神速の生まれ変わり
魔剣
「では、今日はもう遅いから。明日にしようか。」
それもそうだ。なら明日にしよう。でも魔物を造るなんて、とんでもないな。俺が生きていた頃は出来なかったから俺が死んでから身につけた技だな。 
「じゃあ、風呂借りるぞ。」
と、言って部屋を出ようとすると。
「借りるじゃなくて皆の家なんだから普通に使えばいいのに。」
それもそうか、と思った。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ふぁ〜。……起きちまったか。」
ふと目が覚めた。窓を見るとまだ空は暗い。夜中に起きてしまったようだ。
何か地下から変な感じがする。気になるから行ってみようか。
……面倒くさいからエルビスは起こさなでおこう。
確か、地下には聖女が封印した魔剣が眠っている筈だが、何かあったのかな?
地下への階段を降りる。だが降りてみたが、何もない。
「ふむ。これは少々不味いことになってるね。」
ッ!びっくりした。エルビスがいつの間にか後ろに立っていた。メリーさんかよ。
「びっくりするからいきなり後ろに来るな。」
「あはは、以後気をつけまーす。」
……期待はしないでおくか。
ところで。
「何が不味いんだ?」
特に変わったところはないのだが……。
「ここに魔剣が封印されてることは知ってるよね?ベルが激闘の末に討ち取った魔剣だよ。」
あぁ、そんなこともあったな。確か刀の型をした魔剣だったな。
「その魔剣が瞬の魔力に触れたから覚醒しようとしているね。」
本気ですか。俺のせいっすか?
「で?どうすんだ?俺のステータスは雑魚だぞ?」
「……わ、わかってるよ?今考えてるとこさ。」
明らかに動揺してるよ。だが、魔剣なんてどこにあるんだ?
「この下の部屋にあるよ」
この下?どっかからさらに下に行けるのか?
俺が生きていた頃にはあったっけ?
と、エルビスが部屋の隅に行く。
床に触れるとスライド式のドアらしきものがズレて階段が見える。
ここを降りていけばいいのか。
降りるとそこには禍々しい黒の刀が豪華な台の上に鎮座していた。
これが俺が倒した魔剣か。
「なぁ、鑑定してもいいか?」
「もちろんオーケー。」
なら遠慮なく。
――――――鑑定
────────────
霊刀・黒蝶
幻想級
攻撃力:3000  (4500)
武器スキル
[黒一閃]  [人化] [念話] [魔力解放] [傀儡化] [洗脳]
────────────
……いろいろ物騒なスキルだな。
てか武器のランクの話がまだだったな。
神器級
   ↑
幻想級
   ↑
国宝級
   ↑
至高級
   ↑
業物
   ↑
普通
   ↑
粗悪品
と、こんな感じた。
つまり、この黒蝶とやらは上から2番目のレアもんだな。
それはいいが、スキルがツッコミどころ満載だ。人化って、こいつ人になんのか?念話って武器状態で使えるのか?傀儡化は?持ち主が傀儡になってしまわないか?洗脳も同様。
「なあ、こんな奴と戦って勝てるのか?」
まぁ、俺は完全に駄目だがな。
「僕は勝てるけど、瞬は無理だね〜。」
やはりか、なら俺は早々に戦略的撤退だな。
「いや、その必要はないよ?」
ん?何でだ?俺は足でまといのはずだが。
「あ〜。ベルが死んだ後にこいつが念話してきてね。早くベルに会いたいとか何とか言ってたよ。どうやら惚れたらしいね。」
なんですと?
とか考えていると。魔剣が光出した。
すぐにその光は大きくなり、視界を塗りつぶす。堪らず目をつぶり、次に開けたときそこにいたのは、幼女だった。
その幼女は黒髪ツインテールで瞳が赤い。黒い蝶が入った着物を着ている。見た目小学四年生ぐらいだ。
たぶんこいつは魔剣なのだろう。人化のスキルを使ったんだと思う。だが、幼女が出てくるとは予想していなかった。
こいつと戦ったときはおっさんがおそらく洗脳を受けて操られていたから人化した姿は見たことがなかった。
頭の中でそんな思考を巡らせていると。
「久しぶりじゃの!ベルよ!」
まさかののじゃロリだった。
というか、
「何で俺の魔力で覚醒するんだよ。」
「もちろん。愛のち「魔力は魂に刻まれるからさ。」むー。割り込むな!」
はぁー。それにしても魔剣か。こいつは覚醒したはいいけど、その後どうするのだろうか。
「なぁ、黒蝶。この後どうするんだ?」
「何を言っておる。妾はお主について行くぞ?」
は?この子何言ってんの?
「それに黒蝶じゃなくて、違う名前が欲しいのじゃ。」
え〜?黒蝶ってかっこよくない?羨ましいよ?
