おとぎ話の舘

華成 優香

おとぎ話の館の案内文

「私は、何をしているんだろう。」

「なんで上手くいかないのだろう。」

              「私は、必要なの……?」

そんなこと思ったことありませんか?

絵本の世界のように、魔法使いが現れて舞踏会に行ったり。

毒林檎で眠りについても王子様のキスでめざめる。

そんな夢のようなことが、自分が居るこのいつもどうりのくだらない毎日に起こったりしないかな?と普通の世界に飽き飽きしていませんか?

そんな事なら、本当におとぎ話の世界に入ってみたらいいじゃない。

自分が好きなように、シナリオを作り上げて思うままにしてみればいい。

それが、バットエンドになるかハッピーエンドになるかは貴方次第よ。

申し遅れたわ。

私は、このおとぎ話の館の責任者

                   「朱海   月華 」
よろしく。

おとぎ話の館は、日熊森の奥深くにある館なの。

よくここの森で、自殺があるの。だからこの森はよくいろんな人に

「死体森」

なんて呼ばれちゃって、全く住んでるこっちからしたら迷惑な話よ。

まぁ、ここは都会の中にある唯一の森だから身を捨てるにはここが一番いいのだろうけど館にも人が入らなくなるのは困るわね。

ただでさえ、少し不気味な所なのに人がほんとに死んでたら誰も入らないわよ、

でも安心して。この館には、朱海家に伝わる特別な魔法がかかっているの。

それはね、普通の世界に飽きてきた人や疲れた人が自然とこちらの館まで来るって魔法。それに、助けを求めている人だけが夢で来れる、夢の水晶。

最初はみんな怖がるわよ。けど、少ししたらみんな打ち明けてくれる……たくさんのことを。

まぁ、そんな感じで楽しくやってるわ。

そろそろ開館時間ね。

今日はどんな人が来るかしら。楽しみね。

人が来るまで時間がかかるから最近新しく買ったアップルティーを、作って待とうかしら。

君、今までの事は誰にも言っちゃダメよ。

2人だけの秘密ね。

じゃ、また後でね、




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