新しい世界で今度こそ幸せをつかみたい

ゆたぽん

39話

「マスター、今の動きでは攻撃が当たりません。ラビは余計な動きが多すぎます。カナリアはサポートが間に合っていません。アルトに限りもう少し周りの状況判断をしてから敵に向かうことをお勧めします。」

現在私たちは、ナビさんの前から次々と魔物が出現し、連携を取りながらそれらを倒している。

ナビさんのスキルである模写は今まで出会った者たちをコピー出来るとの事。

それは魔物であっても人であっても魔法であってもだそうだ。

流石に悪用されてしまう可能性があるので心配したが、元々女神様が作ったスキルなので、私以外はナビさんを使用できないようになっているそうだ。

ナビさん曰く、私が操られてしまい戦争に駆り出されると大変なので注意して下さいと言われた。

それも含め、しっかりレベルを上げましょうマスター。と言われ、とても良い笑顔で魔物を次々と出している。

「ありゃ、魔王って言われたら俺は信じちまうなぁ」

出てきた魔物を次々と倒しながら、アルトさんが呟いていた。

それから1年間みっちりとレベルを上げ、各自レベルが1000を超えた。その間に従魔が1体増えた。

ナビさんよりパーティーのバランス的に壁役のタンクが必要と言われ、ナビさん同様漆黒の谷な素材をふんだんに使って作った魔石を使用し、ゴーレムを作成した。

名前はシールドからとって、シドさん。

シドさんは壁役としての役割を担う従魔であり、打撃だけでなく、あらゆる魔法も防げるようになっている。

本来ならここまで強くする予定はなかったのだが、妥協を許さないナビさんはこれでもかというほど私たちを鍛え上げていった。

私のレベルが上がればナビさんも強くなるので効率よくレベルが上げれたのであった。

途中、アルトさんは、

『…もう、最強…嫌、最恐になりつつあるんじゃねえか?俺の知る限りじゃ、人族でここまでのレベルはいねぇぞ?』

と愚痴をこぼしていたが、毎回楽しそうに訓練に参加していた。

『…マスター、そろそろ先に進んでも問題ないと考えられます。ダンジョンに入る前のデータですが、地上においては人族のトップチームになっています。』

と、ナビさんから太鼓判をもらい、いよいよワームを倒しに行くことになった。

お互いのステータスを確認したが、もはや人外になり、アルトさんに関しては見た目も30代半ば程になっていた。

ナビさん曰く、人外の枠に入って来たので細胞も活性化され若くなったのでは?との事。

従魔の3体は擬人化で過ごすようになっていた。

まずラビさんは、見た目は10歳前後の銀髪の瞳はルビー色であり、フランス人形の様に整った顔をしており、額には黒い菱型様の魔石が付いている。
今は動きやすい様に武道着の様な装備でいるが、ゴスロリが似合う美幼女である。

次にカナリアさんは見た目は30歳前後、金髪の碧眼、少しタレ目の泣き黒子があり、額には青い菱型様の魔石が付いている。
装備はいつでも翼が出せるようにと背中を出してあるマーメードドレスの様な装備であり、なんとも妖艶な美女である。

最後にシドさんは見た目は40歳前後、茶髪の焦げ茶の瞳、堀の深い顔立ちをしており、額には黒い菱型様の魔石が付いている。
装備はプレイトアーマーの為顔がほぼ見えないが、少し強面だがガッチリ系のステキなおじ様である。

ナビさん曰く、擬人化した際の従魔の見た目は特に決まりはなく、従魔が過ごしやすい見た目になる傾向があるそうだ。

それと、従魔の特徴として、擬人化する際には額に魔石が付いているとのこと。

普通の魔石と違いかなり高価なので狙われる可能性があるので注意が必要だそうだ。

ちなみにもし魔石がとられた場合はどうなるのかを聴くと、次の魔石が作られるまでは活動が出来なくなるとの事。

ただし、魔石を取るときは心臓を生きたまま取り出すのと同じなので、従魔にかなりの負担がかかるのだそうだ。

まぁ、そもそも弱った状態でないと魔石は取れないので、今のステータスであれば問題ありませんとの事。

ナビさんからの許可も得られたのでいよいよ明日からダンジョン攻略再開となる。

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