「なら俺も瞬と呼んでくれ。で?名前を考えればいいのか?」
黒蝶(仮)がコクコクと頷く。
名前か、俺センスないからな。
……黒蝶 ︎クロアゲハ ︎アゲハ
これだな。
「じゃあ、アゲハでいいか?」
「物凄い安直じゃな!?……まぁ、悪くはないがのぉ。」
よし決まり。それより。
「で?この後俺について行くのか?」
武器状態なら構わないんだが、人化できちゃうしなぁ。
「もちろんじゃ!よろしくのぉ。瞬!」
はぁ、何を言っても無駄そうだ。
「じゃ、俺はもう寝る。」
それもそうだ。なら明日にしよう。でも魔物を造るなんて、とんでもないな。俺が生きていた頃は出来なかったから俺が死んでから身につけた技だな。 
「じゃあ、風呂借りるぞ。」
と、言って部屋を出ようとすると。
「借りるじゃなくて皆の家なんだから普通に使えばいいのに。」
それもそうか、と思った。
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「ふぁ〜。……起きちまったか。」
ふと目が覚めた。窓を見るとまだ空は暗い。夜中に起きてしまったようだ。
何か地下から変な感じがする。気になるから行ってみようか。
……面倒くさいからエルビスは起こさなでおこう。
確か、地下には聖女が封印した魔剣が眠っている筈だが、何かあったのかな?
地下への階段を降りる。だが降りてみたが、何もない。
「ふむ。これは少々不味いことになってるね。」
ッ!びっくりした。エルビスがいつの間にか後ろに立っていた。メリーさんかよ。
「びっくりするからいきなり後ろに来るな。」
「あはは、以後気をつけまーす。」
……期待はしないでおくか。
ところで。
「何が不味いんだ?」
特に変わったところはないのだが……。
「ここに魔剣が封印されてることは知ってるよね?ベルが激闘の末に討ち取った魔剣だよ。」
あぁ、そんなこともあったな。確か刀の型をした魔剣だったな。
「その魔剣が瞬の魔力に触れたから覚醒しようとしているね。」
本気ですか。俺のせいっすか?
「で?どうすんだ?俺のステータスは雑魚だぞ?」
「……わ、わかってるよ?今考えてるとこさ。」
明らかに動揺してるよ。だが、魔剣なんてどこにあるんだ?
「この下の部屋にあるよ」
この下?どっかからさらに下に行けるのか?
俺が生きていた頃にはあったっけ?
と、エルビスが部屋の隅に行く。
床に触れるとスライド式のドアらしきものがズレて階段が見える。
ここを降りていけばいいのか。
降りるとそこには禍々しい黒の刀が豪華な台の上に鎮座していた。
これが俺が倒した魔剣か。
「なぁ、鑑定してもいいか?」
「もちろんオーケー。」
なら遠慮なく。
――――――鑑定
────────────
霊刀・黒蝶
幻想級
攻撃力:3000  (4500)
武器スキル
[黒一閃]  [人化] [念話] [魔力解放] [傀儡化] [洗脳]
────────────
……いろいろ物騒なスキルだな。
てか武器のランクの話がまだだったな。
神器級
   ↑
幻想級
   ↑
国宝級
   ↑
至高級
   ↑
業物
   ↑
普通
   ↑
粗悪品
と、こんな感じた。
つまり、この黒蝶とやらは上から2番目のレアもんだな。
それはいいが、スキルがツッコミどころ満載だ。人化って、こいつ人になんのか?念話って武器状態で使えるのか?傀儡化は?持ち主が傀儡になってしまわないか?洗脳も同様。
「なあ、こんな奴と戦って勝てるのか?」
まぁ、俺は完全に駄目だがな。
「僕は勝てるけど、瞬は無理だね〜。」
やはりか、なら俺は早々に戦略的撤退だな。
「いや、その必要はないよ?」
ん?何でだ?俺は足でまといのはずだが。
「あ〜。ベルが死んだ後にこいつが念話してきてね。早くベルに会いたいとか何とか言ってたよ。どうやら惚れたらしいね。」
なんですと?
とか考えていると。魔剣が光出した。
すぐにその光は大きくなり、視界を塗りつぶす。堪らず目をつぶり、次に開けたときそこにいたのは、幼女だった。
その幼女は黒髪ツインテールで瞳が赤い。黒い蝶が入った着物を着ている。見た目小学四年生ぐらいだ。
たぶんこいつは魔剣なのだろう。人化のスキルを使ったんだと思う。だが、幼女が出てくるとは予想していなかった。
こいつと戦ったときはおっさんがおそらく洗脳を受けて操られていたから人化した姿は見たことがなかった。
頭の中でそんな思考を巡らせていると。
「久しぶりじゃの!ベルよ!」
まさかののじゃロリだった。
というか、
「何で俺の魔力で覚醒するんだよ。」
「もちろん。愛のち「魔力は魂に刻まれるからさ。」むー。割り込むな!」
はぁー。それにしても魔剣か。こいつは覚醒したはいいけど、その後どうするのだろうか。
「なぁ、黒蝶。この後どうするんだ?」
「何を言っておる。妾はお主について行くぞ?」
は?この子何言ってんの?
「それに黒蝶じゃなくて、違う名前が欲しいのじゃ。」
え〜?黒蝶ってかっこよくない?羨ましいよ?
「なら俺も瞬と呼んでくれ。で?名前を考えればいいのか?」
黒蝶(仮)がコクコクと頷く。
名前か、俺センスないからな。
……黒蝶 ︎クロアゲハ ︎アゲハ
これだな。
「じゃあ、アゲハでいいか?」
「物凄い安直じゃな!?……まぁ、悪くはないがのぉ。」
よし決まり。それより。
「で?この後俺について行くのか?」
武器状態なら構わないんだが、人化できちゃうしなぁ。
「もちろんじゃ!よろしくのぉ。瞬!」
はぁ、何を言っても無駄そうだ。
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コメント
ユー
(❁´ω`❁)アリガトウゴザイマス!励みになります。更新ペースは遅いですが、是非今後も見てください。
かいと
おもしろい!もっと続き見たい!