な銀狼ぞ!お前のような幼竜に負ける事などありえぬわ!」
フェンリルと名乗る銀狼は嘲笑しグレンを睨み付けた。
美紀「なんか不味い?」
美紀は強者の雰囲気を漂わすフェンリルに不安を感じ始めていた。
ドラゴン「名前か・・・そうだな、我の名はグレンとでも呼ぶがよい」
美紀「グレンね!わかったわ!私の名前は美紀!美紀って呼んで!」
グレン「ミキか了解した、次からはそう呼ぼう」
美紀「さてグレン!良かったら一緒に旅をしない?1人よりも2人の方が楽しいし!」
グレン「我に異論は無い、ミキと居れば退屈はしないだろうしな」
2人は互いに頷きあい歩み始めた。
美紀「まずは魔物狩りだね!Levelを上げて、どんな困難も楽々突破できるようにしときたいな!」
グレン「そうだな、厄介事は避けたいが強ければ大抵は退けられよう、それで?どう探す?」
美紀「えっ?・・・えっと、取り敢えず歩いて・・・かな?」
グレン「吸血鬼だろう?血の匂いとかはわからんのか?魔物達にも縄張りがある縄張りを侵す者とは闘いになるだろう、血で血を洗う、そんな状況もある筈だ」
美紀「血の匂いかぁ」
美紀は鼻に意識を集中してみた
美紀「スンスン・・・スンスン・・・ん?これかな?なんか嗅いだこともない甘い匂いがする!」
美紀は匂いのする方へ進む
グレンは美紀の後を続く
美紀「ここら辺から甘い匂いが!」
歩いて少しすると匂いが強くなり辺りを見渡す
すると何者かが倒れているのを見つけた。
美紀「っ!大丈夫?」
美紀が駆け寄ると
そこにはキレイな金髪の髪に尖った耳のエルフであろう人が血を流していた!
エルフ?「近寄らないで!」
美紀「警戒しないでよ!襲ったりしない!怪我してるんでしょ?・・・ってあれ?言葉がわかる!?」
グレン「ふむ?我と同郷か?エルフのようだが?」
エルフ「なっ!ななな!ドラゴン!!・・・(先程といい転生早々運が無さすぎですわ!私はここで死ぬのですね)・・・いいですわ!煮るなり焼くなりお好きになさい!」
絶望した顔をしながらもこちらを睨み付け高貴な態度をとるエルフは勘違いしつつ叫ぶ
美紀「・・・まぁ、気持ちはわかるけどさぁ・・・まずは血を止めなきゃ!魔法で傷口を覆うイメージを」
美紀が「むぐぐっ」と集中するとマナがエルフの傷口を覆い始め血を止めた
美紀「できたっ!」
グレン「ほう?魔法が使えたのか?」
美紀「まぁね!まだどこまでできるかはわかんないけど」
エルフ「・・・血が止まりましたわ・・・あなたがして下さいましたの?」
美紀「そうだよっ!だから言ってるでしょ?襲ったりしないって」
グレン「我も襲われない限りは襲いはしない」
魔物や美紀の事を棚上げしてグレンが話す・・・美紀はジト目でグレンを睨んだがグレンは素知らぬ顔をしていた
エルフ「そうでしたの・・・疑ってしまって申し訳ありませんわ」
そう言い頭を下げるエルフ
美紀「いいってそんな事!それよりどうしてエルフさんは怪我してたの?」
エルフ「・・・そうですね先ずは名前を、私の名前はルシェル・シエラと言いますわ、ルシェルとお呼び下さいな」
美紀「あ!ごめん!わかったよルシェル!私の名前は美紀!よろしくね!」
グレン「我はグレン、故あってミキと旅をしている」
ルシェル「ミキさんとグレンさんですわね、改めて助けていただき感謝致しますわ・・・そして私が何故倒れていたのかと申しますと、さっきまで狼の群れに襲われておりましたの」
美紀「狼っ!良く無事だったね!?」
ルシェル「私はこれでも魔法が扱えますの、草や木も操れるのですけれどここにはなぜか無くて・・・まぁ、それでも多勢に無勢で命からがらここまで逃げて来たのですわ、魔力も減っていて、もうダメかと思っていた所に美紀さん達と出逢ったんですの」
美紀「そうだったんだ・・・でももう安心だよ!私とグレンが居るし!狼の群れなんてあっと言う間に蹴散らしちゃうんだから!・・・主にグレンが」
グレン「・・・」
美紀「しょうがないじゃん!私まだまだ弱いんだから!狼は速くて牙も爪も鋭いんだよ?まだ怖いよ!」
ルシェル「フフっ、仲が宜しいんですわね?お2人が居てくだされば心強いですわ!・・・ただあの狼達は普通より強く感じましたの、助けてくださるのは嬉しいですが、無理はなさらないで下さいね?」
美紀「大丈夫大丈夫!グレンなら余裕よ!ねっグレン!」
グレン「・・・はぁ、お主の事がだいぶわかって来た気がするな」
美紀「?」
グレンが呆れているとルシェルが近づいて来る多くの気配を感じた
ルシェル「っ!2人共っ!来ましたわ!」
ルシェルの声に反応し美紀もグレンも辺りを見渡すと狼の群れが迫りつつあり
美紀達を取り囲もうとしていた!
しかもドラゴンであるグレンを見ても警戒はしているようだが逃げようとはしていない様子だった。
グレン「我を見ても引かぬとはな?自信があるのかそれとも力の差がわからぬ愚か者か?」
グレンが喋ると狼の群れが左右に分かれて後ろから一際大きな銀狼が姿を現した!
銀狼「フンッ!簡単な狩りだと思ったがとんだ邪魔が入ったな?だが幼竜の分際で随分強気だな?」
美紀「喋った!しかも言葉がわかる?なんで?」
ルシェル「美紀さん私は言語理解の魔法が使えますの多分その影響だと思いますわ!」
美紀「そうだったんだ!だから最初から言葉が理解できてたんだ!」
グレン「・・・まぁ、それよりも・・・言葉がわかるなら丁度良いっ!そこの銀狼よ今引けば見逃してやろう!」
狼「フハハハハッ!笑える冗談だ!我は真祖の銀狼フェンリル!強く気高く高貴な銀狼ぞ!お前のような幼竜に負ける事などありえぬわ!」
フェンリルと名乗る銀狼は嘲笑しグレンを睨み付けた。
美紀「なんか不味い?」
美紀は強者の雰囲気を漂わすフェンリルに不安を感じ始めていた。
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